2018年02月22日 15時28分

冬の自動車トラブル防止に“猫バンバン”が有効な理由

「猫バンバン」とは? 猫の命と自動車を守るための方法を紹介(画像はイメージ) [拡大する]

「猫バンバン」とは? 猫の命と自動車を守るための方法を紹介(画像はイメージ)

 今日2月22日は“猫の日”。かわいい写真や動画の投稿をしたり、テレビ番組が特集を組んだりなど、空前の猫ブームが今なお継続している。だが、外で生活している猫たちにとっては、近年にないほどの大雪が降るなど気象変化の大きい今冬、厳しい日々が続いているだろう。JAF(日本自動車連盟)の発表によると、今年1月中に「猫が自動車に入り込んだトラブル」として出動した件数が19件にのぼることが分かった。しかも、入り込むのは単に寒いだけではないらしい。猫の命だけではなく自動車トラブルにもなりかねない事象を防ぐ方法なども紹介する。

■“暖かいから”だけじゃなかった 年間通して発生する猫トラブル

 猫が原因で起こった自動車トラブルで、2018年1月1日〜31日の1ヶ月にJAFが出動した19件のうち、13件はエンジン始動後に異変に気づき連絡が入っている。猫の侵入に気付かずエンジンをかけてしまうと、猫がエンジンベルトに巻き込まれてしまう恐れがある。猫の命が危険にさらされるだけでなく、エンジンに支障をきたし、故障につながることもある。

 猫が入り込む原因のひとつとして、寒い冬に暖かい場所を求め、車のエンジンルームに侵入すると思われがち。だが、今回寄せられた救援依頼のうち1件は、冬でも暖かい沖縄県からだったという。JAFによると、こうしたトラブルの救援依頼は冬に限らず1年を通して寄せられているとか。警戒心が強く狭い場所を好む猫にとって、エンジンルームは恰好の安心できるスペース。冬だけでなく、1年を通して注意が必要のようだ。

■車に乗る前には“猫バンバン”を忘れずに

 猫の命と車を守るため、乗車前にはぜひ“猫バンバン”を行ってほしい。“猫バンバン”とは、車の周辺もしくは車体に入り込んでいる猫に対し、バンバンと音を鳴らすことで事故防止を促す対策方法の愛称。2015年には日産自動車が『猫バンバンプロジェクト』を発足させ認知拡大に努め、SNS上では「#猫バンバン」のハッシュタグとともに拡散されるなど、大きな話題となった。乗車前にはボンネットを優しく叩いてみたり、車体の下やタイヤまわりの確認を忘れずに行おう。

 今回JAFに寄せられた依頼の中には、「エンジンルーム下部のアンダーカバーの上に猫が4匹生まれていた」というものもあった。駐車場の周りでよく猫を見かける、長い間車に乗っていなかったという場合は、知らず知らずのうちに、自身の車が“子猫のふるさと”になっているかもしれない。ボンネットを叩くだけでなく、実際に開けて確認するよう心掛けよう。

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