ウォーターサーバーは雑菌だらけ?体に悪いといわれる理由と衛生的に使用する方法を徹底解説!
この記事では、ウォーターサーバーが「汚い」といわれる理由を解説するとともに、衛生的に使用するためのポイントなどを詳しく紹介します。ウォーターサーバーの購入を検討している方はもちろん、すでに使用している方も、この記事を参考にして衛生面での不安を解消しましょう。
目次
ウォーターサーバーは汚い?体に悪いって本当?
2013年の調査になりますが、実際に東京都生活文化局消費生活部の調査では、一部のウォーターサーバーから水道水の基準値を超える一般細菌が検出されました。
とはいえ、一般細菌の多くは人体に無害なものばかりです。しかし、高齢者や幼児など、免疫力の低い方が利用する場合は、より慎重な衛生管理が必要です。
ウォーターサーバーを選ぶ際は、定期メンテナンスのあるサービスを選び、日々の清掃もしっかり行うことで、安心して利用することができます。
ウォーターサーバーが雑菌だらけといわれる理由
塩素が含まれていないため
一方、ウォーターサーバーの水は塩素処理を行わない分、水本来の味わいを楽しめるものの、保存状態や使用環境によっては雑菌が繁殖しやすくなる可能性があります。
蛇口に雑菌が付きやすいため
また、コーヒーやスープなどの飛沫が付着することもあるため、こまめな清掃が必要です。
リターナブルボトルは雑菌が残る可能性があるため
実際に、東京都健康安全研究センターが実施した「ウォーターサーバーの細菌学的調査(外部リンク)」を見ると、この調査では、ウォーターサーバーの細菌数はリターナブル型の方がワンウェイ型よりも多いという結果が出ています。
ウォーターサーバー提供会社では回収したボトルを徹底洗浄して殺菌処理を行っているため、安心して飲むことができますが、気になる方は使い終わったら廃棄するワンウェイボトルのウォーターサーバーを選びましょう。
ボトル内に雑菌が入る可能性があるため
ボトルをサーバーに設置すると「ゴボゴボ」という音がしますが、これはボトル内に空気が入り込んでいるからです。この空気に含まれる雑菌がボトル内で繁殖する可能性もあるでしょう。
なお、ワンウェイボトルのなかには、サーバーを使用するたびにボトルが圧縮されることで真空状態が保たれ、雑菌が流入しにくくなるといったタイプもあります。ウォーターサーバー選びの際に、その点もチェックするとよいでしょう。
ウォーターサーバーの衛生面を守る仕組み
冷水・温水機能が付いている
そのため、冷水・温水タンクの温度管理によって、雑菌の繁殖を効果的に抑制しているのです。
抗菌機能が付いている
このように、タンク内の衛生状態を常に清潔に保つさまざまな工夫が施されています。
エアフィルターが付いている
これにより、ボトル内に取り込まれる空気を清潔に保ち、水の衛生状態を維持しています。
ウォーターサーバーを不衛生にしない方法は?
電源は切らない
一度雑菌が繁殖してしまうと、次回の定期メンテナンスまで同じ本体を使い続けることになるため、電源は常時オンの状態を保ちましょう。
直射日光が当たらない場所に置く
また、高温多湿の場所も避けるべきです。設置の際は壁から10〜15cm以上離し、本体の熱を放出しやすい環境を整えましょう。
ボトルの賞味期限を守る
ただし、これは未開封時の期限であり、ボトルを開封してサーバーに設置した後は、2〜4週間をめどになるべく早く使い切ることが推奨されています。開封後は外気に触れることで水質が変化する可能性があるため、早めの使用を心がけましょう。
蛇口は定期的に掃除する
週に1回程度、キッチンペーパーなどで拭き取り、清潔に保つことが重要です。蛇口の内部は綿棒などを使って丁寧に掃除しましょう。温水蛇口を掃除する際は火傷に注意してください。
ボトルの差込口部分を掃除する
このとき、ボトルの接続部分の中央にある突起部には直接触れないよう注意してください。清掃後は雑菌が入り込まないよう、すぐに新しいボトルを設置しましょう。
定期メンテナンスはしっかり受ける
サービスによって無料・有料が異なりますので、契約時に確認しておくことをおすすめします。
クリーン機能付きのサーバーを選ぶ
クリーン機能は完了までにある程度の時間を要し、その間はウォーターサーバーを使用できなくなるため、外出時や就寝時など、ウォーターサーバーを使用しない時間帯でクリーン機能を使用しましょう。
ウォーターサーバーをやめた理由と対策も紹介
日本では水道水が飲めるため
世界的に見ても、水道水を直接飲める国はわずか12カ国しかありません。日本の水道水は軟水で、厳格な水質基準を満たしており、安全性も高いため、「わざわざウォーターサーバーを使う必要がない」と考える方も多いようです。
ボトルの交換が大変
しかし、ウォーターサーバーの下部にボトルを設置する下置きタイプや、より軽量な7Lボトルを選択できるサーバーを選ぶことでこの問題を解決できます。
ボトルのストックがたまってしまった
この問題を防ぐには、注文本数を自由に選べるサービスや、配送スキップ制度のあるサービス、水の使用量に合わせて配送サイクルを調整できるサービスを選ぶことをおすすめします。
ウォーターサーバーの置き場所がなかった
この問題に対しては、コンパクトな卓上タイプや省スペース設計のモデルを選ぶことで解決できます。また、ワンウェイボトルであれば使用後にたためるため、保管スペースもセーブできます。
衛生的に使いやすいウォーターサーバーを選ぼう
また、使用環境や使用頻度に合わせて、ボトルの種類やサイズ、サーバーの設置タイプを検討することで、より快適に利用することができます。衛生面での不安を解消し、安心して使える機種を選ぶことがポイントです。
オリコン顧客満足度ランキングでは、ウォーターサーバーの利用者へのアンケート調査をもとに算出した「ウォーターサーバー顧客満足度ランキング」を発表しています。ウォーターサーバーの利用を検討される際はこちらもぜひご参考いただき、自分に合ったより良い選択肢を見つけてみてください。
※本記事では一般的な例をもとに情報をまとめています。各社の商品やプランによっては当てはまらないケースもあります。また、情報は公開日現在のものです。サービス・製品の詳細は各社の公式サイトから最新情報をご確認ください。