「東証」ってどんなところ? 社会科見学で“秘密”に迫る

「東証アローズ」に社会科見学! 大人から子供まで楽しめる魅力に迫る (C)oricon ME inc. [拡大する]

「東証アローズ」に社会科見学! 大人から子供まで楽しめる魅力に迫る (C)oricon ME inc.

 日本最大の金融取引所として知られる「東京証券取引所」(以下、東証)は、ニューヨーク証券取引所やロンドン証券取引所と並び、世界の重要な金融センターの一つ。テレビのニュースや経済番組などでもよく紹介されるが、実は誰でも見学できる気軽な場所であることをご存じだろうか。

 東京・日本橋の兜町にある同所は、2000年5月にかつて株式売買立会場であった跡地に“東証アローズ”という情報提供スペースをオープンさせた。リアルタイムの投資情報を開示するほか、誰でも自由に見学できる施設に生まれ変わっている。見学は無料で予約なしでも入れるとあって、今では年間6万人もの見学者が訪れる人気スポットとなっている。マーケット監理業務を行う“マーケットセンター”を中心に、施設内を歩きまわっての見学はもちろん、端末機を使った株式投資のシミュレーション体験などもできる。

 現在、日本の証券取引人口は300万人ほどで、投資未体験者はまだまだ多い。同所は、そんな未経験者にも、証券投資に興味を持ってもらうことを目的としており、気軽に訪れて、楽しみながら投資について知ることができる。また、歴史や貴重な資料なども多く展示されており、コアな投資家も満足できる情報が豊富に揃っている。

 そこで今回は、東証アローズの魅力を6回にわたってわかりやすく紹介していこう。まずは、東証がどんなところなのか、特徴や魅力などを挙げていく。

■団体客、外国人にも人気
 東証アローズへの見学者は、約6割が団体で、修学旅行の中学生や高校生、研修目的で来る上場企業などの社員、ツアー旅行の観光客などが大半を占めている。一方、個人の見学者は、国内に限らず海外からの観光客も非常に多い。

 人気の理由は、海外には一般の人が入れる金融取引所がないから。つまり、世界で唯一、一般の人が見学できる金融取引所は東証だけなのだ。その貴重さから、海外の観光客のみならず、有名人もわざわざこの地に足を運ぶことがあるほどだ。

■見学できるのはこんなところ
 2階建ての同施設の1階には、証券史料ホールがあり、証券市場に関する貴重な史料が展示されている。

 中2階に上がると、上場セレモニーなどが行われる“オープン・プラット・ホーム”がある。さらに上がって2階フロアから回廊を歩けば、直径17メートルのガラスシリンダーで覆われた“マーケットセンター”を一望することができる。

 2階の“マーケット・エクスペリエンス・コーナー”では、株式投資体験が可能。架空所持金を元手に、30分間、銘柄の売買が擬似体験できるコーナーとなっており、最終的な売上を競うなど、大人から子供まで楽しめるスポットといえる。

 全体の見学時間は約1時間、株式投資体験を行うと1時間30分ほど。見学や体験するポイントや見どころは、別途詳しく紹介していこう。

■VIPも頻繁に訪れる 運が良ければ会うことも!
 東証には、海外の高官やVIPの訪問もあり、頻度は週1回程度と非常に多い。政府や経済関係の要人が多いが、昨年は俳優のレオナルド・ディカプリオが、映画プロモーションのための記者会見を行ったことでも話題となった。

 とはいえ、VIPの訪問日であっても、一般の見学者が追い出されるようなことはなく、普通に見学を続けられるのも東証の特徴。逆に運が良ければ、見学中に意外なVIPに遭遇するチャンスもあるのだ。現に私たちが取材した際も、ミャンマー中央銀行総裁の訪問日で、一行が見学する様子を見ることができた。

■経済のリアルを感じられる空間
 東証アローズがあるのは、以前の株券取引立会場の跡地であるが、ガヤガヤした印象の当時の面影はなく、現在はスマートで洗練された空間となっている。その中で、株価の電光表示はくるくると回り続け、大型スクリーン上では日経平均株価や為替のリアルタイムな変化が表示される。刻々と変化する表示を見ているだけでも、「これがまさに金融取引所」という独特の感覚に浸れるに違いない。経済のリアルを感じながら、楽しく学べる“世界でただ一つ”の人気スポットといえるだろう。

 次回は、東証アローズの楽しみ方について、さらに詳しく紹介していく。

(記事/川口沙織)

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