2016年06月04日 10時20分

意外と知らない! 2種類の単身引越しプランの選び方

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リーズナブルに引越しができる“単身者向け”プランとは?

 多くの引越し業者では、荷物が少なく、リーズナブルに引越しができる“一人暮らし向け”のプランを用意している。では、一人暮らし向けの引越しプランにはどんな特徴があるのだろうか。今回はそのメリットやデメリットについて紹介していこう。

■単身向けプランは大きく2種類
 単身向けの引越しは、コンテナボックスを利用するものとトラックをチャーターして行うものの2種類がある。荷物の量や距離によって、どのプランを選ぶのがいいかが変わるので、それぞれの特徴を説明していこう。

【コンテナボックスを利用した場合】
 コンテナボックスを利用した場合、引越し業者が用意するボックスに荷物を積み込み、ほかの引越しのコンテナとともにトラックに混載して運ぶため、通常の引越しよりも料金が安くなる。荷物が少ない一人暮らしには、おすすめのプランだろう。生活用品などの梱包や開梱は自分で行う必要があるが、一人では運べない大きな家具の梱包や搬出搬入、設置まで行ってくれる業者がほとんどだ。

 ただし、コンテナは高さや幅、奥行きが決められている。荷物が多かったり、ベッドやソファなど大型の家具があってコンテナに積みこめない場合は、コンテナが複数になったり、別便で荷物を運搬しなければならなくなるので、割高になることがある。コンテナの大きさは業者によって様々なので、事前に確認しておこう。
 
 また、コンテナを混載するため、基本的に荷物が届くのは、近距離であっても翌日以降になる。当日に届けるサービスを行う業者もあるが、距離や荷物量に条件があったり、別途費用がかかることがあるので注意したい。

【トラックをチャーターした場合】
 一般的な引越しと同じで、トラックを貸し切りにして引越しを行う。軽トラックなど小型の車を利用したり、作業員も少なくすることで、ファミリー向けの引越しよりも料金が抑えられる。荷物が比較的多めで、大型の家具などがある単身者は、こちらのプランの方がおすすめといえる。

 ただし、トラックをチャーターする場合は、コンテナを利用したプランよりも料金は高くなる。だが、作業はより丁寧で、荷物が積みきれない心配が少ない。また、荷造り用の段ボールなどが無料で提供されることが多いため、自分で用意する手間や費用がかからないのもメリットとして挙げられる。

 今回紹介した以外にも単身者向けのプランは、「単身プラン」「単身パック」「ミニ引越し」「単身コース」など様々な名称で紹介されている。荷物の量や移動距離などを考慮し、何社か見積もりをとったうえで、自分に合った引越し業者を見つけたい。

文/河野真希
暮らしをテーマとしたフリーライター。ウェブや雑誌など各種メディアで、部屋探しや引越し、料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを目指すライフスタイルの提案をしている。

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