ローコストハウスメーカーとは?おすすめハウスメーカー8選

おすすめハウスメーカー8選

ローコストハウスメーカーとは、コストを抑えつつも品質を確保した家づくりを提供する会社のことです。しかし選択肢が多く、どのメーカーが自分の希望と合致するか判断するのは難しいでしょう。
この記事では、ローコストハウスメーカーを選ぶ際のポイントを解説。また、ローコストながら高品質な住まいを提供しているハウスメーカー8社をご紹介します。

手頃な建築費で住宅を提供するローコストハウスメーカー

ローコストハウスメーカーとは、建設費が比較的低めの住宅を提供する会社のことです。
ローコストハウスメーカーでは、一般的に1,000万円台からの価格帯で家を建てることが可能で、材料費や人件費、広告費の削減によって低価格を実現しています。

例えば、標準仕様の設備を大量に一括で仕入れることによりコストを抑える手法がありますが、個別にオプションなどを追加する場合、費用は高くなりがちです。

坪単価に関しては、一般的には本体工事価格を延床面積で割ったものを指しますが、ローコストハウスメーカーの場合、施工面積にもとづいて計算することもあります。施工面積には延床面積以外の空間も計算に含まれるため、実際のコストが予想より高くなることもあり注意が必要です。

ローコストハウスメーカーを選ぶ際のポイント

ローコストハウスメーカーを選ぶ際のポイント

家を建てることは、多くの人にとって一生に一度の大きな決断です。特にローコストハウスメーカーを選ぶ際には価格の魅力に目が行きがちですが、ほかにも注目するべき多くの重要な要素があります。
ここでは、費用対効果が高く、質の高い住宅を提供するハウスメーカーの選び方を見ていきましょう。

こだわりたい条件が叶うかどうか?

マイホームを建てる際にこだわりを実現させるには、何を優先するかを明確にすることが重要です。
例えば、耐震性や断熱性などの建築技術面、外装・内装の美観、最新の設備面など、重要視するポイントは人それぞれで異なります。これらの要素を事前にリストアップし、優先順位をつけてみてください。

ハウスメーカーによって提供される仕様やデザインはさまざまで、各々に特色があります。こだわりたい条件をリストアップしておくと、ハウスメーカー選びの検討がスムーズになるでしょう。

基本的な住宅性能は十分か?

ローコスト住宅を選ぶ際には、費用だけではなく、長期にわたって住む家の性能を考慮することが不可欠です。特に耐震性や断熱性といった基本的な住宅性能は、安心して暮らすための重要な要素といえます。

家は、多くの人にとって一生に一度の大きな買い物であり、長い期間にわたる生活の拠点となります。そのため、地震などの際にも安全で安心できる構造が重要です。
また、断熱性に関しては、一年を通して快適に過ごすためにも欠かせません。冬の寒さや夏の暑さを効果的に遮断できる断熱材は、快適な室内環境だけではなく、エネルギーコストの削減にもつながります。

アフターサービスや保証の内容は?

ハウスメーカーを選ぶ際、アフターサービスや保証の内容は重要です。住宅品質確保促進法(品確法)にもとづき、ハウスメーカーは最低10年間の瑕疵担保責任を負いますが、その後のサービスには大きな差があります。長期的な視点で考えると、保証期間の延長や長期保証制度を設けているハウスメーカーがおすすめです。

また、メンテナンスの無料点検やコールセンターによる問い合わせサービスなど、住み始めてからのフォローアップも各メーカーによって異なります。
これらのサービスは、家の長期的な品質と住み心地を保つために欠かせないものです。家を建てた後も安心して暮らすために、提供されているアフターサービスや保証内容を詳細に確認しておくとよいでしょう。

予算に合っているか?

ローコスト住宅は、大手ハウスメーカーと比較して建築価格が安いことが魅力ですが、自身の予算に合っているかどうかを慎重に検討する必要があります。オプション費用付帯工事手数料などが含まれていない場合が多く、最終的な総額が想定より高くなることも少なくありません。

ローコスト住宅にかかる追加コストを加味しても、一般的には大手ハウスメーカーより総金額を抑えられます。しかし、単に初期費用のみならず、長期的なメンテナンス費用やエネルギー効率なども考慮に入れ、総合的に判断することが重要です。

間取りや広さは十分か?

低価格帯のハウスメーカーを選ぶ際には、間取り広さデザインの自由度が十分かどうかを確認することが重要です。
低価格なハウスメーカーの中には、コスト削減のために間取りやデザインの選択肢を限定している場合があります。そのため単に価格だけではなく、希望のデザインや間取りを実現できるかどうかも確認してみてください。

過去の実績はどうか?

ローコストハウスメーカーを選ぶ際、過去の実績は重要な検討材料です。ハウスメーカーのWebサイトで設立年やこれまでの着工棟数などの情報が得られますが、すべてのハウスメーカーが情報を公開しているわけではありません。

実績だけがすべてではないものの、長年にわたって多くの住宅を建築してきたメーカーは、信頼性が高いと考えられます。特に、家を建ててから保証期間内に会社が倒産するリスクを考慮すると、確かな実績のあるメーカーを選ぶことは、将来的な安心にもつながるポイントです。

おすすめローコストハウスメーカー8選

おすすめローコストハウスメーカー8選

夢のマイホームを実現するためには、適切なハウスメーカーを選ぶことが大切です。
ここでは、予算を抑えつつも高品質な住まいを提供するローコストハウスメーカーを8社ご紹介します。理想の家づくりに最適なハウスメーカーを見つけるための参考にしてください。

アイフルホーム

アイフルホームは、1984年の創業から、家族全員が快適に過ごせる住まいづくりに注力しています。アイフルホームが掲げているのが、下記の「3つのMORE」です。
<アイフルホーム・3つのMORE>
・より良い家を(More Quality)
・より多くの人に(More People)
・より合理的に(More Rational)
※株式会社LIXIL住宅研究所「トップメッセージ
特に、子供の目線で家を見つめ直した「こどもにやさしいはみんなにやさしい」というコンセプトで、大人や高齢者にも優しい住まいを提供しています。
アイフルホームの住宅は、家族の成長とともに変化するニーズに対応していることが特徴です。
こちらも併せてチェック!
アイフルホームの口コミ・評判

住宅情報館

住宅情報館は1993年の設立以来、国産檜を主要な建築素材として採用し、安心して長く住める家づくりを行っています。
日本の建築文化において、檜はその美しさと優れた性能で長く愛されてきました。住宅情報館が提供する注文住宅は、檜という伝統的な素材を使用することで、暮らしに豊かさと安定性をもたらします。

檜はただ美しいだけではなく、耐震性や耐久性にも優れており、住宅情報館はこの特性を活かした家づくりが特徴です。独自の耐震実験でもその性能が証明されており、安全な住環境を求める家族にとって大きな安心材料となるでしょう。
こちらも併せてチェック!
→住宅情報館の口コミ・評判

タマホーム

タマホームは、日本の家は高価すぎるという認識から、創業以来「高品質・適正価格」の家づくりを目指しているハウスメーカーです。日本の住宅の平均寿命よりも長持ちさせることで家計の負担を減らし、同時に家そのものの資産価値を向上させています。

さらに、タマホームの取り組みは持続可能な社会の実現にもつながっており、長持ちする家を建てることで、資源の消費を抑えて低炭素社会への転換に貢献しているのも特徴です。つまりタマホームは、単に建てた後の暮らしを豊かにするだけではなく、環境配慮にも重点を置いた住宅を提供しています。
こちらも併せてチェック!
→タマホームの口コミ・評判

レオハウス

レオハウスはヤマダホームズの事業部として、各家族の理想を形にする注文住宅を提供しています。レオハウスの特徴は、家族それぞれのニーズを実現するための幅広い住宅ラインナップ。特に、注目されるのが「Cocrea(コクレア)」プランで、標準仕様に顧客の個々のライフスタイルや好みを反映させることができます。

さらに、長期にわたって快適に暮らせる「ricca(リッカ)」シリーズや、12の異なるテーマにもとづいた120のプランが特徴の「Happy LEO house」も魅力的です。また、レオハウスはヤマダホールディングスグループの総合力を活用し、災害に強い住宅「NEXIS(ネクシス)」を開発しています。
こちらも併せてチェック!
→レオハウスの口コミ・評判

秀光ビルド

秀光ビルドは、創業から一貫して「自分が施主なら」という企業理念を掲げ、生活に必要な基本設備が完備された安全かつ安心な住まいを提供しています。箸や茶碗、布団があれば生活が始められるほどの充実した設備提供が秀光ビルドの特徴です。

秀光ビルドの強みは、全商品に共通する「コミコミ価格」にあります。この価格設定は建築諸経費から保証、アフターサービスまでを含んでおり、明確で理解しやすい金額体系です。さらに、品質の確保においても徹底しており、社内および第三者検査機関を通じた全10回に及ぶ「住宅品質検査」を実施しているため、施工の信頼性が高く、安心して家づくりを委ねられるでしょう。
こちらも併せてチェック!
→光秀ビルドの口コミ・評判

桧家住宅

桧家住宅(ヒノキヤグループ)は1988年の設立以来、「最高品質と最適な価格で社会に貢献する」という経営理念のもと、質の高い住宅を手頃な価格で提供しているハウスメーカーです。家づくりや商品・サービスの提供を通じて、豊かな暮らしの実現に貢献することに焦点を当てています。2020年にヤマダホールディングスの連結子会社となったことで、その取り組みはさらに強化されました。

桧家住宅の特徴は、新時代の冷暖システム「Z空調(ゼックウチョウ)」の導入です。Z空調の導入により、家計に優しいだけではなく、住まい全体が心地よく、暖かさや涼しさを保つことが可能です。
また、水の力で発泡する断熱材「アクアフォーム」を使用し、エネルギー効率の高い快適な住環境を実現していることは、エコで快適な住まいを求める顧客にとって、大きな魅力といえます。
こちらも併せてチェック!
→桧家住宅の口コミ・評判

アイダ設計

アイダ設計は1981年の創業以来、「正直価格」の実現を目指してきました。透明性の高い説明と正確な見積もりをすることで、誠実な家づくりを顧客に提案しています。アイダ設計の基本理念は、下記のとおりです。
<アイダ設計の「正直価格」>
・お客様にとって紛らわしい価格設定はしたくない。
・お客様に誤解されるような価格交渉はしたくない。
・お客様に不信感を抱かせるような対応はしたくない。
※株式会社アイダ設計「アイダの家づくり
アイダ設計の住宅は、手頃な価格でありながら品質を妥協しないことで知られており、多くの人にとって手が届きやすい選択肢となっています。アイダ設計は価格の透明性と品質の高さを両立させることで、住宅市場における信頼性を築き上げてきました。
こちらも併せてチェック!
→アイダ設計の口コミ・評判

オープンハウス・アーキテクト

オープンハウス・アーキテクトは、一人ひとりのこだわりを実現するために「フルカスタム型」の住宅を提供しています。家は多くの人にとって人生で最も大きな買い物となるため、顧客の理想や希望、日常生活や具体的なニーズを細かくヒアリングし、ゼロベースからカスタマイズされた住宅を設計するのが特徴です。

オープンハウス・アーキテクトでは、細部に至るまでのカスタマイズを通じて、顧客の理想を形にすることに注力しています。単なる住宅ではなく、一人ひとりの夢を反映した家を実現できるでしょう。

ローコストハウスメーカーを見極めるポイント

ローコストハウスメーカーを見極めるポイント

ローコストハウスメーカーは、家を建てたい家族にとって魅力的な選択肢となりますが、低コストの家づくりには注意すべき要素があります。
ここでは、ローコストハウスメーカーを見極める際のポイントをご紹介します。

複数のメーカーから見積もりを取る

ハウスメーカー選びでは、複数のメーカーから見積もりを取ることが重要です。同じ条件の施工計画でも、見積もり金額に大きな差が生じることがあります。1社に絞って検討を進めると、より良い提案をしてくれるハウスメーカーを見つける機会損失となるかもしれません。

なお、単に価格だけではなく、建築の品質、提供されるサービスの質やアフターサポートといった多角的な視点から、メーカーを比較する必要があります。総合的に判断することで、最も条件に合ったハウスメーカーを選ぶことが可能です。

オプションの加算に注意する

ローコスト住宅のオプション加算には、特に注意が必要です。1,000万円台で提供される注文住宅では、基本となる標準仕様に型落ちの設備デザインを使うことでコストを削減している可能性があります。
そのため、ハウスメーカーは商品販売以外の部分で利益を上げる工夫をしており、オプション費用がそのひとつです。ハイグレードなオプションとして、最新の設備やデザインが用意されていることもあります。

しかし、ローコストハウスメーカーの中には、標準仕様を低価格に抑える代わりに、オプション費用を高く設定しているところもあります。
予算管理は家づくりの重要な側面であり、オプションの優先順位を決める際には慎重な判断が求められます。オプションの選択では、本当に必要な設備かどうかを冷静に判断し、全体の予算を考慮しながら検討してください。

営業担当者との相性を確認する

ハウスメーカーを選ぶ際、営業担当者との相性は重要な要素です。多くの場合、営業担当者との良好な関係はスムーズな家づくりの決め手となります。気になるハウスメーカーを絞り込んだら、住宅展示場に足を運んで営業担当者と直接コミュニケーションをとるとよいでしょう。

万が一、相性が良くないと感じた場合は、営業担当者を代えてもらうよう交渉するか、別のハウスメーカーを検討するのもひとつの選択肢です。家づくりは長期にわたる計画となるため、信頼できる営業担当者との良好な関係が、家づくりの成功へとつながります。

ローコストハウスメーカーをしっかり見極めて、予算内で理想の家を実現しよう

ローコストハウスメーカーは、予算に限りがある人にとってひとつの選択肢となります。ハウスメーカーを選ぶ際は、こだわりの条件や性能、アフターサービス、予算適合性、間取りと広さ、過去の実績などのチェックが重要です。
また、複数の見積もりを取り、オプション費用や営業担当者との相性もしっかり確認しましょう。これらのポイントを押さえることが、予算内で理想の家を実現させるポイントです。

オリコンでは、日本最大級の規模で調査を行い、毎年「ハウスメーカーの顧客満足度ランキング」を発表しています。デザインや金額の納得感、モデルハウス、営業担当者の対応など、さまざまな視点でのランキングを確認できますので、ハウスメーカー選びの参考にしてください。

ハウスメーカー 注文住宅オリコン顧客満足度ランキング

  • 1位

    80.8

    スウェーデンハウス

  • 2位

    78.3

    積水ハウス

  • 3位

    78.2

    ヘーベルハウス

  • 4位

    78.1

    住友林業

  • 5位

    77.1

    一条工務店

  • 6位

    76.8

    パナソニック ホームズ

  • 6位

    76.8

    三井ホーム

  • 8位

    76.4

    セキスイハイム

  • 9位

    76.2

    大和ハウス

  • 10位

    75.9

    ミサワホーム

  • 11位

    75.6

    トヨタホーム

  • 12位

    75.0

    イシンホーム

  • 13位

    74.8

    アイ工務店

  • 13位

    74.8

    住友不動産

  • 15位

    74.4

    クレバリーホーム

  • 16位

    73.1

    アキュラホーム

  • 17位

    73.0

    住宅情報館

  • 17位

    73.0

    富士住建

  • 17位

    73.0

    ユニバーサルホーム

  • 20位

    72.9

    イシカワ

  • 21位

    72.7

    アイフルホーム

  • 22位

    72.6

    桧家住宅

  • 23位

    71.9

    タマホーム

  • 23位

    71.9

    日本ハウスホールディングス

  • 25位

    71.2

    ヤマダホームズ

  • 26位

    70.1

    秀光ビルド

  • 27位

    69.3

    アイダ設計

  • 28位

    67.9

    オープンハウス・アーキテクト

オリコン日本顧客満足度ランキングの調査方法について

当サイトで公開されている情報(文字、写真、イラスト、画像データ等)及びこれらの配置・編集および構造などについての著作権は株式会社oricon MEに帰属しております。これらの情報を権利者の許可なく無断転載・複製などの二次利用を行うことは固く禁じております。