2015年09月27日 11時20分
【カードローン】限度額の目安はいくら? 法律上の規制もわかりやすく紹介
今回はカードローンの上限額を規制する“総量規制”について紹介
カードローンについて、契約をしたら「好きなだけお金を借りられる」と思っている人はいないだろうか。実際は決してそうではなく、「事前に定められた利用限度額内で借入を行う」ものだ。では、いくらまで借入することが可能なのだろうか。今回はカードローンの利用限度額にかかわる“総量規制”や限度額の目安について紹介する。
■総量規制とは?
総量規制とは、個人顧客を相手方とした貸付事業に対して定められた規制のこと。カードローンの限度額は、この“総量規制”という法律上の規制により限度額の制限がされている。
また、総量規制は“個人顧客を対象とした法的規制”であるため、事業者向けの融資は対象外となっている。そのほか、住宅ローンや自動車ローンなども対象外だ。
■限度額の目安はいくら?
カードローンは、総量規制に基づいて一人ひとり決められた“限度額”がある。その額内で借入を行うことになるのだが、この限度額の基準となるのが「契約者の年収」だ。カードローン利用者の限度額は、原則として「年収の3分の1」までしか借入することができなくなっている。
たとえば、年収が900万円の場合は300万円がカードローンの最大限度額となる。すでに貸金業者から借入がある場合は、年収の3分の1から借入している分を引いた額が限度額となるため、年収900万円でほかの業者から100万円借入をしていた場合は、上限額は200万円だ。
ただし、総量規制があるからといって、その最大の限度額が当然のように借入ができるわけではない。この額はあくまでも最大の額であり、通常はそれ以下の限度額が定められることの方が多い。つまり、年収900万円だからといって必ずしも300万円まで借入ができるわけではなく、それ以下の200万や100万といった限度額が定められるケースが多くある。
できるだけたくさん借りたい人にとっては、重要なポイントとなる限度額。計画的に借入するためにも、自分の限度額がどれくらいになるのか事前に調べておくと良いだろう。
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