車買取の見積もりと査定の流れ|高く売るためのポイントを解説
ここでは、比較的高く売れる可能性の高い「車買取業者による買取」に焦点を当て、その見積もりの基礎知識と、車を高く売るためのコツを紹介します。
■車買取の見積もりとは?
・車買取の見積もりが必要な理由
・車買取の見積もりを取る方法
■車買取の見積もりが出るまでの時間と流れ
・車を売るときに必要な書類
■車を売る際の見積もりの比較方法
・複数の業者から見積もりを取る
・一括査定サイトの活用
■車買取の見積もりに影響する要素とは?
・年式が新しく状態が良い車
・車の走行距離
・車の状態と装備・オプション
・人気の車種と色
■見積もりをより高くするためにするべきポイント
・車の整備とクリーニング(車の状態を良好に保つ)
・塗装や改造をしない
・買取相場を把握しておく
・高く売れる時期と方法に合わせる
・備品や書類をそろえておく
■車買取の見積もりをチェックするポイント
・車の情報が正確に記載されているか
・手数料が適正か
・リサイクル料や税金の還付の有無
・追加費用が発生しないか
■車買取の見積もりのポイントを理解して車を売ろう
■車買取の見積もりに関するよくある質問
・Q.車の査定ではどこを見られますか?
・Q.車の価値は1年間でどのくらい下がりますか?
・Q. 車の査定は何分かかりますか?
・Q. 見積もりと実際の買取価格が違うことはありますか?
・Q. 見積もりの後にキャンセルは可能ですか?
車買取の見積もりとは?
車のモデル、年式、走行距離、車体の状態、オプション装備など、車の価値を決定する要素が詳細に記載されています。
買取業者が車の状態を評価し、適正な価格を出します。
車買取の見積もりが必要な理由
また、複数の買取業者から見積もりを取ることで、業者間での価格差を比較し、より高く買い取りをしてくれる業者に売ることができます。
自動車の「下取り」「買取」金額を比較すれば、相場も分かって高値で売れる!
車買取の見積もりを取る方法
それぞれの特徴は下記の通りです。
車買取会社に実際に車を持ち込み、店舗で詳細な査定を受ける方法です。
メリットとしては、査定員に直接車を見てもらうことで車の状態を詳細に評価してもらえますが、店舗に足を運ぶ手間がかかり、一度に一つの店舗からしか見積もりを取得できないというデメリットもあります。
直接交渉することで、見積もり金額の上乗せが可能な場合もあります。
●出張査定(出張買取)
実際に店舗に出向くことなく、電話やインターネットで予約をし、自宅などの指定した場所で査定をしてもらうことができる方法です。
また、査定額は店舗に持ち込んだ場合と変わりません。数社同時に依頼することもできるので、競争が発生し高額査定が出やすくなる場合もあります。
近くに店舗がない場合や、走行が不可能な車検切れの車や事故車などは、出張査定を頼むとよいでしょう。
出張査定は各社のホームページから申し込む方法と、一括査定のサイトから申し込む方法があります。
複数社から相見積もりを取り比較したい場合は、一括査定のサイトから申し込むと、個人情報の入力などが一度で済むため便利です。
出張査定?それとも持ち込み査定?愛車を売るならどっちがいいの?
車買取の見積もりが出るまでの時間と流れ
以下に、見積もりを取得するまでの一般的な流れを説明します。
店舗に車を持ち込むか、出張査定の予約をし、査定申し込みの依頼をします。
A 日時を決めて査定を受ける
査定の申し込みをしたら、次に査定を受ける日時を決めます。
業者が直接車を確認し、査定を行います。
車の状態、年式、走行距離、人気の車種かなどが査定額に影響します。
B 見積金額(査定額)の提示
事業者から見積もり金額が提示されます。
見積もり額が市場価格よりも低いと感じた場合や、他の買取業者から高い見積もりを得ている場合には価格交渉を行います。
納得がいかない場合は、その場で契約せず他の業者にも査定を依頼するのもよいでしょう。
C 契約・車の引き渡し
見積金額に納得したら、必要書類を用意し契約をします。
場合によっては当日車を引き渡します。
D 代金受け取り
数日から数週間後に代金が振り込まれます。
車を売るときに必要な書類
これらの書類が揃っていないと、車の買取ができない場合もあります。当日売却したいと考えている場合は、事前に用意しておくとよいでしょう。
・車検証
・自賠責保険証明書
・自動車リサイクル券
・自動車税納税証明書
・印鑑登録証明書
・実印
・委任状、譲渡証明書(普通自動車)または申請依頼書(軽自動車)
※必要書類は普通自動車と軽自動車で一部異なります
車を売る際の見積もりの比較方法
車買取の見積もりの比較方法としては、下記の2点があります。
複数の業者から見積もりを取る
少なくとも3社以上の業者から見積もりをとるのがおすすめです。
業者によって査定額が異なるため、比較し売却の判断をするとよいでしょう。
一括査定サイトの活用
一括査定サイトは、査定の際に個人情報を登録する場合がほとんどです。サイトによっては色々な会社から営業電話がかかってくる場合もあるので、理解した上で利用するようにしましょう。
車買取の見積もりに影響する要素とは?
年式が新しく状態が良い車
これは、新しい車ほど需要が高く、また状態が良い車は修理やメンテナンスの必要が少ないため、買取業者が高価格で買い取る意欲が高まるからです。
年数で言えば、10年を超えると中古車としての価値は下がります。
車の走行距離
また、「10万キロ」を超えると中古車価格は下がります。
車の状態と装備・オプション
また、装備・オプション(ナビゲーションや本革シート、追加のエアバッグなどの安全装備等)も見積もりに影響します。
車のオプションを追加する際は、純正のオプションにするとプラス査定になりやすいです。
人気の車種と色
車種は、「海外でも人気のあるメーカー」、「ロングセラーの時代を問わず需要が高い車種」、「台数が少なく希少価値が高い車種」は値段が下がりづらい傾向があります。
人気の車種やモデルなどを、事前に調査しておくと良いでしょう。
見積もりをより高くするためにするべきポイント
車の整備とクリーニング(車の状態を良好に保つ)
また、小さな傷や凹みも査定金額に影響します。マイナス分の査定額を修理代が下回りそうな場合は、これらの修理を行うとよいでしょう。
塗装や改造をしない
買取相場を把握しておく
車の買取価格は、車の年式、走行距離、傷・修理・カスタマイズなどの有無を基準に最終判断されます。
査定に出さないと正確な買取金額はわからないものの、あらかじめ自分の車の相場を把握しておくと、査定額が見合っているかや、交渉の材料として使うことができます。
できるだけ高価格で買取をしてもらうためにも、自車の相場は把握しておくとよいでしょう。
高く売れる時期と方法に合わせる
車の需要は3月の新生活の時期や、9月の転勤の時期、ボーナス時期です。
車買取会社は上記の時期に備えて中古車の在庫を確保するため、車が必要とされる時期の少し前にあたる、1〜2月、7〜8月頃に売ると高値がつきやすいです。
車を手放すベストタイミングとは?
備品や書類をそろえておく
こうした備品が揃っていると、車の保存状態について信頼がおけるものと判断され、査定額アップの可能性が高くなります。
・メンテナンスノート(点検整備記録簿)
・取扱説明書
・保証書
・車検証
・備品(純正パーツ)
車買取の見積もりをチェックするポイント
車の情報が正確に記載されているか
手数料が適正か
相場がわからない場合は、複数社の見積もりを取り相場を比較するとよいでしょう。
リサイクル料や税金の還付の有無
追加費用が発生しないか
そのため、見積もりにはない追加費用が発生しないかを確認しましょう。
車買取の見積もりのポイントを理解して車を売ろう
この記事が、車買取の見積もりについての理解と、車を高く売るための参考になれば幸いです。
また、オリコン顧客満足度ランキングでは、車買取会社のランキングを発表しています。
査定や売却手続き、担当者の接客力など、項目ごとのランキングも発表しているので、車買取会社の利用を検討する際に参考にしてみてください。
車買取の見積もりに関するよくある質問
Q.車の査定ではどこを見られますか?
・外装、内装の状態(傷や匂いなど)
・走行距離
・車種やグレード
・年式
・エンジンの状態
・修理歴
・パーツ、カスタム(純正パーツが揃っているか・カスタムの有無)
・オプション
Q.車の価値は1年間でどのくらい下がりますか?
具体的な価値の下がり方は、車の種類や状態、市場の需要などによります。
Q. 車の査定は何分かかりますか?
Q. 見積もりと実際の買取価格が違うことはありますか?
また、悪質な車買取の事業者の中には、売却の契約後に金額を減額するという事業者もいます。
再査定によるリスクを回避できる可能性の高い、JADRI(日本自動車流通研究所)加盟店に連名している業者を選ぶことをおすすめします。
Q. 見積もりの後にキャンセルは可能ですか?
ただし、売却の契約後は会社によりキャンセルができない場合や、キャンセル料が発生する場合もあるので、注意が必要です。