2015年07月18日 10時00分

【ネット証券】気になる“手数料”比較 オトクな1社がハッキリわかる!

【図1】「1日定額のプラン」の各社の比較 (C)oricon ME inc. [拡大する]

【図1】「1日定額のプラン」の各社の比較 (C)oricon ME inc.

 ネット証券の特長の一つに、手数料の安さがある。手数料の金額は一様ではなく、各社オリジナルのプランや金額が設定されている。どれが自分に適したプランであるかは、取引のスタイルによって変わってくるので、条件を見極めて賢く利用したいところだ。そこで今回は、各社の手数料を分かりやすく比較していく。

■手数料は株取引のプランによって違う
 日本株の現物取引においては、どのネット証券もおおむね取り揃えている代表的なプランは2種類ある。1約定ごとに手数料が課されるプランと、1日の約定金額の合計によって手数料が課されるプランだ。毎日積極的に売買をする人なら1日毎に手数料がかかる1日定額のプランの方がいい。一方、月に数回程度という人なら、1約定ごとに手数料がかかるプランがより無駄がないことになる。どちらがいいかは、使う人の頻度によっても異なる。

■10万円以下なら「松井証券」
 では、具体的な金額を挙げて見ていこう。例えば、株価800円の銘柄を100株、8万円分購入するなら、約定金額が10万円以下なので手数料無料の「松井証券」がお得だ。しかも、松井証券はNISA口座であれば10万円を超えたとしても手数料はかからないという太っ腹な設定がされている。1日定額のプランしかないが、なにせ10万円以下なら手数料無料なので、取引額が少額で済む人ならぜひ利用したいネット証券だ(図1参照)。

■10万円を超えるなら「ライブスター証券」
 では、株価1800円の銘柄を100株、18万円分購入する場合はどうだろう。1約定ごとのプランで見ると、20万円未満の価格帯なので104円の「ライブスター証券」が一番安く、105円のGMOクリック証券が二番目に安いということになる。10万円以上100万円未満の取引なら、どの価格帯においても「ライブスター証券」が割安だ(図2参照)。

■1日定額のプランにした方がいい場合とは?
 次に、1日定額のプランを見ていこう。株価800円の銘柄を100株、8万円分を購入し、その日のうちに株価が900円に値上がったので9万円で売約したとする。もしSBI証券の1約定ごとのプランを利用したなら150円×2=300円の手数料がかかる。だが、同社の1日定額のプランを利用したなら、合計約定金額20万円未満なので206円で済む。この場合は1日定額のプランを利用したほうが安いというわけだ(図1参照)。

 このように1日の約定金額の合計で手数料が決まるのが1日定額のプランだ。20万円以上50万円未満なら岩井コスモ証券、50万円以上ならGMOクリック証券やライブスター証券の手数料が割安となっている。

 ネット証券を選ぶときの重要な一つの指標となる手数料。自分に合ったプランを正しく選択して、お得に活用したい。

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