2016年11月15日 07時50分

タイムズ24がカーシェアリング拡大、5年で拠点4倍、車両数6倍、2020年に3万台目指す

タイムズ24は、「タイムズカープラス」の拠点・車両台数ををさらに拡充していく方針 [拡大する]

タイムズ24は、「タイムズカープラス」の拠点・車両台数ををさらに拡充していく方針

 タイムズ24(パーク24グループ、本社:東京都千代田区)のカーシェアリングサービス「タイムズカープラス」の拠点・車両台数が大幅に拡大している。過去5年間で拠点数は約4倍、車両台数は約6倍に増加(注1)。保険会社を含む法人による利用が増加していることから同社では、出張などへの対応を強化するため全国の新幹線停車駅への展開を拡充。今年7月時点で全国63駅253カ所627台と、新幹線駅設置率は約60%を占める。今後、すでに開始している「タイムズ駐車場以外への設置」も増やして、まずは新幹線駅設置率を100%にし、2020年10月末には全国で3万台までに増やしたい考えだ。

 同社のカーシェアリングサービスは、会員登録してインターネットで予約する仕組みで、料金は15分206円から。料金にはガソリン代や保険料などがすべて含まれている。今年9月末時点の拠点は8476カ所、1万5942台。会員数は70万4407人で、法人と個人の割合は約4対6。法人の比率が徐々に高まってきた。

 法人では「社有車の代わりに利用」「全国の支店や支社、関連会社、工場への出張時に最寄り駅からカーシェアを使う」などの目的で利用されている。同社は「現地での滞在が2、3時間の場合は最低単位が6時間のレンタカーよりも効率的。レンタカーでは、店舗が閉まっている時間帯があるが、カーシェアでは時間を気にせず利用できる。遠方の場合は、会社から車で出発するのではなく、最寄りの駅までは電車で行き、そこから車を短時間で借りるというのは効率的でしかも安全だ」と話す。

 同社では14年4月に、カーシェアリングの優待サービス「TCPプログラム」を導入。会員は、車内美化や急加速や急減速のないエコドライブの実施、一定金額以上の利用などでポイントがたまり、3段階あるステージに応じて先行予約やパック料金の割引などが受けられる。

 同プログラムにおいて、検知した急加速や急減速の実態は利用者(会員)にメールで報告しているが、今年9月からは法人会員が社内で社員の利用実態を把握できるサービスも開始した。名称は「クルマの運転見える化サービス」で、管理者は運転者の運転傾向や危険運転を確認できる(注2)。タイムズカープラス法人会員全体の運転傾向をグラフ形式などで比較できるため、運転者の危険運転回避や社内の安全運転の啓発にもつなげられる。

 また、今春には「タイムズカープラス」に入会すると自動車保険のノンフリート等級に応じた入会特典をプレゼントする「セーフティードライバー応援キャンペーン」や「エコドライブ選手権」を実施するなど、カーシェアリングの認知度向上や安全運転の推進を図っている。

 会員にはカードを発行するが、ビジネスカードの場合はカーシェア、駐車場、レンタカーを一枚のカードで利用でき精算もスムーズなど利便性が高いため法人向けのPRも強化。設置拠点は、商業施設(イオンやイケアなど)やオフィスビルへも拡大しており、自社ビルや入居するビルへの設置を希望する企業も多いという。

 同社では、「利用料金にはガソリン代はもちろん、万が一の補償も含まれていることから安心・お得に利用いただくことができ、自動車保険の加入・更新手続きの手間も掛からない」とアピールしており、「タイムズカープラス」をさらに拡充していく方針だ。

(注1)11年10月時点は、2145カ所、2727台。
(注2)「クルマの運転見える化サービス」で確認できる項目は、急加速回数、急減速回数、急加減速総数、時速105km超過率、時速105km超過回数、時速105km超過人数、最高速度。

(保険毎日新聞)

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