ペット保険には年齢制限がある?加入する際の注意点を解説
この記事では、ペット保険へ加入する際に設けられている年齢制限やペットに生じやすいケガや病気、ペット保険加入の際に注意するポイントなどについて解説します。ペットを飼い始めたばかりの人やペット保険の加入を考えている人は参考にしてください。
ペット保険は加入の際に年齢制限を設けている場合が多い
また、ペット保険へ加入後、何歳まで補償を受けることができるのかも確認しましょう。まずは、ペット保険の新規契約年齢と更新可能年齢についてご紹介します。
ペット保険の新規契約年齢
なお、ペット保険の新規加入年齢の下限の多くは0歳ですが、中には生後30日以上など、生後の経過日数を加入条件としているペット保険もあるため、新規加入年齢の下限についても確認しましょう。
ペット保険の更新可能年齢
また、年齢にかかわらず、保険会社の審査結果によっては更新できないケースや、保険料の値上げといった条件付きで更新することもあります。
ペットの年齢以外でも更新ができない場合がある
<ペットの年齢以外で更新できない主なケース>
・ペットが慢性疾患にかかった
・ペットが再発しやすい病気にかかった
・ペットのケガや病気により、補償額を使いきってしまった
・保険料を滞納している
・ペットが慢性疾患にかかった
・ペットが再発しやすい病気にかかった
・ペットのケガや病気により、補償額を使いきってしまった
・保険料を滞納している
ペット保険の更新については、下記の記事をご覧ください。
ペット保険の更新とは?更新時の注意点などについて解説
ペットの医療費は高齢になるほど高額になる
アニコム ホールディングスの「家庭どうぶつ白書2023」によると、犬の年齢別の年間診療費(1頭あたり)は、1歳は中央値2万1,910円なのに対して、10歳では9万3,979円、15歳では16万4,450円に増加していることがわかりました。
また、猫の年齢別の年間診療費(1頭あたり)も同様に、1歳は中央値1万5,510円なのに対して、10歳では4万3,255円、15歳では10万4,093円に増加しています。
このように、ペットの年齢とともに医療費は高額になり、家計への負担も大きくなっています。さらに、ペットが高齢になると、体力の衰えなどから手術による治療が難しくなり、完治が困難になるケースも増えていく傾向にあるようです。
なお、アニコム ホールディングスの「家庭どうぶつ白書2018」によると、犬の骨折は0〜1歳のあいだに多く発生しているデータや1歳未満のペットは誤飲が多いというデータもあるため、ペットが若いときでも高額な医療費がかかることもあります。
ペットに生じやすいケガや病気
ここでは、ペットとして飼育されることが多い犬と猫の、年齢別に生じやすい主なケガや病気について見ていきましょう。
0〜1歳くらい
さらに、ワクチン接種が完了していない子犬や子猫は、ウイルスなどの感染症にかかるリスクも少なくありません。
2〜7歳くらい
これらの病気の中でも、犬は犬種を問わず外耳炎、猫は膀胱炎など泌尿器系の病気にかかりやすいといわれています。
8歳以上
ペット保険は何歳から加入するといい?
また、ペットが高齢になると、慢性疾患や腫瘍などの病気になるリスクが高くなるため、医療費も高額になり、家計への負担も大きくなります。なお、ペットが高齢になってからペット保険に加入しようとすると、「既往症や持病がある場合は加入できない」「新規加入年齢の上限がある」「補償内容が限定される」「保険料が高くなる」といった制限がある場合があるため、注意が必要です。そのため、ペット保険は、ペットが若く元気なうちに加入することをおすすめします。ペットが若く、健康であれば加入できるペット保険の選択肢も多く、補償内容も充実したプランを選ぶことができるでしょう。
ペットの年齢がわからない場合は動物病院で推定年齢を調べる
ペットの正確な年齢がわからなくても、多くのペット保険はペットの推定年齢を申告すれば加入が可能なため、ペットの年齢がわからないときは、動物病院に相談してみましょう。動物病院では、毛並みや歯の状態、歯の病気の有無、顔つき、体つきなど、ペットの体に現れている年齢の特徴から推定年齢を算出してくれます。
なお、ペットの年齢を偽ってペット保険に加入したことが発覚した場合は、告知義務違反にあたり、保険金が支払われない可能性があるほか、契約を解除されることもあるため注意が必要です。
ペット保険の告知については、下記の記事をご覧ください。
ペット保険の告知義務とは?告知内容や違反をした場合について解説
ペット保険に加入する際の注意点
年齢によって保険料が異なる
一般的に、ペットは年齢を重ねるごとにケガや病気のリスクが高くなるため、ペット保険の保険料も上がります。保険料の上がり方は保険会社によって異なり、「1年ごとに保険料が上がる」「ペットが一定の年齢に達したタイミングで保険料が上がる」「年齢によって保険料が段階的に上がる」など、さまざまです。
待機期間がある
待機期間中、ペットにケガや病気が生じた場合は保険金が支払われないため、ペット保険へ加入を検討する際には、待機期間の長さも確認しましょう。待機期間を過ぎて、補償開始日を迎えた後に発覚したケガや病気などが保険金の支払い対象となります。なお、待機期間は保険会社により異なりますが、15〜30日が一般的です。
ペットの誕生日直前の加入は補償開始日を確認する
ペット保険の補償開始日は、契約日ではなく、加入の申込みを行った翌月の1日または翌々月の1日が一般的です。そのため、ペットの誕生日直前に加入の申込みを行うと、年齢が1つ上の判定となることがあり、保険料が高くなる場合があります。
ペット保険に加入する際はペットの年齢に注意しよう
なお、ペットの年齢による保険料の上がり方は保険会社によってさまざまです。ペットが若いうちから加入を検討することでペット保険の選択肢も多くなり、将来的なリスクに備えることができます。年齢とともにどのようなケガや病気のリスクが増すのかを知り、新規契約年齢や更新可能年齢もよく確認した上でペット保険を選びましょう。
オリコンでは、日本最大級の規模で実際の利用者による満足度調査を行い、毎年「ペット保険 オリコン顧客満足度ランキング」を発表しています。保険料はもちろん、ペットの種類別や適用内容別など、さまざまな視点でのランキングをご確認いただけますので、ぜひ保険会社選びの参考にしてください。
ペット保険 オリコン顧客満足度ランキング|動物保険|クチコミ比較