車を売却せずに査定だけしたい!注意点や相場の調べ方を解説

車を売却せずに査定だけしたい!注意点や相場の調べ方を解説

車の乗り替えを検討していなくても、現在所有している車の売却価格が気になる人も多いでしょう。
この記事では、車を売却せずに査定だけしたい人に向けて、査定の流れや注意しておきたい点、相場の調べ方について詳しくご紹介します。

mokuji目次

  1. 車の売却をせず査定だけでも問題ない
  2. 車の査定の流れ
    1. 1. 査定を依頼する車買取会社を決める
    2. 2. 査定の予約をする
    3. 3. 査定に必要な書類を準備する
    4. 4. 車買取会社に査定をしてもらう
  3. 車の査定だけしてもらうときの注意点
    1. 提示された査定額が長期間保証されるわけではない
    2. 売却を迫られることがある
  4. 車の査定でチェックされるポイント
    1. キズ・ヘコミ・修復歴の有無
    2. 走行距離
    3. 年式
    4. エンジンの状態
    5. グレードやカラー
    6. オプション
  5. 車の買取相場の調べ方
    1. 過去の実績を確認する
    2. 下取りシミュレーションを活用する
    3. 販売されている中古車から予想する
  6. 車を少しでも高く売却するには?
    1. 複数の車買取会社に査定に出す
    2. 売却する車の買取相場を確認する
    3. 純正のオプションをそろえておく
  7. 車の査定だけでも受けて、査定額を比較しよう

車の売却をせず査定だけでも問題ない

車買取会社では、査定だけでも対応してくれることが多く、ほとんどの場合は査定料がかかりません。これにより、現在所有している車の市場価値を知ることができ、査定額によって売却を決めることもやめることもできます。無料査定には多くのメリットがあり、将来売却の可能性があるのであれば、一度依頼してみることをおすすめします

もちろん、売却するつもりが一切ないのに査定だけ出すのはNGです。車買取会社も利益につながる可能性があるため無料査定を行っています。
<車の無料査定を行うメリット>
・費用がかからない
・車の市場価値を確認できる
・複数業者で比較検討が可能になる
多くの人が車の売却を考える際、複数の車買取会社に査定を依頼します。相見積もりは、それぞれの車買取会社の買取額を比較するために重要です。

なお、査定を依頼する際には、まず査定料がかかるかどうかを確認します。査定時に高額な査定料やキャンセル料を請求されたという事例も国民生活センターに報告されているため、事前に車買取会社のWebサイトを確認するか、車買取会社の担当者に確認をとりましょう。

車の査定の流れ

車の査定の流れ

続いては、車の査定を依頼する際の具体的な流れと、それぞれの段階での注意点やポイントをご紹介します。下記の流れを理解しておけば、査定もスムーズです。

1. 査定を依頼する車買取会社を決める

どの車買取会社にしようか迷ったら、「口コミやレビューの評判が悪すぎないか」「明確な査定基準があるか」「出張査定や無料査定サービスなどに対応しているか」の3つを基準にして、総合的に判断してください
また、複数の車買取会社に査定依頼をして、査定価格や条件を比較検討するのがおすすめです。

2. 査定の予約をする

車買取会社が決まったら、Webサイト経由か電話で査定を予約します。多くの車買取会社が、車のメーカー・車種・年式の情報から、概算の査定額を提示してくれます。概算の査定額が想定より低くても、実際に車を査定することでしかわからない情報もあり、買取金額に差が出ることは一般的です。

自宅への出張査定を希望するか、車買取会社の査定場所に持ち込むかは、このときに伝えます。また、査定を受けてからのキャンセルが無料かどうかは、Webサイトを確認するか、担当者に確認をとっておくことが大切です。
車買取会社は、査定価格の長期間の保証はしてくれません複数社に依頼をする際は、査定価格の保証は1週間程度と見込んで、なるべく近い日程で予約をしましょう

3. 査定に必要な書類を準備する

査定に必要な書類は車買取会社によって異なりますが、基本的には下記のものが必要です。査定依頼時に確認をとって準備をしておきます。
<査定に必要な書類(例)>
・自動車検査証
・自賠責保険証明書
・納税証明書
・整備記録簿
・運転免許証
・印鑑証明書、実印(普通車のみ)
特に注意が必要な書類は、「自動車検査証」と「自賠責保険証明書」です。自動車検査証の有効期限が切れている場合は公道を走行することができないため、必ず有効期限を確認してください。
また、自賠責保険証明書には携帯の義務があり、車を走行するために必須の書類です。有効期限切れや不携帯、どちらの場合でも走行してしまうと罰則があります。

4. 車買取会社に査定をしてもらう

査定当日は車買取会社に車を持ち込むか、査定士が自宅まで訪れてくれる出張査定のいずれかで査定をしてもらいます。査定士が外観や内装、エンジンなど、さまざまなポイントを細かくチェックしますので、事前に車体をきれいな状態にしておくと評価額にプラスに働く可能性があります。

また、査定では車内も確認します。車内のゴミや大きな荷物、チャイルドシートなどがあると査定がしづらくなるため、事前に車外に出しておきましょう査定の所要時間は30分から1時間程度が一般的ですが、基本的に立会いが必要なので、出張査定を検討されている人でも、予約時間には予定を空けておく必要があります。

車の出張査定・買取サービスについては、下記の記事をご覧ください。
車の出張査定・買取サービスとは?メリットや利用の流れを解説

車の査定だけしてもらうときの注意点

車の査定だけしてもらうときの注意点

車買取会社に車の査定だけをしてもらうときには、2つ注意点があります。車買取会社の査定は基本的には売却することが前提です。その点を踏まえて、下記の点を認識しておく必要があります。

提示された査定額が長期間保証されるわけではない

査定時に提示された金額は、あくまでもその時点での査定額です。車の査定額は、時期や在庫状況など、さまざまな要因で変動します。また、部品の劣化具合なども影響しますので、その時点で提示された査定額がずっと保証されるわけではありません。
車買取会社によって査定価格の保証期間がありますので、確認しておきましょう。

売却を迫られることがある

車の査定は、車買取会社によっては強引に売却を迫ってくるケースもあります。強引な営業をされた際は落ち着いて対処し、きっぱりと売却を断ることが大切です。
ひとつでも気になる点があれば、保留をしても問題ありません。「本日の査定額で売却を決めたら買取額を◯◯円アップ」などと持ち掛けられることもありますが、実はその金額でも相場より低い場合もあります。納得できないときは、即決はやめておいたほうが無難です。

強引な営業をなるべく避ける方法として、車買取会社の評判や口コミを事前にチェックすることが大切です。また、「車買取会社 オリコン顧客満足度ランキング」のように、実際にサービスを利用した消費者のアンケートをもとにしたランキングもあります。査定を依頼する車買取会社に迷ったら、参考にしてみてはいかがでしょうか。

車買取会社 オリコン顧客満足度ランキング

車の査定でチェックされるポイント

車の査定でチェックされるポイント

車買取会社では、査定士が車を確認しながら、加点・減点をして最終的な査定額を算出します。査定に影響するポイントは、車のキズ・ヘコミ、走行距離、年式、エンジンの状態、グレード・カラー、オプションなどです。
また、シートの状態、ダッシュボードやカーペットの汚れやキズ、においなどもチェックされます。きれいな内装は良好なメンテナンスの証拠とされ、高評価につながるため、車内は清掃しておきましょう

キズ・ヘコミ・修復歴の有無

車のボディのキズやヘコミ、車内の汚れ、においなども、買取の査定に影響します。修復歴がある車は、査定額が下がってしまうかもしれません。また、キズ・ヘコミは、基本的に直さずに査定をしたほうが良いとされます。かけた修理額分よりも査定額の上乗せがあるとは限らないからです。
また、修理歴や事故歴は、必ず申告してください。基本的に査定士は見抜くことができますが、意図的に隠して後に発覚すると、トラブルに発展しかねません。

車の傷が買取査定に与える影響については、下記の記事をご覧ください。
車の傷が買取査定に与える影響は?減額目安や売却時のポイントを解説

走行距離

走行距離が少ない車ほど、査定額は高くなる傾向があります。ただし、車は定期的に走らせないとバッテリーの状態が悪化します。月単位で乗らない人は査定前にエンジンをかけて、走行に問題がないかチェックしておきましょう。

年式

年式が新しい車ほど、査定額は高くなります車の年式は、車検証の「初年度登録年月」で確認しましょう
ただし、フルモデルチェンジにより新型が発売されると、年式が新しくても旧式モデルとなります。査定額が大きく下がる可能性があるので注意が必要です。

エンジンの状態

事故によりエンジンが損傷しているなど、エンジントラブルがあった場合は査定額が下がります。こまめにエンジンオイルを交換し、エンジンを良い状態に保つようにしましょう。

グレードやカラー

車のグレードやボディカラーによって査定額が変わります。同じ車種でも上位グレードのほうが査定額は高くなり、中古車市場で人気が高いカラーは査定額が高くなることが一般的です。

オプション

車の純正オプションは、査定に良い影響を与えます。査定額に反映されているか、それが相場と乖離がないか、チェックするといいでしょう。また、カスタムパーツを装備している場合も、査定にプラスに働く可能性があります。

車の買取相場の調べ方

車の買取相場の調べ方

車買取会社に査定に出さずに、だいたいの買取相場を知りたい人もいるでしょう。ここでは、自分の車の買取相場の調べ方をご紹介します。

過去の実績を確認する

車買取業者のWebサイトでは、過去に査定した車両の情報が公開されていることがあります。同じメーカーや車種の実績を確認しておおよその相場を理解しておくと、買い叩かれることを防ぐことができます。
しかし、過去の実績の価格が査定時にも適用されるわけではありません。フルモデルチェンジされたり、キズやヘコミが多かったり、エンジンの状態が良くないなど、さまざまな要素で査定額は決まるので、過去の実績は相場を知るひとつの方法だと理解しておきましょう

下取りシミュレーションを活用する

ディーラーなどのWebサイトで提供されている「下取りシミュレーション」は、車を下取りに出す際に、現在の車の市場価値を把握するために役立つツールです。下取りとは、新車購入時に今の車をディーラーが引き取ることを指します。利用車種や年式、走行距離、グレードなどの情報を入力することで、おおまかな下取り価格を知ることが可能です。
なお、下取り価格よりも買取価格のほうが高くなる傾向があるため、シミュレーションよりも高くなる可能性があります

販売されている中古車から予想する

インターネットの中古車販売サイトなどで、自分の車と同年式で同程度の走行距離の車がどれくらいの価格で販売されているかを調べることで、おおよその買取相場を想像することが可能です。
ただし、車はメンテナンス費や移動費、保管費など、さまざまな費用と中古車販売会社の利益が上乗せされて市場に出回るので、ほかの相場の調べ方と併用すると予想しやすくなります

車を少しでも高く売却するには?

車を手放すのであれば、少しでも高く売却したいと考える人が多いでしょう。最後に、車の査定額を少しでも高くする方法をご紹介します。

複数の車買取会社に査定に出す

車の査定額は、車買取業者によって大きく異なることがあるため、複数の業者に査定を依頼し、金額を比較することが重要です。一番高い査定額を提示してくれた業者を選べば、より高値で売却できる可能性が高くなります。

売却する車の買取相場を確認する

事前に自分の車の相場をリサーチしておけば、業者から提示された査定額が妥当なものかを判断しやすくなります。相場よりかけ離れて低い査定額が提示された場合は、交渉の材料にもなります。

純正のオプションをそろえておく

純正のオプション類は、基本的に新車購入時にしか装着できない部品のため、中古車市場では希少価値があります。そのため、純正オプションが多く残っている車は、査定額を高く評価される傾向があります。売却を検討する前に、ついているオプションを確認しておきましょう。

車の査定だけでも受けて、査定額を比較しよう

愛車を売却するつもりはなくても、査定額によっては売却を考えるケースがあるかもしれません。査定は基本的に無料で依頼でき、複数の車買取会社の査定額を比べられるため、売却を決断する前の判断材料になります。時間がない方でも出張査定を依頼すれば、労力を抑えることができるでしょう。
なお、事前に下取りシミュレーションなどで自分の車の相場を調べておけば、妥当な査定額かどうかを判断しやすくなります。

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