カードローンのよくある質問 簡単・簡潔すぐわかる<Q&A>

 カードローンの仕組みについて、大まかなことは知っていても、その仕組みや審査を通過するポイント、プライバシーの配慮など、細かな部分では様々な疑問がでてくるもの。そこで今回は、カードローンに対して寄せられるよくある質問を紹介していきます。

<Q> 住宅ローンを組んでいてもカードローンは利用できる?
  • 【画像】カードローン,住宅ローンと併用できる?

<A>
 結論からいうと、利用できます。消費者金融系のカードローン会社は、貸金業法の総量規制の制限を受け、借り手の年収の3分の1を超える融資はできないことになっています。ただし、「住宅ローン」はこの規制の対象外。借り入れの目的が決まっていて、しっかりした担保がある「自動車ローン」や「事業者ローン」も住宅ローンと同じ扱いとなります。さらに、銀行系のカードローン会社は総量規制の影響は受けません。
 
 カードローンの審査の際には、ほかのローンの状況を必ずチェックされますが、住宅や自動車はローンを組んで購入するのが一般的であること、銀行や住宅金融支援機構などの審査をクリアしてローンが組めている時点で安定収入があると認められることなどから、返済を滞納していない限り審査には影響を及ぼさないか、むしろ信用面でプラス評価となることがほとんどです。

 ただし、先にカードローンがある状態で住宅ローンの審査を受ける場合は別。マイナス評価につながるため、両方組むなら順番には注意した方がよいでしょう。
<Q> 携帯電話しかもっていなくても申し込みは可能?
  • 【画像】カードローン,携帯電話のみの利用は可能?

<A>
可能です。固定電話があれば、住居や環境が安定していると評価され審査が有利になる傾向はありますが、最近では携帯電話しか連絡先がない人は珍しくなく、ほとんどのカードローン会社では携帯電話のみだから不利になるということはありません

携帯電話しかない場合、契約者本人と連絡が取れなくなった場合の“保険”として家族の番号を聞かれることがあります。返済を延滞したり、音信不通になったりしない限り、その番号に連絡がいくことはないです。ただし、携帯番号やメールアドレスが変わった場合は、忘れずにカードローン会社に知らせて、連絡が取れるようにしておきましょう。

<Q> カードローンを利用していることが家族や職場にばれたりしない?
<A>
 返済期日に遅れない限り、家族や職場にカードローンの利用がばれる可能性はほとんどありません。申し込みはネットやスマホから行うことができるので、郵便での手続きは不要。カードローン会社から職場への在籍確認も会社名ではなく個人名でかかってくるため、不審に思われることはほぼありません。契約が完了すれば、自宅にカードや契約書が郵送されてきますが、その封筒も社名ではなく「事務センター」などの表記であることが一般的。自宅への郵送を避けたいのであれば、自動契約機などを利用して、その場で受け取ることもできます。月々の利用明細もWEBで見られる設定にすれば、郵便物が届かないので同居の家族がいても知られる心配はまずないといえるでしょう。

 ただし、返済が遅れると自宅に電話連絡や督促状が来る場合はあります。うっかり返済期日に遅れることのないように十分に注意しましょう。

<Q>クレジットカードのキャッシング機能と何が違うの?
  • 【画像】カードローン,キャッシング機能,違い

<A>
 カードローンとキャッシングは、どちらも急にお金が必要になった時にすぐに現金を用意できる便利なサービス。どちらにも事前審査があり、審査を通過しなければ使えないなどの共通点はありますが、返済方法に違いがあります。

 クレジットカードによるキャッシングは、借りた分に利子を乗せた翌月の一括払いが基本。一度に支払う額は大きくなりますが、金利の計算が把握しやすい特徴はあります。例えば、「給料日がくれば確実に返せるけど、今はお金が足りない!」というような時の利用に向いています。

 一方、カードローンの返済方法は分割払いが基本。返済計画を立てて毎月小額ずつ支払うため、利息の支払いは多くなりますが、月々の返済の負担は小さくてすむという特徴があります。例えば「子どもの小学校入学でまとまったお金が必要。急に全額は用意できないけれど月々1万円ずつなら捻出できる」というようなケースに向いています。

<Q>どのカードローン会社を選べばいいの?
<A>
 審査にかかる時間や利率はもちろん大事ですが、返済方式やサポート体制も各カードローン会社によって特徴があります。一般的に消費者金融系は「審査にかかる時間が短いが金利がやや割高」、「銀行系は手続きに時間がかかるが低金利」という傾向があるので、それぞれの傾向を踏まえた上でカードローン会社を選ぶとよいでしょう。

まとめ

 「カードローンは怖い!」というイメージを持っている人は多いですが、その仕組みや注意点を知り、正しい知識をもって使えば、人生のさまざまな場面で役立つ便利なものとなります。
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