【自動車保険】今さら聞けない「等級制度」 基礎を簡単解説!

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「等級制度」って何? 今さら聞けない自動車保険の基礎知識を解説!

 任意の自動車保険の保険料は、等級や走行距離など、さまざまな要因によって決定される。決め方は保険会社ごとに特徴があるが、多くの会社で採用されているのが「等級制度」だ。今回は、その仕組みについて解説する。

■等級は“保険を使った事故の有無”で決まる

 自動車保険の等級は、事故の回数や内容によって設定される。ノンフリート契約者の場合、この等級によって保険料の割引率や割増率が決まるのだ。

 等級は、1等級から20等級まであり、初めて契約するときは6等級から始まる。1年間、事故がなければ次の年に1つ上がり、反対に事故を起こして保険を使った場合は、翌年3等級下がる。数字が大きいほど事故が少ないことになるため、保険料の割引率は高く、数字が小さいほど事故が多いため割引率は低い。また、同じ等級でも、過去3年以内に事故を起こした契約者と無事故の契約者では、無事故の契約者の保険料を安く設定している会社が多い。

■等級が下がらない事故や1等級だけダウンする事故もある

 前述したように、保険を使う事故を起こすと、一般的に等級は3等級下がる。だが、なかには「ノーカウント事故」もある。例えば、ケガによって人身傷害保険を使い、保険金を受け取ったといった場合は、ほかに等級が下がるような事故がなければ、その年に事故はなかったとして通常通り翌年1等級上がる。

 また、「台風で故障した」「車が盗難に遭った」などのケースで、車両保険の保険金が支払われた場合、以前は等級ダウンにならなかったが、現在は1等級下がって1年間は有事故契約者の保険料とする保険会社が増えている。このような「1等級ダウン事故」があることも覚えておきたい。

■保険会社を乗り換える際、等級の引き継ぎは可能

 自動車保険の保険会社を乗り換える場合は、契約時に前契約の等級や事故の有無といった情報を告知することで、等級を引き継ぐことができる。新しく契約する保険会社は、それまでの保険会社に等級関連情報を確認できるようになっているため、当然のことだが正直に告知しなければならない。

 自動車保険は、事故時に備えて加入するもの。だが、実際に事故を起こして使用すると、翌年からの保険料に大きく影響する。仮に事故の損害額が少額だった場合、支払われた保険金より翌年以降の保険料の上昇幅の方が大きくなってしまうこともある。事故を起こしたら、今後の保険料も加味した上で、使用するかどうか保険会社に相談してから決めるのが得策だ。

<記事/江原さとみ>
ファイナンシャル・プランナー、FPオフィスなでしこ代表(http://www.fp-nadesiko.com/)。システムエンジニアとして働きながらFP資格を取得。その後の証券会社や生・損保代理店での勤務経験を活かし、セミナーや執筆、個人相談など積極的に活動している。「お金の話を身近に、わかりやすく」がモットー。

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