2015年09月18日 09時10分

無一文から億万長者に! 米著名投資家の手法を簡潔紹介

無一文から億万長者になった米著名投資家の“手法”とは? [拡大する]

無一文から億万長者になった米著名投資家の“手法”とは?

 投資は、銀行の金利と違い、必ず利益が増えるとは限らない。だからこそ、初心者には手が出しにくく、興味があっても一歩踏み込めない人も多いものだ。とはいえ、雑誌などで取り上げられる成功者であっても損をしたことがないというわけではない。

 もちろん、金額は人それぞれだが、損や得を繰り返しながら、経験を積んでいるはずだ。つまり、有名投資家がこれまでどのような手法で成功し、どのような経験をしてきたのかを知ることで、恐怖感が減る可能性はあるだろう。そこで今回は、海外の投資家で有名なベンジャミン・グレアム氏について紹介する。

■ベンジャミン・グレアム氏とは?
 アメリカの投資家であり、経済学者でもあるベンジャミン・グレアム氏は、「バリュー投資の父」または「ウォール・ストリートの最長老」などと呼ばれている。1976年に故人となったが、数多くの投資家を育てたり、投資理論を作り上げた人物として知られている。中でも、投資家ウォーレン・バフェット氏の育ての親として有名。自身も無一文状態から億万長者まで成り上がっている。だが、過去には二度ほど失敗を経験し、破綻したこともあるという。とはいえ、そういった経験は、彼が投資理論を完成させるために必要な経験だったといえるだろう。

■手法や手段はどのようなものか?
 ベンジャミン・グレアム氏は、投資において“チャート分析は不要だ”という考えを持っていたようだ。例えば、投資していた銘柄の株価が下がり、慌てて損切りしたあとに再び上昇してしまったということも、同氏からすると、株式投資が本来持つ可能性や価値をきちんと見ていなかったことが原因と考えるのだとか。彼自身は、企業の持つ価値はどのくらいなのかを見極め、その判断に基づいて投資を行うのがよいという考えを持っていた。損得だけでなく、本来の投資の姿勢を教えてくれる投資家でもあったといえる。

■儲かったあとは何をしていた?
 自身が投資に成功したあとは、人材育成や自身の投資理論などを世間に発表したりするなどした。同氏が執筆した著書は「証券分析」や「賢明なる投資家」などがある。これらは、投資家から賞賛を受けることになり、特に「賢明なる投資家」については、投資について描かれた中で最高の書籍だとも言われている。

 こうして読むと、初心者からはほど遠い世界の人物に思えてしまうが、誰にでも初心者の時期はある。彼が成功したのは、投資の本質を見誤ることなく、誠実に向き合ってきたからかもしれない。彼のように、正しい投資スタイルを行えば、成功する可能性もずっと高くなるだろう。

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