ペット保険の特約とは?特約の種類とその概要、賠償責任特約の補償内容や選び方まで解説

ペット保険の特約とは?特約の種類とその概要、賠償責任特約の補償内容や選び方まで解説

ペット保険は主にケガや病気の通院・入院・手術に備えられますが、商品によっては、ペットによる賠償事故や亡くなった際の葬祭費用などに備える特約を付けることも可能です。

この記事では、ペット保険の主な特約の種類や、ペット賠償責任特約で補償されるケース・されないケース主要な保険会社の補償内容個人賠償責任保険との違いについて解説します。

mokuji目次

  1. ペット保険の特約は補償内容を充実させられる
    1. ペット賠償責任特約
    2. ペット火葬費用特約
    3. 飼育費用補償特約
  2. ペット賠償責任特約はペットが起こした事故に備える特約
  3. ペット賠償責任特約で補償されるケース
    1. 対人賠償
    2. 対物賠償
    3. 対ペット賠償
    4. 訴訟費用・ 弁護士費用
  4. ペット賠償責任特約で補償されない可能性があるケース
    1. 賠償責任が発生しない場合
    2. 賠償責任が発生しても支払われない場合
  5. 主要ペット保険会社のペット賠償責任特約
    1. 第一アイペット
    2. リトルファミリー少額短期保険(わんデイズ・にゃんデイズ)
    3. アニコム損害保険
    4. 楽天損害保険(楽天ペット保険)
    5. 日本ペット少額短期保険
    6. Amazonペット保険
    7. 賠償責任特約が単体で付帯できない保険会社の注意点
  6. ペット賠償責任特約と個人賠償責任保険の違い
    1. 個人賠償責任保険との補償対象・契約先の違い
    2. 重複契約時の保険金受け取りルール
  7. ペット保険のペット賠償責任特約を選ぶ際のポイント
    1. ペット賠償責任特約の補償範囲を確認する
    2. ペット賠償責任特約が適用されないケースを確認する
    3. 自動車保険や火災保険の特約との重複がないか確認する
  8. ペット保険の特約は保険料と補償のバランスが重要

ペット保険の特約は補償内容を充実させられる

ペット保険の特約は補償内容を充実させられる

ペット保険では、主契約で通院・入院・手術などの診療費を補償する商品が多くあります。

こうした主契約の補償に加えて、特定のリスクに備えるために付帯するのが「特約」です。特約は主契約に追加する補償であるため、原則として特約だけを単独で契約することはできません。

ペット保険の特約には、ペットによる賠償事故に備える「ペット賠償責任特約」や、死亡時の葬祭費用に備える特約などがあります。また近年は、飼い主が死亡・高度障害・長期入院などによりペットを飼い続けることが難しくなった場合に備える商品や補償も登場しています。

ペット賠償責任特約

ペット賠償責任特約」は、飼っているペットが他人にケガをさせたり、他人の物を壊したりしたことで、被保険者が「法律上の損害賠償責任を負った場合」に備える特約です。

例えば、散歩中に犬が通行人に噛みついてケガをさせた場合や、他人の物を壊した場合などが補償対象となり得ます。
商品によっては、他人のペットにケガをさせた場合や、保険会社の承認を得て支出した訴訟費用・弁護士費用なども補償対象です。

ペット火葬費用特約

ペット火葬費用特約」は、契約しているペットが亡くなった際に、火葬や葬儀などにかかった費用を補償する特約です。対象となる費用や支払限度額、付帯できる年齢などは保険会社によって異なります。
例えば、あいおいニッセイ同和損保の「ワンにゃんdeきゅん」には「葬祭費用補償特約」があります。

対象ペットがケガや病気で保険期間中に死亡し、死亡日から1か月以内に日本国内で火葬費用や仏具購入費用などを負担した場合、3万円を限度に補償されます。始期日時点で満10歳まで付帯可能です。
また、ペットメディカルサポートの「PS保険」には、「ペットセレモニー特約(火葬費用等担保特約)」があります。

支払限度額は3万円です。火葬費用のほか、位牌・メモリアルプレートの作成費用、棺代、葬儀用祭壇のレンタル費用などが対象となります。

飼育費用補償特約

飼い主が死亡したり、重い障害や長期入院によってペットを飼い続けることが難しくなったりした場合の費用に備えられる特約や保険商品もあります。ただし、各社で仕組みや名称が異なり、「飼育費用補償特約」という共通の特約があるわけではありません。
例えば、リトルファミリー少額短期保険では、「わんデイズ・にゃんデイズ」などに付帯できる「安心パック」を提供しています。

これは、年間120万円までの「ペット賠償責任特約」と、飼い主に万一のことがあった場合に備える「みらいの約束」を組み合わせたオプションです。「安心パック」の「みらいの約束」では保険金10万円、50万円、100万円プランが設定されており、ペットの預入先となる提携保護団体の紹介も受けられます。
また、つばき少額短期保険のペット医療保険「たくす」は、ペットの医療補償に加え、飼い主が30日以上入院した場合に10万円、死亡または所定の高度障害状態になった場合に150万円を支払う飼い主向けの補償が組み込まれています。
このほか、東京海上ダイレクトの自動車保険には「ペット特約セット」があります。

これは、自動車事故によってペットが死傷した場合の費用や、対象となる自動車事故で飼い主が入院した際のペットシッター・ペット専用施設などの費用に備えるものです。一般的な飼育不能リスクを補償するペット保険の特約ではなく、自動車事故を前提とする補償である点には注意しましょう。

ペット賠償責任特約はペットが起こした事故に備える特約

「ペット賠償責任特約」はペットが起こした事故に備える特約

ペットが他人にケガをさせたり、他人の物を壊したりした場合、飼い主が法律上の損害賠償責任を負うことがあります。民法第718条では、動物の占有者は、その動物が他人に与えた損害を原則として賠償する責任を負うと定められています。

「ペット賠償責任特約」は、こうした事故によって法律上の損害賠償責任を負った場合に、損害賠償金などを補償する特約です。商品によっては、保険会社の承認を得て支出した訴訟費用や弁護士費用なども補償対象となります。

環境省の「動物愛護管理行政事務提要(令和7年度版)」によると、令和6年度には全国で5,592件の犬による咬傷事故が報告されています。自身のペットが他人やほかのペットに突然噛みついてケガをさせたり、物を壊したりすることがないとは限りません。そのため、万一のことを考えると、「ペット賠償責任特約」を契約しておくと安心といえるでしょう。
参考:動物愛護管理行政事務提要(令和7年度版)|3.動物による事故

ペット賠償責任特約で補償されるケース

ペット賠償責任特約で補償されるケース

「ペット賠償責任特約」の補償対象となるケースは、主に「対人賠償」、「対物賠償」、「対ペット賠償」の3つです。

ここでは、具体的にそれぞれどのようなシーンで補償されるのかを紹介します。

対人賠償

対人賠償」は、ペットが他人にケガを負わせるなどして、被保険者に法律上の損害賠償責任が生じた場合に補償されます。

たとえば、次のようなケースが考えられます。
<対人賠償の対象となり得る主なケース>
●犬の散歩中に通りすがりの人が近づいてきて頭をなでようとしたとき、犬が反射的にその人を噛んでケガを負わせてしまった
●宅配業者が荷物を届けに来た際、ペットが部屋から飛び出して噛みつき、ケガを負わせてしまった
●犬を散歩中、自転車に乗っている人に向かって飛び出し、はずみで自転車が転倒してケガを負わせてしまった
ただし、事故が起きたという事実だけで保険金が支払われるわけではありません。法律上の損害賠償責任があることに加え、各商品の免責事項に該当しないことなどが必要です。

対物賠償

対物賠償」は、ペットが他人の所有物を壊したことなどによって、被保険者に法律上の損害賠償責任が生じた場合に補償されます。

たとえば、次のようなケースが挙げられます。
<対物賠償の対象となり得る主なケース>
●ペットが庭から飛び出して、隣の家の窓ガラスを割ってしまった
●ペットが他人の車に飛び乗って、車のシートを傷つけてしまった
●ペットが来客に飛びつき、服を破いてしまった
なお、壊した物が「他人の物」であっても、被保険者が借りるなどして使用・管理していた物については補償対象外となる商品があります。事故の発生場所や物の所有・管理関係も確認が必要です。

対ペット賠償

ペット賠償責任特約では、飼っているペットが他人の犬や猫などにケガをさせ、被保険者に法律上の損害賠償責任が生じた場合も補償対象となる商品があります。

対ペット賠償」の対象となり得る主なケースは、次のとおりです。
<対ペット賠償の対象となり得る主なケース>
●散歩中に自分の犬がほかの犬に噛みつき、ケガをさせた
●来客が連れてきたペットに、自分のペットがケガを負わせた
ただし、ドッグランでの事故なども含め、双方の管理状況や事故の経緯などで判断されるため、「相手のペットがケガをした=必ず特約が使える」とは限りません。

訴訟費用・ 弁護士費用

ペットによる事故をめぐって話し合いで解決できず、訴訟に発展したり、弁護士への依頼が必要になったりするケースも考えられます。

ペット賠償責任特約の商品によっては、損害賠償金に加えて、こうした場合の一定の訴訟費用や弁護士費用なども補償対象です。

ただし、事故後に自己判断で弁護士へ依頼したり、相手方と示談を成立させたりすると、保険金の一部または全部が支払われない場合があります。賠償事故が起きた際は、示談や弁護士への依頼を進める前に保険会社へ連絡しましょう。

ペット賠償責任特約で補償されない可能性があるケース

ペット賠償責任特約で補償されない可能性があるケース

ペット賠償責任特約」は、ペットが他人にケガをさせたり他人の物を壊したりした場合の損害賠償責任を補償する特約ですが、必ずしもすべての事故やトラブルが補償されるわけではありません。

ここでは、「ペット賠償責任特約」で補償されない可能性がある主なケースについてご紹介します。

賠償責任が発生しない場合

「ペット賠償責任特約」は、被保険者が「法律上の損害賠償責任」を負うことが支払いの前提です。そのため、事故が起きても被保険者に賠償責任が認められなければ、保険金は支払われません。

例えば、ドッグランで犬同士が衝突した場合でも、被保険者に法律上の損害賠償責任が生じなければ、補償対象にならないことがあります。つまり、ドッグランでの事故だから一律に対象外になるのではなく、事故の状況などをもとに賠償責任の有無が判断されます。
また、知人などにペットを預けている間の事故についても、被保険者に法律上の損害賠償責任が発生しない場合は保証の対象になりません。民法第718条では、占有者に代わって動物を管理する人についても責任を定められています。

賠償責任が発生しても支払われない場合

法律上の損害賠償責任が発生していても、「約款で補償対象外」とされている事故については保険金が支払われません。

例えば、「被保険者と同居している親族」に対する賠償責任や、「被保険者が所有・使用・管理している他人の物」に対する賠償責任などを補償対象外としている商品があります。

また「他人から預かった物」なども対象外となる場合があるため、契約内容の確認が必要です。
また、事故後の示談や弁護士への依頼について、事前に保険会社への連絡や承認が必要な商品もあります。自己判断で示談を成立させたり弁護士へ依頼したりすると、保険金の一部または全部が支払われない可能性があるため注意しましょう。

主要ペット保険会社のペット賠償責任特約

「ペット賠償責任特約」の補償額や免責金額、付帯方法などは保険会社によって異なります。ここでは、主な「ペット賠償責任特約」を紹介します。

第一アイペット

第一アイペットの「ペット賠償責任特約」は、被保険者が管理している犬または猫が他人にケガをさせたり、他人の物を壊したりして法律上の損害賠償責任を負った場合に、1事故につき500万円まで補償します。

保険会社の承認を得て支出した訴訟費用・弁護士費用なども補償対象です。追加保険料は年払1,460円、月払130円で、新規契約時または契約継続時に付帯できます。保険期間の途中で付帯・削除することはできません。

また、1契約に特約を付けることで、その契約の被保険者が管理するほかの犬・猫による事故も補償対象となります。一方、示談代行は行われないため、事故が発生した場合は示談前に第一アイペットへ連絡する必要があります。

リトルファミリー少額短期保険(わんデイズ・にゃんデイズ)

リトルファミリー少額短期保険の「わんデイズ・にゃんデイズ」「わんデイズ・にゃんデイズLight」では、「安心パック」の中に「ペット賠償責任特約」が含まれています。補償額は年間120万円までで、1事故あたり3,000円の免責金額があります。

なお、「安心パック」は「ペット賠償責任特約」だけではなく、飼い主に万一のことが起きた際に備える「みらいの約束」とセットになっているのが特徴です。そのため、「ペット賠償責任特約」だけを切り離して付帯することはできません。

アニコム損害保険

アニコム損害保険の「ペット賠償責任特約」では、契約しているペットが日本国内で他人に身体障害や財物損壊の被害を与え、被保険者に法律上の損害賠償責任が生じた場合、1事故につき最大1,000万円まで補償されます。1事故につき3,000円の免責金額があります。

保険期間の途中で付帯・削除することはできず、変更する場合は継続時の手続きが必要です。また、同特約ではアニコム損保による示談代行は行われません。事故が発生したときは、相手方との示談を成立させる前に同社へ連絡しましょう。

楽天損害保険(楽天ペット保険)

楽天損害保険の「スーパーペット保険」は「ペット賠償責任担保特約」をオプションで付帯できます。

ペットが他人にケガをさせたり、他人の物を壊したりして法律上の賠償責任を負った場合に、損害賠償金や所定の訴訟費用・弁護士費用などを1事故につき300万円まで補償します。1事故あたりの免責金額は1,000円です。

特約保険料は年払600円、月払55円で、保険期間の途中で付帯・解約することはできません。また、訴訟費用・弁護士費用などは、楽天損保の書面による同意を得て支出した場合に限られます。特約だけを単独で契約することもできません。

日本ペット少額短期保険

日本ペット少額短期保険の「いぬとねこの保険」では、プランによって「ペット賠償責任特約」を付帯できます。愛犬・愛猫が他人にケガをさせたり、他人の物を壊したりしたことで法律上の損害賠償責任を負った場合に、年間最大100万円まで補償されます。

補償対象となり得るのは、他人への咬傷事故や物損事故のほか、ほかのペットにケガを負わせた場合などです。

Amazonペット保険

Amazonペット保険は、リトルファミリー少額短期保険が引き受けるペット保険です。2026年1月29日以降の新規申込み、もしくは補償開始日が2026年3月31日以降で、更新時に改定商品に切り替えた契約であれば、オプションとして「ペット賠償責任特約」を付帯できます。
 
月払い100円、年払い1,150円で、年間120万円まで補償され、1事故あたり3,000円の免責金額があります。

賠償責任特約が単体で付帯できない保険会社の注意点

すべてのペット保険に、「ペット賠償責任特約」が用意されているわけではありません。ほかにも、ペット保険とは別に「個人賠償責任保険」などへ加入し、ペットによる賠償事故に備える方法もあります。

たとえば、あいおいニッセイ同和損保の「ワンにゃんdeきゅん」では、入院・手術費用のほか、通院や葬祭費用に備える特約などが用意されていますが、「ペット賠償責任特約」は補償内容として案内されていません。

一方、「ワンにゃんdeきゅん」にはセット割引があり、同社所定の自動車保険・火災保険や、ニッセイ個人賠償プラン「まるごとマモル」などを一定の条件で契約している場合、ペット保険の保険料が5%割引されます。「まるごとマモル」は日常生活における賠償事故に備える保険で、飼い犬が他人に噛みついてケガをさせた場合も補償例として示されています。
すでに加入している「個人賠償責任保険」でカバーできる場合もあるため、補償内容や重複の有無を確認しましょう。

ペット賠償責任特約と個人賠償責任保険の違い

ペット賠償責任特約と個人賠償責任保険の違い

個人賠償責任保険との補償対象・契約先の違い

ペットによる賠償事故には、ペット保険の「ペット賠償責任特約」だけでなく、「個人賠償責任保険・個人賠償責任特約」で備えられる場合があります。

個人賠償責任保険」は、ペットによる事故だけでなく、自転車事故や水漏れ、子どもが他人の物を壊した場合など、日常生活で生じる幅広い賠償リスクを補償対象とする保険です。一方、「ペット賠償責任特約」は、ペットの行為により生じた賠償責任を対象としています。

たとえば、前述のとおり、あいおいニッセイ同和損保の「ワンにゃんdeきゅん」では、ペット賠償責任特約は補償内容として案内されていませんが、別契約の「個人賠償責任保険」を利用してペットによる賠償事故に備える方法があります。すでに加入している保険も含めて、補償内容を確認しておきましょう。
「ペット賠償責任特約」は、基本的にペット保険の主契約に付帯します。

一方、「個人賠償責任保険」は、自動車保険や火災保険などの特約として契約するほか、「個人賠償」を主な補償とする保険商品として契約する方法もあります。商品によっては、クレジットカードなどで個人賠償補償を付けることも可能です。

補償範囲にも違いがあります。

「ペット賠償責任特約」はペットによる賠償事故を対象とするのに対し、「個人賠償責任保険」は、自転車で他人にケガをさせた場合や、自宅からの水漏れで階下に損害を与えた場合など、日常生活上のさまざまな事故を補償します。飼い犬が他人に噛みついてケガをさせた事故なども、補償対象となる場合がほとんどです。

重複契約時の保険金受け取りルール

「ペット賠償責任特約」と「個人賠償責任保険」の補償内容が重なっていても、同じ損害について重複して保険金を受け取り、実際の損害額を超えて利益を得ることはできません。

賠償責任保険」は実際に生じた損害を補償するものからです。ただし、契約によって支払限度額や対象者、補償範囲などは異なるため、それぞれの補償内容を比較しておくことが大切です。

「ペット賠償責任特約」を付帯する際は、自動車保険・火災保険・クレジットカードの付帯保険などに「個人賠償責任」補償が付いていないかを先に確認しましょう。そのうえで補償範囲や支払限度額などを比較し、追加で特約を付ける必要があるか判断することが大切です。

ペット保険のペット賠償責任特約を選ぶ際のポイント

ペット保険のペット賠償責任特約を選ぶ際のポイント

ペット保険の「ペット賠償責任特約」は、主契約に含まれないさまざまなリスクを補償してくれる便利なオプションです。

しかし、ペット保険のペット賠償責任特約を選ぶ際には、いくつかのポイントに注意する必要があります。主な3つのポイントについて見ていきましょう。

ペット賠償責任特約の補償範囲を確認する

「ペット賠償責任特約」を選ぶ際は、まず支払限度額と免責金額を確認しましょう。
支払限度額には「1事故あたり」で設定されている商品と「年間」で設定されている商品があり、金額だけでなく設定方法にも違いがあります。

あわせて、誰が被保険者になるのかどのペットによる事故まで対象になるのかも確認が必要です。商品によっては、訴訟費用・弁護士費用の補償や示談代行の有無などにも違いがあります。
補償額の大きさだけで判断せず、想定しているリスクに対応できる内容かを比較しましょう。

ペット賠償責任特約が適用されないケースを確認する

「ペット賠償責任特約」を選ぶ際には、補償されるケースだけではなく、補償対象外となる条件も確認してください。

例えば、ドッグランで犬同士が衝突した場合でも、被保険者に法律上の損害賠償責任が生じなければ補償されません。他人にペットを預けている間の事故についても、被保険者に賠償責任がなければ対象外です。
また、賠償責任が生じても、同居親族への賠償や、被保険者が使用・管理している他人の物への損害などを補償対象外としている商品があります。

「ドッグランだから対象外」などと場所や状況だけで判断せず、約款で支払条件を確認することが大切です。

自動車保険や火災保険の特約との重複がないか確認する

「ペット賠償責任特約」を追加する前に、自動車保険や火災保険など「個人賠償責任補償」に加入していないか確認しましょう。

「個人賠償責任保険」の中には、飼い犬が他人にケガをさせた場合など、ペットによる賠償事故を補償する商品もあります。その場合、「ペット賠償責任特約」と補償内容が重なる可能性があります。
ただし、重複しているからといって、必ずどちらかが不要になるとは限りません。支払限度額や免責金額、補償対象となる人・ペットなどを比較したうえで、追加の特約が必要か判断しましょう。

ペット保険の特約は保険料と補償のバランスが重要

ペット保険の特約は、ペットの医療費の補償に加え、補償内容をより充実させるために追加することができます。特約を契約しておくと、万一ペットが事故やトラブルを起こしたときに賠償金額が全額自己負担とならずに済みますが、補償対象外となるケースもあります。また、すでに加入している保険の特約との重複契約にも注意が必要です。

なお、特約を契約すると大切なペットのさまざまなリスクに備えることはできますが、保険料は高くなります。高額と感じる場合は、実際に補償を受けるときに得られる保険金額を比較し、バランスを考慮して自分に合った特約を選びましょう。

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