投資初心者にも便利 資産配分をプロにお任せできる投信

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自分の年齢にあった“資産配分を自動で行ってくれる商品”とは、どんなもの?

 投資信託や確定拠出年金などの基本的な資産運用手法に「分散投資」がある。個人型確定拠出年金(愛称「iDeCo」イデコ)で初めて投資に挑戦する人は、難しそうに感じるかもしれない。投資信託の中には、その1本を保有するだけで、自分の年齢にあった資産配分を自動で行ってくれる商品がある。今回はそんな便利な投資信託をご紹介する。

■投資の基本「分散投資」とは

 投資対象や地域を複数に分ける「分散投資」は、資産運用の王道だ。もし、ひとつの資産クラスにしか投資をしていないと、相場が下がった時の影響が資産全体に及び、大きく資産を減らしてしまう。グローバルに複数の異なる投資対象へ資産を分けることで、リスクを分散させるのが、分散投資である。

■初めてなら自動で調整「ターゲットイヤー投信」

 投資が初めての人にとって、いきなり分散投資と言われてもいったいどの銘柄をどのくらい購入すればわからない、という人が多いだろう。そんな人にオススメなのが「ターゲットイヤーファンド」だ。これは、あらかじめ設定された目標年(=ターゲットイヤー)に向け、資産配分を自動で調整してくれる投資信託のことだ。金融機関によって異なるが、ファンドの名称には目標年である「2030」や「2040」といった西暦の数字が入っていることが多いので、簡単に見分けがつくだろう。

 残りの加入期間が十分にある若いうちは、リターンを狙って株の比率を高めにし、目標年が近づくにつれ、債券などの安全性の高い資産へ切り替わる設計となっている。これ1本保有するだけで、分散投資が手軽にできるのが特徴だ。

 この1本で簡単に分散投資ができるので、特に投資経験の浅い人が最初に購入する商品としては有効だろう。そして、投資に慣れてくれば、自分のリスク許容度によって、外国株式のインデックスファンドなどを追加で保有してもいいだろう。投資の第一歩は、まずはプロに運用をお任せしてみるのもひとつの方法だ。

■米国ではデフォルト商品に

 確定拠出年金の先進国であるアメリカでは、企業型確定拠出年金において、ターゲットイヤーファンドがデフォルト商品に設定されていることが多い。デフォルト商品とは、加入者から運用指図がない場合に、自動的に購入される商品のこと。企業型は、強制加入となるため、従業員が何もしなくても安定的に資産を増やせる可能性の高い商品として設定されている。

 一方、日本では企業型確定拠出年金のデフォルト商品には、元本確保型の定期預金が設定される場合がほとんどだ。企業年金連合会が2016年2月に発表した調査『確定拠出年金実態調査結果』によると、加入者の約4割が掛金の全てを、元本確保型に預けていることがわかった。資産残高ベースで考えた場合だと約6割にものぼる。これでは、お金が増えないどころか、インフレ時には実質的な価値が下がるため、損をしてしまう可能性も否めない。そのため、日本でもターゲットイヤーファンドをデフォルト商品とするのが最適ではないかとの議論がなされている。今後ますます注目が集まりそうだ。

 ターゲットイヤーファンドは、企業型だけではなく、イデコでも取り扱う金融機関は多数ある。ただし、構成内容や信託報酬は商品によって全く違うので、必ず確認して、自分が納得できる商品を選ぼう。

(マネーライター・永井志樹子)

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