2015年08月12日 09時30分

「投資信託」ビギナー必見! 始める際に注意すべき“3つ”のこと

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ビギナー必見! 「投資信託」の注意すべき“3つ”のこととは?

 夏のボーナスも入り、思い切って投資を始めたい人もいるはず。「投資信託」は、投資のプロが銘柄を選び、一般の人が買いやすいように1万円程度の小口で販売されているもの。取り扱っている金融機関が幅広いこともあり、投資初心者にも向いているといえるのだ。ただ、投資信託を積み立てで買う際には注意点もある。今回は、その注意点を3つお伝えしよう。

【1】
同じ投資信託でも、販売会社によって手数料が違う

 投資信託はさまざまな金融機関で買うことができる。ただし、同じ投資信託を買う場合でも、買うときに支払う「販売手数料」は、金融機関によって異なる。例えば、Aファンドを買う手数料は、B証券会社なら手数料なし(0%。販売手数料がかからない投資信託を「ノーロードファンド」と呼ぶこともある)、C銀行なら1.08%、D証券会社なら3.24%などと違いがあることが多い。

 月に3万円の投資信託の積み立てをするなら、10年間で360万円の買い物になる。手数料が0%と3.24%とでは、手数料だけで10万円以上の違いになるのだ。

 買う投資信託を決めたら、複数の金融機関で販売手数料をチェックしてみよう。なるべく安いところで購入するといいだろう。

【2】
値段が下がっても慌てて売らない

 投資商品は、数年から十数年単位の長いスパンで値動きの波がある。投資信託を積み立てで買うなら、同じく数年から十数年くらいの長いスパンで考えることが大切だ。長いスパンの波だけでなく、日々値段が高くなったり低くなったりと小さな波もある。投資初心者は、最初に買ったころよりも値段が少し下がると、「売った方がいいだろうか…」と不安になり、すべて売却して損を出してしまうケースも多い。

 2008年にリーマンショックがあり、株価が軒並み下落したことがあるのをご存じだろうか。投資信託の値段も下がったが、そこで慌てずに投資信託を積み立てで買い続けていた人は、その低い値段でたくさん買えたことになる。その後、投資信託の値段が上がったときに、持っている投資信託の総合的な価格がまとめて上がり、利益を出せたというわけだ。

 つまり、値段が一時的に下がっても、慌てて売らないようにするのがコツだ。一度積み立てで買うことにしたら、何か事情がない限り、数年間はそのまま買い続けるようにしたい。

【3】
一つの投信に集中させず分散させる

 投資対象を一つに絞るのは、リスクが集中してしまうので避けよう。投資信託の積み立て用に月3万円の予算があれば、1本の投資信託を買うのではなく、3つの違うタイプの投資信託を買うといいだろう。例えば、1本目を日本株タイプの投資信託にしたら、2本目は先進国株タイプ、3本目は新興国株タイプなどと分けると、リスクを分散できる。

 最近は、ネット証券を中心に月1000円単位で積み立てられるケースもある。予算が1万円なら、5000円、3000円、2000円などと分けることも可能だ。

 投資信託を積み立てで買うことにすると、数年間のお付き合いになる。焦って吟味せずに買うことのないよう、まずは投資信託についての基礎的な本を1冊読むなど、しっかり勉強してから購入するようにしたい。

(ライター:西山美紀)

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