ハウスメーカーの失敗しない選び方とは?具体的な比較ポイントを解説

ハウスメーカーの失敗しない選び方とは?具体的な比較ポイントを解説

マイホームづくりを始める人にとって重要なのが、ハウスメーカー選びです。

ここでは、ハウスメーカーの選び方を解説します。

比較ポイント、選定するときの注意点も併せてチェックしていきましょう。
岡ア 渉

監修者岡ア 渉

宅地建物取引士・FP2級の資格を保有し、Webライターとして主に不動産・投資系の記事を扱う。

mokuji目次

  1. ハウスメーカーの選び方
    1. 1.予算を決める
    2. 2.希望条件を整理する
    3. 3.気になるハウスメーカーを絞り込む
    4. 4.展示場やモデルハウスを見学
    5. 5.見積りを依頼する
    6. 6.依頼するハウスメーカーを決定する
  2. ハウスメーカーを比較する際のポイント
    1. 予算
    2. 住宅性能
    3. デザイン
    4. 住宅構造・工法
    5. 保証・アフターサービス
    6. 対応エリア
    7. 営業担当者との相性
  3. ハウスメーカー選びで失敗しないための注意点
    1. 住宅展示場だけで決めない
    2. 施工会社や職人もチェック
    3. 着工後の変更が可能かを確認する
    4. ハウスメーカー選びで疲れたら条件を整理する
  4. 比較ポイントと注意点を踏まえて、信頼できるハウスメーカーを選ぼう

ハウスメーカーの選び方

ハウスメーカーの選び方

ハウスメーカー選びは、理想の住まいを実現するための重要なステップです。

ここでは、初めて注文住宅を建てる方でも失敗しないよう、ハウスメーカー選びの流れを6つのステップに分けて解説します。

予算の設定から最終決定まで、順を追って進めることで、自分に合ったハウスメーカーを効率的に見つけられるでしょう。
■ハウスメーカーの選び方
1.予算を決める
2.希望条件を整理する
3.気になるハウスメーカーを絞り込む
4.展示場やモデルハウスを見学
5.見積りを依頼する
6.依頼するハウスメーカーを決定する

1.予算を決める

ハウスメーカー選びでは、まず予算の全体像を明確にすることが大切です。

予算をあらかじめ定めておくことで、検討対象となるハウスメーカーの価格帯やプランを絞りやすくなります。

参考として、「2024年度 フラット35利用者調査」によると、マイホームの平均所要資金は以下のとおりです。
■マイホームの平均所要資金
・土地付き注文住宅:5,007万円

・土地を除く注文住宅:3,936万円
また、マイホーム取得には、建物代金だけではなく、次のような土地関連費用・建築関連費用・諸費用が加算される点に注意が必要です。
建物代金以外にかかる費用

費用区分

内容例

土地関連費用

土地の購入費、仲介手数料、登記費用、測量費など

建築関連費用

建物本体価格、地盤調査・地盤改良費、上下水道・ガス引き込み工事、外構工事など

その他諸費用

住宅ローン手数料・保証料、火災保険料、引っ越し費用、仮住まい費用など

こうした費用をすべて合計した総額から、手元の自己資金と住宅ローン借入額を合わせて、最終的な予算を導き出します。

諸費用や頭金は自己資金から支出することが多いため、住宅ローンの借入額は毎月無理なく返済できる金額に設定することが重要です。

さらに、住宅ローン返済には金利の変動による負担の増減もあるため、金利タイプや返済期間も含めて慎重に検討しましょう。

2.希望条件を整理する

予算が決まったら、次に希望条件をまとめます。

希望条件を決める際には、間取りや住宅の性能、設備、仕様、デザインなどを家族で話し合い、具体的に書き出していきましょう。

ただし、あれこれと詰め込みすぎて予算オーバーにならないように、希望条件の中でどこに予算をかけるのか、優先順位を決めておくことが大切です。

優先順位を考える際には、住み心地に直結し、後から変更が難しい要素を上位に置くと良いでしょう。

たとえば、住宅性能(断熱・耐震など)、間取り、設備(キッチン・水まわりなど)といった基本性能は、後で手を加えにくいため最優先にするのがおすすめです。

一方、外構デザインや、あとで追加できるオプション設備は、コスト調整の候補にすると予算バランスが崩れにくくなります。

ハウスメーカーの情報収集を始める前に、自分が建てたい理想の家を具体的にイメージしておくことも大切です。

理想の家を考えるコツとしては、現住の住まいでの家族の行動パターンを観察し、動線を明確にすることで、使い勝手の良い間取りをイメージするといった方法があります。

また、デザイン面での希望がある場合には、視覚的に伝えられる資料を用意しておくと効果的です。

具体的な画像があることで、担当者と完成イメージを共有しやすくなり、家づくりが格段にスムーズになります。

3.気になるハウスメーカーを絞り込む

ハウスメーカー各社にはそれぞれ異なる強みや特徴があります。

気になるハウスメーカーがどのような家を建てているのかを知るために、カタログ請求をしてみましょう。

ただし、むやみに手当たり次第集めてしまうと情報が整理しにくくなるため、多くても10社程度に絞るのがポイントです。

なお、カタログでは特に以下の点をチェックしましょう。
・構造、工法
木造・鉄骨などの違いや耐震への取り組み

・住宅性能
断熱性能、省エネ性能、気密性など

・デザインイメージ
内装・外観テイスト、自分の好みと合っているか
カタログを比較したら、さらに5社程度に絞り込みます。

その際に大切な視点は、「予算に無理がないか」「自分たちの希望条件を叶えてくれる可能性があるか」という点です。

こうして段階的に検討していくことで、無理のない範囲で、自分たちの理想に近いハウスメーカーを選びやすくなります。

絞り込みの際には、実際にそのハウスメーカーで建てた人の口コミや評価も参考にするのもおすすめです。

4.展示場やモデルハウスを見学

気になるハウスメーカーがピックアップできたら、実際に展示場やモデルハウスを見学してみましょう。

サイト情報やカタログだけでは分からない生活動線や空間の広がりなど、リアルな暮らしをイメージしやすくなります。

ただし、モデルハウスの見学は1棟あたり1〜2時間ほどかかるのが一般的です。

そのため、1日に回るハウスメーカーは多くても3社程度に絞っておくと、丁寧に比較しながら見学できます。

モデルハウス見学では、図面だけでは分かりづらい「家事動線」を体感することがポイントです。
■モデルハウス見学時のチェックポイント
・ キッチンから洗面室までの動線はスムーズか
・洗濯物を干す、しまうの流れに無駄がないか
・回遊動線が生活に合っているか
また、モデルハウスはオプション装備が多く、広さも実際の家より豪華に見えるケースが多いため、予算内で建てた場合の仕様や広さについて担当者に確認しながら見学することが大切です。

さらに、より現実に近い規模感の家を見たい場合は、「完成住宅見学会」や「入居後見学会」に参加するのも有効です。

モデルハウスでは分からない、等身大の生活感や収納量、素材の経年変化などを確認できる貴重な機会になります。

気になるポイントを事前にリストアップして、疑問を解消しながら見学を進めましょう。

5.見積りを依頼する

モデルハウス見学などを経て、依頼したいハウスメーカーを2〜3社程度にピックアップできたら、見積もりを依頼します。

見積もりを取る際は、事前に決めておいた理想の家のイメージをもとに、同じ間取り・デザイン・設備内容で依頼することが大切です。

条件を揃えることで、各社の価格・性能を正確に比較しやすくなります。
■見積の依頼時に伝えておきたいポイント
・希望する間取りやデザイン
・必要な設備やオプション
・生活動線の考え方
なお、この段階で依頼するのは「概算見積もり」と呼ばれるもので、あくまで費用感を把握するためのものです。

最終的に1社に絞れた段階で、より詳しい仕様を反映した「詳細見積もり」を依頼します。

また、見積書の中に「一式」とまとめられている項目がある場合は注意が必要です。

金額の内訳が不明瞭なため、どの工事・設備がどこまで含まれているのかを必ず確認してください。

ハウスメーカーや担当者の対応姿勢、誠実さが見える部分でもあります。

6.依頼するハウスメーカーを決定する

見積もりを比較し、仕様や費用に納得できたら、最終的に依頼するハウスメーカーを決定します。

最終決定の前には、価格面だけでなく、家を建てた後のアフターフォロー体制や保証制度についてもしっかりと確認しておきましょう。

最終的な1社が決まったら、「工事請負契約(本契約)」を結びます。

本契約では、ハウスメーカー側が工事の完成を保証し、依頼主側はマイホームの完成時に報酬を支払うことに同意するものです。

ここで注意したいのが、契約後のプラン変更には追加費用が発生する可能性があるという点です。

間取り変更や設備のグレードアップなどは、契約後ほど費用が増えやすいため、契約前にできるだけ仕様を固めておきましょう。

また、契約締結時には手付金が必要となる場合があり、金額は建築費の最大10%程度が一般的です。

契約後にキャンセルした場合、この手付金がどのように扱われるか、返金の有無や条件についても事前に必ず確認しておきましょう。

契約内容に不安な点があれば、そのままにせず、納得できるまで担当者に確認することが大切です。

契約後は、次のような実務的な準備が進んでいきます。
■契約完了後のスケジュール
・詳細なプラン、仕様の最終調整
・地盤調査
・住宅ローンの事前審査、本申込
・建築スケジュールの確定
契約後は担当者との打ち合わせが増え、家づくりがより具体的なフェーズに進みます。

ハウスメーカーを比較する際のポイント

ハウスメーカーを選ぶ際の比較ポイント

ハウスメーカーを選ぶときは最初から1社に絞らず、数社を比較してそれぞれの個性や長所を確認するようにしましょう。

ここでは、ハウスメーカーを比較するときにチェックしたいポイントを紹介します。
■比較ポイント
予算
住宅性能
デザイン
住宅構造、工法
保証、アフターサービス
対応エリア
営業担当者との相性

予算

ハウスメーカー選びの重要な判断項目のひとつが、予算内で建てられるかどうかという点です。

予算を大きく超える価格帯のハウスメーカーを選んでしまうと、建築後の住宅ローン返済が生活に負担を与える可能性があります。

ただし、「予算を抑えたいから」といって、坪単価だけを基準に選ぶのは注意が必要です。坪単価には一般的に本体工事費のみが含まれており、以下のような費用は別途必要になることがあります。
■本体工事費以外に必要な費用
・付帯工事費(地盤改良、外構工事、電気・ガス引き込みなど)
・諸費用(登記費用、住宅ローン手数料、火災保険など)
そのため、坪単価だけで判断すると、結果的に最終総額が想定より高くなることも珍しくありません。

また、ハウスメーカーには業態によって価格帯の傾向があります。
■業態別の特徴
業態 特徴 価格帯の目安 向いている人
大手ハウスメーカー 安定した品質・高い技術力・手厚い保証 高め 住宅性能やブランド、保証を重視したい人
ローコストハウスメーカー 標準仕様を絞ることで低価格を実現 低価格 コスト重視でシンプルな家を建てたい人
地域工務店 地域密着、柔軟な対応が可能 比較的安価〜中価格 こだわりが強く、設計の自由度を求める人
同じ広さ・同じ設備でも、依頼先の業態によって総額が大きく変わるため、予算に合わせた選択が重要です。

また、建築中(着工後)に間取りや仕様を変更すると、追加費用が発生する場合があります。

特に、構造に関わる変更や設備グレードアップは費用が大きくなりがちなポイントです。

事前に、プラン変更が可能か、変更時にどの程度の追加費用がかかるのかを確認しておきましょう。
■ハウスメーカーの価格帯別別満足度ランキング
2000万未満 2000〜3000万未満 3000〜4,000万未満 4000〜5000万未満 5000万円以上

住宅性能

住宅性能も、ハウスメーカー選びの重要なポイントです。

日本は地震や台風など自然災害が多いため、どのメーカーも「耐震性」には一定の基準を満たしている傾向がありますが、災害リスクは地域で異なるため、建築予定地の地盤状況や浸水リスクも合わせて確認しておくことが大切です。

一方で、住み心地の良さに直結するのは「断熱性」と「気密性」です。

断熱性・気密性が高い家は、夏は涼しく冬は暖かい室内環境を保ちやすく、冷暖房費を抑えられる省エネ性も高まります。

断熱性能の指標には「断熱等級」があり、現在は等級4〜7が主に使用されています。また、以下のような項目もチェックしましょう。

指標

内容

性能

UA値(外皮平均熱貫流率)

家全体の断熱性能

数値が小さいほど断熱性が高い

C値(相当すき間面積)

気密性能

数値が小さいほど気密性が高い

加えて、2024年4月からは「省エネ性能表示ラベル」制度が始まり、住宅の省エネ性能が一目で分かるようになりました。

カタログやモデルハウスで確認できるため、比較時に活用しましょう。

また、省エネ性を重視する場合は、「ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)」「GX(グリーントランスフォーメーション)志向型住宅」などの省エネ住宅も検討しましょう。

これらの基準を満たすと、補助金対象になる場合もあります。

さらに、断熱・気密以外の性能面でも比較してみましょう。
■断熱・気密以外で比較したい性能
・メンテナンス性

タイル外壁は再塗装不要で長寿命か、屋根材の耐久性

・空気環境
高性能フィルター、換気システムの種類(第1種・第3種など)

・耐水・耐風性能
豪雨・暴風の地域での施工実績

デザイン

ハウスメーカーによって得意とするデザインはそれぞれ異なります。

好みのデザインの施工実績が豊富なハウスメーカーを選ぶことで、イメージが共有しやすくなるだけでなく、自分の理想に合った家づくりに近づけることが可能です。

住宅のデザインには、一般的に次のような代表的なテイストがあります。
代表的な住宅デザインの特徴

テイスト

特徴

シンプルモダン

直線的で無駄のないデザイン。白・グレーなど洗練された印象。

ナチュラルモダン

木の素材感を活かしつつ、落ち着いた雰囲気で温かみがある。

和モダン

和の要素(障子・深い軒・畳など)を現代風に取り入れた上質な空間。

南欧風

白い塗り壁、瓦屋根、やさしい色合いで明るく柔らかな印象。

アメリカン

ラップサイディング外壁、広い玄関ポーチなど、開放感あるカジュアルスタイル。

「どのデザインが自分に合うのか分からない」という場合は、家族の生活スタイルや好きなインテリアの雰囲気から考えると、方向性を決めやすいでしょう。

各ハウスメーカーの得意なデザインの傾向は、公式サイトやカタログの施工例、住宅展示場での実物視察などで確認できます。

具体的なデザインのイメージがある場合は、ハウスメーカーの候補を絞った後に、イメージに合ったデザインができるかどうかを確認することも大切です。

住宅構造・工法

ハウスメーカーが採用している「住宅構造」や「工法」によって、家の間取りの自由度や地震への強さ、工期の長さが変わるため、事前に確認しておくことが大切です。

住宅の構造は大きく 「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造(RC造)」 に分けられます。

日本の一戸建て住宅の約8割は木造ですが、木造や鉄骨造にもいくつかの工法があります。
■構造・工法別の特徴比較表
構造 / 工法 特徴 メリット デメリット
木造軸組工法(在来工法) 柱・梁・筋交いで支える日本の伝統工法 間取りの自由度が高い 気密性は施工精度に左右されやすい
木造枠組壁工法(2×4 / 2×6) 壁(面)で支えるモノコック構造 耐震性・気密性が高い 間取り変更がやや難しい
軽量鉄骨造 工場生産の規格化構造 品質が安定しやすい・工期が短い 間取りの自由度はやや低い
重量鉄骨造 強度が高い鉄骨フレーム 大空間・大開口が実現しやすい 価格が高くなりやすい
鉄筋コンクリート造(RC造) コンクリート壁で建物を支える構造 耐震性・耐火性・遮音性に優れる 費用が高く、工期が長い
なお、以下のようなパターンは、特定の工法やメーカーでないと実現が難しい設計もあります。

理想の間取りがある場合は、「その構造で実現できるか」をあらかじめ確認しておくことが重要です。
・屋上のある家
・柱のない30帖以上の大空間リビング
・大開口の窓や吹き抜けを活かした設計
また、日本は地震・台風・豪雨など災害が多い地域のため、構造だけでなく土地と工法の相性も考慮する必要があります。

そのため以下の点を確認しておきましょう。
・活断層データベース(地震リスク)
・ハザードマップ(浸水・土砂災害リスク)
・地盤調査結果(地耐力・液状化リスク)
・耐震等級(1〜3)
・制震・免震装置の有無
制震ダンパーなどの制震装置を組み合わせることで、地震時の揺れを減らし、建物の損傷を抑える効果も期待できます。

保証・アフターサービス

家を建てた後の保証内容やアフターサービスの体制も、ハウスメーカー選びの重要なポイントです。

新築住宅では、住宅の品質確保促進法(品確法)で規定された「10年保証」があります。

これは、基本構造部分にあたる「住宅の構造耐力上主要な部分」と「雨水の浸入を防止する部分」に対して、ハウスメーカーなどの売主が家を引き渡した時点から10年間、「瑕疵担保責任(何らかの欠陥が見つかった場合に無料補修などを行う責任)」を負うことを義務付けている制度です。

まずは、ハウスメーカーがこの保証を明示していることを確認します。

その上で、ハウスメーカーが独自に提供している保証やアフターサービスの有無も確認しましょう。

独自のサービスには20年・30年などの長期保証や、24時間365日体制のサポートセンター、水回りの無償の定期点検とメンテナンスなどがあります。

また、アフターサービスをより安心して受けられるかどうかは、アフターメンテナンスを担当する専門部署や専任担当者がいるかによっても左右されます。

建てた後のフォローまでしっかり行う会社かどうかは、事前に確認しておくと安心です。

住宅の欠陥や不具合の多くは、10年以上経過してから発生してくるケースが多いため、長期保証があるハウスメーカーであれば安心です。

長期保証は将来家を売却する際にも有利に働くことがあります。

保証が継続できる住宅は、中古市場でも「維持管理状態が良い」「安心して住める家」と評価されやすいためです。

対応エリア

ハウスメーカーは基本的に全国対応が可能ですが、念のため自分が住みたいエリアに支店や営業所があるかどうかも確認しておきましょう。

希望のエリアに支店や営業所があれば、地域性や気候、補助金などについてくわしい情報が得やすく、そのエリアにマッチした家づくりを提案してもらうことも可能です。

ハウスメーカーが対応している施工エリアは、公式サイトや電話・メールでの問い合わせによって確認できます。

また、オンラインの無料相談サービスを活用して、希望のエリアに対応しているハウスメーカーを探すという方法もあります。

オンラインの無料相談では、ハウスメーカー出身の専門アドバイザーに相談ができるサービスもあり、住宅の基礎的な知識から理想に近づけるためのコツ、目的のエリアに対応するハウスメーカーの紹介まで、気軽に相談することが可能です。
■ハウスメーカーの主要都市別満足度ランキング
北海道 東北 北関東 首都圏 甲信越・北陸 東海 近畿 中国・四国 九州・沖縄

営業担当者との相性

ハウスメーカーの窓口となる営業担当者の仕事は、オーナーの意思や要望を施工会社や職人などの関係者に伝えて、理想の家を実現するための指導や進行管理をすることです。

そのため、営業担当者とオーナーの相性は重要です。

相談しやすいレスポンスが早い的確な提案をしてくれるなどコミュニケーションがとりやすく、相性がいいと感じられるかどうかを確認しましょう。

さらに、担当者を見極める際には、次の3つの視点が役立ちます。

視点

確認するポイント

知識

・質問に対して明確で根拠のある回答ができるか

・名刺などで建築系資格の有無を確認(例:宅建、建築士、FPなど)

・税金、住宅ローン、補助金など資金計画の知識があるか

提案力

・こちらの要望をきちんとヒアリングしているか

・過去の提案事例を見せられるか

・希望を踏まえた提案になっているか(テンプレート提案ではないか)

人柄

・話を遮らず、誠実に対応してくれるか

・身だしなみや言葉遣いが丁寧か

・契約を急かしたり、良い点だけしか説明しないなど、不信感がないか

担当者を見極めるポイント
営業担当者との相性が悪いと、以下のような失敗に繋がりかねません。
・ありきたりで理想とかけ離れた間取りしか提案されない
・予算管理が甘く、気付いたら予算オーバーしていた
・家づくりの過程で不安やストレスが溜まりやすい
また、家を建てるには、土地選びから設計打ち合わせ、施工、引き渡しまで半年以上の時間がかかるだけでなく、建てた後もアフターサービスを通して、営業担当者とは長く付き合っていくことになります。

実際、注文住宅を建てた多くの人が、ハウスメーカー選びの決め手となったのは営業担当者と答えており、窓口となる営業担当を信頼できるかどうかが、ハウスメーカーの選択において重要な要素となっているのです。

ハウスメーカー選びで失敗しないための注意点

ハウスメーカーを選ぶ際の注意点

実際に建築を依頼するハウスメーカーを決める段階では、どのようなことに注意する必要があるのでしょうか。

ハウスメーカーを選ぶ際の注意点には、下記の4つがあります。
■ハウスメーカーを選ぶ際の注意点
住宅展示場だけで決めない
施工会社や職人もチェック
着工後の変更が可能かを確認する
ハウスメーカー選びで疲れたら条件を整理する

住宅展示場だけで決めない

注文住宅を建てる際、ほとんどのオーナーは住宅展示場のモデルハウスを見学してハウスメーカーを決めます。

ここで注意しなければならないのは、モデルハウスと実際の住宅では、サイズもグレードも異なるということです。

モデルハウスの多くは敷地面積が約60〜80坪で、中には100坪以上のものもあり、実際にオーナーが建てる一般的な住宅のサイズと比べると、差は2倍以上になることもあります。

また、モデルハウスの設備には上位グレードのオプションも多く含まれているため、営業担当者にオプションの内容を確認する必要があります。

モデルハウスの印象だけで判断してしまうと、実際に建てた後に「思ったより狭い」「標準仕様だと雰囲気が全然違う」というギャップを感じやすくなります。

そこで有効なのが、「完成住宅見学会(建築後、引き渡し前の家を見学)」「入居後見学会(実際に暮らしている家を訪問)」への参加です。

モデルハウスより“現実に近いサイズ・仕様”の家を見ることができ、生活動線・収納量・日当たり・設備の使い心地などをありのまま体感できる貴重な機会になります。

施工会社や職人もチェック

工事請負契約を結ぶ前に、ハウスメーカーの「指定工事店制度」と職人(大工さん)の現場環境を確認しておくことも大事です。

「指定工事店制度」とは、住宅建築に関する専門知識と技術・経験を持ち、専任技術者や必要な器材・資材などをそろえ、適切な工事と事務手続きが可能な業者を自治体が認定する制度です。

この制度が整っていない、あるいは施工会社の質が不明瞭なハウスメーカーは、施工品質にばらつきが生じる可能性があるため注意が必要です。

また、ハウスメーカーによっては、施工を外部の協力工務店が担うケースが一般的です。

そのため、「有名なハウスメーカーだから安心」と知名度だけで判断するのではなく、実際に施工する工務店の実績・評判・口コミも確認しておくことが大切です。

特に、指定工事店制度を採用している場合は、「どのような基準で工事店を選定しているのか」を担当者に確認しましょう。

一方、職人に関しては、営業担当者に現場を見学したい旨を相談し、現場での安全対策の徹底や整理整頓、雰囲気(活気があるかなど)、施工中の内部の見学や質問が可能かなどをチェックします。

着工後の変更が可能かを確認する

当初の設計から、コンセントの位置や窓の大きさなどを変更したくなることはよくあることです。

トラブルを事前に避けるためにも、ハウスメーカーを選ぶ際には、着工後の仕様変更に対応しているかどうかを必ず営業担当者に確認しておきましょう。

なお、着工後の変更が可能な場合でも、プランの修正や追加工事によって、費用の追加請求や工期の延長などの影響が出ることを理解しておく必要があります。

着工後の変更対応に関する確認項目には、変更可能な内容(窓の位置・大きさ、壁紙変更、コンセントの位置など)や、変更内容ごとの追加費用の有無と目安、変更内容ごとの工期延長の有無と想定期間などがあります。

なお、仕様変更における重要なポイントとして、口頭でのやり取りだけで進めないことです。

仕様変更を行う場合は、「変更契約書」や「仕様変更確認書」などの書面に残す運用がきちんとできるハウスメーカーを選ぶことが大切です。

書面化されていないと、認識のズレが生じてしまい、トラブルに発展するおそれがあります。

ハウスメーカー選びで疲れたら条件を整理する

予算や要望が固まっていない状態で、多くのハウスメーカーを検討してしまうと、選択肢が多すぎるあまりハウスメーカー選びで疲れてしまうことがあります。

ハウスメーカーを選ぶ際には、休日を使って住宅展示場を巡ったり、ハウスメーカーの営業担当者に話を聞いたりする必要がありますから、予算や間取りなどの事前条件はしっかりと整理して置くと良いでしょう。

比較ポイントと注意点を踏まえて、信頼できるハウスメーカーを選ぼう

注文住宅は一生に何度も建てられるものではないだけに、建築を任せるハウスメーカー選びは慎重に行いたいものです。

最初に予算と希望条件を決め、公式サイトやカタログ、住宅展示場などで情報を収集します。

そして、どんな家を建てたいのかを具体的にイメージし、優先したいポイントを明確にしながら、段階を踏んで条件に合うハウスメーカーに絞っていくのがポイントです。

本記事で紹介したチェックポイントに加えて、顧客満足度ランキングも参考にしていただき、自分に合ったハウスメーカー選びと理想の家づくりを実現させましょう。
岡ア 渉

監修者岡ア 渉

国立大学卒業後新卒で大手不動産仲介会社に入社。約3年間勤務した後に独立。宅地建物取引士・FP2級の資格を保有し、現在はフリーランスのWebライターとして活動中。不動産営業時代は、実需・投資用の幅広い物件を扱っていた経験から、Webライターとして主に不動産・投資系の記事を扱う。さまざまなメディアにて多数の執筆実績あり。

■保有資格
FP2級
宅地建物取引士

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ハウスメーカー 注文住宅オリコン顧客満足度ランキング

  • 1位

    81.0

    スウェーデンハウス

  • 2位

    78.9

    ヘーベルハウス

  • 3位

    78.7

    住友林業

  • 4位

    78.3

    積水ハウス

  • 5位

    77.6

    一条工務店

  • 6位

    77.2

    パナソニック ホームズ

  • 7位

    77.1

    セキスイハイム

  • 8位

    76.6

    三井ホーム

  • 9位

    76.5

    大和ハウス

  • 10位

    76.2

    ミサワホーム

  • 11位

    76.1

    住友不動産ハウジング

  • 12位

    75.8

    トヨタホーム

  • 13位

    75.3

    イシンホーム

  • 14位

    74.8

    クレバリーホーム

  • 15位

    74.4

    イシカワ

  • 16位

    74.1

    アイ工務店

  • 17位

    73.6

    ユニバーサルホーム

  • 18位

    73.5

    アキュラホーム

  • 18位

    73.5

    住宅情報館

  • 18位

    73.5

    パパまるハウス

  • 21位

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    桧家住宅

  • 21位

    73.4

    富士住建

  • 23位

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    アイフルホーム

  • 24位

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    ヤマダホームズ

  • 25位

    71.9

    タマホーム

  • 26位

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    秀光ビルド

  • 27位

    70.3

    アイダ設計

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