自動車保険の契約内容の変更はどうする?

  • 【画像】自動車保険 契約内容

 長い年月、自動車保険に入り続けていると、保険契約の内容を変更することもあるはずです。そんなとき、どんな手続きをすればいいのでしょうか? 一口に「内容変更」といっても、転勤して住所が変わった、結婚したために姓が変わった、さらに、生活環境の変化によって「補償内容を見直したい」ということもあるはずです。ここでは、自動車保険に関する契約内容の変更と手続きの仕方についてご紹介します。
 自動車保険の契約内容を変更するケースは多々あり、全ての例を挙げていくと、かなりの数に上ります。よくある例としては、次のようなものになります。

<自動車保険の契約内容変更例>
・引っ越しによる住所の変更
・結婚などによる姓の変更
・新車購入による契約車両の変更
・記名被保険者の変更
・契約条件の変更
・補償内容の変更

 いずれも契約に関わる基本的な項目ですから、変更があった場合には、速やかに手続きをする必要があります。契約内容に変更があったとき、きちんと変更手続きをしておかないと、万一の際に補償が受けられないこともあります。面倒がらず、早めに対応するようにしましょう。
 自動車保険の契約内容変更手続きは、簡単にできるものもありますし、少々手間の掛かるものもあります。以前であれば、住所変更するだけでも、新しい住民票や住所を書き換えた免許証のコピーなどを用意して、代理店に出向いたり必要書類を取り寄せたりする必要がありました。しかし、今では電話1本、あるいはネット上での手続きで変更できるようになりました。
 ここでは、内容変更の手続きについてご紹介します。なお、保険会社によっても、手続きの方法が違ってきますので、必ず自分の入っている保険会社の手続き方法を確認しましょう。

・住所の変更
 転勤や結婚による引っ越しなどで、住居表示が変わることもあります。いずれの場合でも、カスタマーサポートへの電話連絡で手続きができます。保険会社のWebサイトに契約者用の「マイページ」を開設してあれば、そこにアクセスして変更手続きを済ませることもできます。

 他県への転居であればナンバープレートの変更も必要ですし、免許証や車検証の住所変更も必要です。少々手間が掛かりますが、面倒がらずに済ませておくようにしましょう。なお、地域別に保険料を設定している保険会社の場合、転居した先の都道府県によっては、保険料がアップすることがあります。これは、主に使うエリアの事故リスクが高いかどうかで決まります。元の居住地よりもリスクが低ければ、保険料が戻ってくることもあります。

 もし事故を起こしたとき、きちんと住所変更やナンバープレートの変更を申告していない場合は、契約内容と異なるため、スムーズに保険金が支払われないこともあります。

・姓の変更
 結婚などによって姓が変わったときは、比較的簡単に手続きができます。ただし、本人確認が必要で、その手順は保険会社によって違いがありますから、まずはカスタマーサポートに電話をし、確認するようにしましょう。

・車両入替
 新しく車を買い換えるときには、納車日までに車両入替の手続きを済ませておきましょう。新たな車の車検証あるいはコピーなどを取り寄せてから、保険会社に連絡してください。変更内容によっては保険料を精算する必要がありますから、併せて確認しておきましょう。

・記名被保険者の変更
 記名被保険者の夫が単身赴任で別居するので、妻が主な使用者となる場合は、記名被保険者の名義変更が必要です。変更の内容によって、必要書類や手続きの手順が違いますから、必ず保険会社に問い合わせてみましょう。なお、海外への転勤などで一時的に車に乗らないという場合には、解約ではなく「契約中断」の手続きをしておくと、再び自動車保険が必要になったときに、同じ等級で契約することができます。
 上記の契約内容の変更以外にも、「子どもが免許を取ったので、年齢条件を緩めたい」とか「補償内容を手厚くしたい」というケースもあると思います。このような場合、どのような契約条件なのか、どの程度の補償が必要なのかというところから検討することになります。しかし、条件や希望する補償によっては、現在の保険会社で変更するのではなく、保険会社の選定から考えたほうがいいかもしれません。

 特に通販型自動車保険は、各社さまざまな工夫を凝らし、ユーザーニーズに合わせた保険商品を用意しています。ですから、年齢条件や補償内容を変更する場合には、保険会社数社の見積もりを取り寄せ、比較・検討してから決めても遅くはありません。自動車保険は長く付き合うものですし、決して安いものではありません。賢い選択を心掛けてください。


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