2015年05月30日 10時00分
メリット盛りだくさん! 「株主優待」知っておくべき3つの特徴
企業から”お礼”として特典や商品が贈られる以外にも、「株主優待」にはメリットがたくさん!
優待品だけで生活を送る桐谷広人氏がメディアに登場するようになり、耳にする機会が増えた“株主優待”。出資のお礼として企業から特典や商品が贈られる上、10万円以下という少額でも始められるため、興味のある投資ビギナーも多いだろう。そこで今回は、優待付き銘柄ならではのメリットについて紹介していく。
【1】「買い時」を理解しやすい
優待品をもらうには、優待付き銘柄の購入を“最終売買日”と呼ばれる日までに済ませ、“権利確定日”に株主名簿に名前が記載されていることが条件。優待を目的にした投資家は、この権利確定日が近付くと購入することが多いため、優待付き銘柄は権利確定日の約2ヶ月前からジリジリと値上がりすることがほとんどだ。
ここで抑えておきたいのは、「大きく値上がりする前に銘柄を購入する」ということ。例えば、3月に権利確定を迎える銘柄であれば、1月くらいまでに買っておくとリーズナブルな株価で購入できるケースが多い。初めての購入でも、権利確定日を目安にすれば、悩まずに済むだろう。
【2】株価の下落に強い
優待付き銘柄は、あまり値が下がらないという傾向がある。理由は、優待メインの個人投資家は、優待品をもらうことが目的の中心であり、長期保有を前提にしている人が多いから。中には、株価が下がると買い増しする個人投資家もいる。追加購入で保有株数を増やし、もらえる優待内容をグレードアップさせたり、少し高く買ってしまった銘柄の平均単価を下げるなどの調整を行うケースもあるのだ。
【3】税制面で有利
株式投資の値上がり益と配当金には、20%の税金がかかる。ところが、同じ株主配分の一つである株主優待においては、金券などの場合“雑所得扱い”になるため、年間最大20万円以下は非課税となる。「10万円値上がりした!」と喜んでも、実は8万円しかもらえない値上がり益に比べ、優待は20万円まで影響を受けず非常にお得といえる。
優待品をもらう以外にも、いろいろなメリットがある「株主優待付き銘柄」投資。自分のライフスタイルに合う“使い勝手の良い優待”がもらえる銘柄を選べば、生活もより便利になるはずだ。
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