ウォーターサーバーは一人暮らしにいらない?必要性やメリットを解説
![]()
その中で「ウォーターサーバーは本当に必要なの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。便利そうだけど、コストやスペースが心配で導入に踏み切れないという声も少なくありません。
この記事では、一人暮らしにおけるウォーターサーバーの本当の必要性について、メリット・デメリットを交えながら客観的に解説します。
ご自身のライフスタイルにウォーターサーバーが合うのか、あるいは不要なのかを判断するための参考にしてください。
監修者江口 慶太
浄水器メーカーの営業として勤務するかたわら、日本アクアソムリエ協会認定アクアソムリエ資格を取得。その後、約1年かけて地球を一周し、世界各地の水やミネラルウォーターについて知識を深める。
目次
一人暮らしでウォーターサーバーは必要?いらない?
![]()
まずは、どのような人にウォーターサーバーが向いているのか、あるいは不向きなのか、以下の比較表で確認してみましょう。
ウォーターサーバーが向いている方
- 市販のペットボトル水を定期的に購入している
- 在宅勤務やテレワークで自宅にいる時間が多い
- 水道水の味や塩素臭が気になる
- 温かい飲み物(コーヒー・お茶など)や水割りのお酒をよく飲む
- 友人や知人を自宅に招くことがある
- 防災対策として水の備蓄を考えている
- 健康のために水を飲む習慣をつけたいと考えている
ウォーターサーバーが不向きな方
- 日常的に水をあまり飲む習慣がない
- 仕事や外出で家を長時間空けることが多い
- 水道水の味に特に不満がない
- 部屋の広さが限られている
ウォーターサーバーが必要な一人暮らしの方の特徴
スーパーやコンビニで水を購入する手間や、重い荷物を運ぶ労力がなくなります。また、飲む量によってはペットボトルを都度購入するより経済的になる場合もあります。
■家にいる時間が長い方(在宅勤務など)
在宅時間が長いと、水分補給の機会は意外と多いものです。冷たい水はもちろん、お茶やコーヒー、インスタントスープまで、お湯を沸かす手間なくワンタッチで用意できるため、仕事やリラックスタイムがより快適になります。
■水道水を飲むのに抵抗がある方
日本の水道水は安全ですが、塩素系の臭いや味が苦手な方もいます。ウォーターサーバーなら、美味しい天然水や不純物を除去したRO水を飲むことができます。
■コーヒー・紅茶などをよく飲む方
飲みたいと思った時にすぐお湯が使えるので、ティータイムや休憩がより手軽になります。再加熱機能付きのサーバーなら、90度以上の熱湯でカップ麺を作ることも可能です。
■家に人を呼ぶ機会がある方
来客時に、すぐにおいしいお冷や温かい飲み物を提供できるので、おもてなしがスムーズになります。デザイン性の高いサーバーを選べば、おしゃれなインテリアとしても活躍します。
■災害への備えをしたい方
ウォーターサーバーの水ボトルは、災害時の備蓄水としても役立ちます。定期的に新しい水が届くため、自然と備蓄(ローリングストック)ができるという特徴があります。最近は電気で出水するタイプが主流ですが、停電時は付属のノズルを水ボトルに直接装着することで水を利用することができます。一人暮らしではおろそかになりがちな防災対策も、ウォーターサーバーがあれば日常生活の延長で備えることができます。
ウォーターサーバーが不要な一人暮らしの方の特徴
水の消費量が少ないと、次の配送までにボトルを飲みきれず、未開封のボトルが溜まってしまう可能性があります。結果的に無駄な出費につながることもあります。
■家を空ける時間が長い方
出張や旅行などで長期間家を空けることが多いと、賞味期限内に水を消費するのが難しくなります。また、不在時にボトルの受け取りができないという問題も生じやすくなります。
■飲料水は水道水で問題ない方
水道水の味や品質に特に不満がなければ、コストをかけてウォーターサーバーを導入する必要性は低いでしょう。
■部屋のスペースに余裕がない方
ウォーターサーバーは、本体の設置にある程度のスペースが必要です 。床置きタイプの場合、幅30cm、奥行き30〜40cm前後が目安となります。また、予備のボトルを保管する場所も考慮しなければなりません。
一人暮らしでウォーターサーバーを導入するメリット
![]()
ここでは、一人暮らしにおけるウォーターサーバーの主な3つのメリットを紹介します。
日常生活での便利さと時短効果
これにより、コーヒーやカップスープを飲む際にお湯を沸かす必要がなくなり、忙しい朝や疲れて帰宅した夜の負担を大きく軽減してくれます。
また、スーパーなどで重いペットボトルを購入し、自宅まで運ぶという重労働からも解放されます。これは特に、車を持っていない方や集合住宅の上層階に住んでいる方にとって大きなメリットと言えるでしょう。
さらに、ゴミ処理の手間が減る点も利点です。
ペットボトルはラベルを剥がし、中をすすぎ、潰して分別するといった手間がかかりますが、ウォーターサーバーの場合は大容量ボトルであるため、小容量のペットボトルを何本も購入する場合と比べてプラスチック使用量を大幅に削減でき、環境負荷の軽減につながります。
また、リターナブルボトルタイプなら繰り返し使用でき、使い捨てタイプのボトルであっても、使用後に潰して手軽に家庭ゴミとして処分でき、ゴミ処理の回数も減らすことができます。
インテリアとしての価値とおしゃれなデザイン
スタイリッシュなものから、人気デザイナーが手掛けたおしゃれなもの、部屋の雰囲気に合わせて選べる豊富なカラーバリエーションまで、インテリアの一部として楽しめるサーバーが増えています。
災害時の備蓄水としての活用の可能性
自宅に予備のボトルをストックしておくことで、自然とローリングストックを実践できます。
多くのサーバーは停電時でも常温水を使える設計になっているほか、メーカーによってはボトルから直接水を使える専用のコックやバルブを用意している場合もあり、災害時でも貴重な飲料水を確保できます。
一人暮らしでウォーターサーバーを導入するデメリット
![]()
スペースとボトル保管の問題点
さらに、未使用のボトルや空きボトルの保管場所も確保しなければならず、ワンルームや狭小住宅では生活動線を圧迫する恐れがあります。
省スペース型の卓上タイプを選ぶことで、ある程度この問題は軽減できますが、事前の設置シミュレーションは必須です。
毎月のコストと契約期間の縛り
たとえば、24Lの水を消費する場合、水代が月3,000円〜4,500円程度、サーバーレンタル料が無料または月額500円〜1,000円程度、電気代が月額600円〜1,000円程度かかるのが一般的です。
できるだけコストを抑えるには、月額料金が定額で水をたくさん使える浄水型がおすすめです。
受け取りや注文管理の手間
例えば、メーカーによっては配送日時の指定が難しく、仕事などで日中不在がちな一人暮らしの方にとっては、ボトルの受け取りが負担になることがあります。
また、水の消費量が少ない月には、定期配送を一時的に停止する手続きが必要で、これを忘れると飲みきれない水が溜まってしまうという管理の手間も生じます。
こうした手間を避けるための対策として、不在時でも受け取れる「置き配」に対応したメーカーを選んだり、そもそも水の受け取りが不要な浄水型を検討したりする方法があります。
ウォーターサーバーの種類と一人暮らし向けの選び方
![]()
宅配水と浄水型の違いとメリット・デメリット
タイプ | 特徴 | コスト感 |
宅配水型 | 天然水やRO水を専用ボトルで定期配送 | 月額3,500〜5,000円程度 |
浄水型(給水型) | 水道水をタンクに補給してサーバー内で濾過するため、ボトル交換不要で使い放題 | 月額2,500円程度〜+水道代 |
浄水型(水道直結型) | 水道管に直接接続してサーバー内で濾過するため、ボトル交換不要で使い放題 | 月額4,000円程度〜+水道代+設置工事費 |
一方、浄水型は、月額レンタル料だけで水を使い放題というコストパフォーマンスの高さが魅力です。料理などにも気兼ねなく使えますが、飲めるのはろ過した水道水であり、天然水のような特別な味わいはありません。
このことから、「おいしい天然水を飲みたい」「災害備蓄も兼ねたい」という方は宅配水型を、「コストを抑えたい」という方浄水型を選ぶとよいでしょう。
サーバータイプ別の特徴と設置場所の考慮点
タイプ | 特徴 | 設置方法 |
床置き型(ロングタイプ) | 容量大きめ・操作がしやすい | 床に直置き、約30×40cmの面積 |
卓上型(ショートタイプ) | コンパクトで省スペース・低身長でも使いやすい | キッチン台や棚の上などに設置 |
設置時は、壁や家具から10〜15cm以上離す必要がある点にも注意しましょう。放熱スペースを確保しないと機器の寿命を縮めたり、場合によっては壁紙が黒く変色してしまったりするため、部屋の広さに応じた適切なタイプ選びが求められます。
女性の一人暮らしに適したボトル交換が楽なモデル
そこで女性の一人暮らしは、宅配水サーバーのボトル下置きモデルや、浄水型ウォーターサーバーの給水浄水型・水道直結型がおすすめです。
ボトル下置きモデルは、サーバーの足元にボトルをセットするタイプで、重いボトルを持ち上げる必要がなく、楽に交換できます。
また、給水浄水型・水道直結型は、水道水をろ過して使用するためボトル交換自体が不要であるため、交換の手間や負担を一切気にする必要がありません。
後悔しないウォーターサーバー選びのポイント
![]()
コスト・料金体系
水代だけでなく、サーバーレンタル料、配送料、電気代、メンテナンス料など、毎月かかる可能性のある費用を全て含めたトータルコストで比較しましょう。
■初期費用とレンタル料
初期費用やレンタル料が無料のものも数多く存在しますが、高性能な機種やデザイン性の高い機種は有料の場合があります。
■電気代
省エネモード搭載のサーバーなら、電気代を月々数百円に抑えることも可能です。
ボトル配送と注文の柔軟性
月に〇本以上といった最低注文数を設定しているメーカーが多くありますが、消費しきれないと感じるなら最低注文数のないプランを選ぶと安心です。
また、水が余った際に、追加料金なしで配送を一時的に停止できるスキップサービスがあるかも確認しましょう。ただし、連続してスキップすると手数料がかかる場合もあるため注意が必要です。
さらに、必要な時にだけ注文できる「都度注文」が可能かどうかも、無駄をなくすためにチェックしておきたい点です。
衛生面と安全性
サーバー内部を清潔に保つための自動クリーン機能やUV殺菌機能が搭載されている機種を選ぶと、より安心して利用できます。それに加えて、メーカーによる定期的なメンテナンスが無料か有料か、またその頻度や内容も調べておきましょう。
また、ボトル差し込み口、出水口、受け皿などは日常的にセルフメンテナンスを行う必要があるため、洗いやすい構造になっているか、汚れにくい工夫がされているかも重要な選択基準となります。
分解しやすい設計や、汚れが付着しにくい素材を使用している機種を選ぶことで、日々のお手入れが楽になり、清潔な状態を維持しやすくなります。
解約条件と契約期間
多くのウォーターサーバーには1年から5年程度の最低利用期間が定められており、期間内に解約すると解約金が発生します。ご自身のライフプラン、特に転勤や引っ越しの可能性を考慮して無理のない契約期間のプランを選び、解約金の額も把握しておきましょう。
あわせて、引っ越し先でもサービスを継続できるのか、その際のサーバーの移動は自己負担か、メーカーが対応してくれるのかなども確認しておくと、いざという時に安心です 。
一人暮らしにおすすめのウォーターサーバーは?
最終的にどのウォーターサーバーが良いかは、個人の価値観やライフスタイルによって異なります。
「水のおいしさ」を重視するのか、「コスト」を優先するのか、あるいは「デザイン」や「利便性」なのか、ご自身が最も大切にしたいポイントを明確にすることが、満足のいく選択につながります。
多くのウォーターサーバーを比較検討する際には、実際に利用した人の口コミや満足度を参考にするのも一つの方法です。
オリコンでは、利用者アンケートを基にした「ウォーターサーバーランキング」を発表しています。
総合ランキングだけでなく、「水のおいしさ」「デザイン」「利用料金」といった項目別や、「一人暮らし」といった世帯人数別のランキングもあるため、あなたのこだわりたいポイントに合ったサービスを見つける手助けになります。
ぜひ一度確認してみてください。
監修者江口 慶太
浄水器メーカーの営業として勤務するかたわら、日本アクアソムリエ協会認定アクアソムリエ資格を取得。その後、約1年かけて地球を一周し、世界各地の水やミネラルウォーターについて知識を深める。
帰国後はミネラルウォーター専門店で営業を務め、その後、食品関係の事業を起業。水に関する深い知識を活かし、セミナーの講師を務めるなど活躍中。ジュースバー経営の経験もあり、ハーブコーディアルの販売もしながら現在はウォーターサーバーのメーカーに勤める。
江口 慶太(日本アクアソムリエ協会)