犬の避妊手術の費用は?目安やメリット・デメリットを解説
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避妊手術は望まない妊娠を防ぎ、生殖器に関する病気を防げるメリットがありますが、麻酔や後遺症のリスクなどで不安になる飼い主も多いでしょう。
今回は、犬の避妊手術のメリット・デメリットのほか、費用の目安や手術の方法などについて解説します。
犬の避妊手術について理解し、犬のために最適な選択をしてください。
監修者まさの森・動物病院 院長 安田賢
日本獣医生命科学大学卒業。
幼少期より動物に興味を持ち、さまざまな動物の飼育経験を持つ。
2012年11月、石川県金沢市にまさの森・動物病院を開業。
※監修は医療情報についてのみであり、ペット保険への加入を推奨するものではありません。
目次
外科的に避妊を行う犬の避妊手術
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避妊手術を受けると、発情期がなくなり、永久的に避妊ができます。
メスの犬は生後6〜10ヵ月頃に性成熟を迎え、その後は基本的に年に1〜2回発情期を迎えます。個体差はありますが、発情期には発情出血があり、周囲を汚さないようにマナーパンツやオムツなどを履かせる必要があります。
また、フェロモンで未去勢のオスを刺激してしまい、追いかけられるなどのトラブルになる可能性がありますので、この時期の外出には注意が必要です。
犬の避妊手術の種類
卵巣は、多少組織が残っていれば再生する可能性がある臓器です。万が一取り残した組織が再生すれば、子宮蓄膿症などのおそろしい病気のリスクも残るため、日本では子宮卵巣摘出術が推奨されています。
卵巣のみの摘出のほうが、傷が小さくて出血が少なくなり、手術時間も短くて済むといったメリットもあるため、卵巣摘出術を推奨する動物病院もあります。
犬の避妊手術を検討する場合は、費用だけでなくかかりつけの病院の方針なども確認し、不明点は獣医師に相談するようにしてください。
犬の避妊手術のメリット
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具体的なメリットは、下記のとおりです。
■望まない繁殖を防げる
■発情期のトラブルを防げる
■生殖器関連の病気の予防
■災害時のトラブル防止
望まない繁殖を防げる
意図せず犬が妊娠してしまい、生まれた子犬を飼えない…ということになれば、飼い主も犬も不幸です。
また、犬種によってなりやすい遺伝病があり、無症状でも原因遺伝子を持っていれば、子が遺伝病を発症する可能性があります。
一般的な飼い主がこのような検査や計画を行うのは難しいため、安易な繁殖には注意しなければなりません。
発情期のトラブルを防げる
生殖器関連の病気の予防
これらの病気には治療が難しかったり、命を落としたりするものも多いです。
災害時のトラブル防止
犬の避妊手術のデメリット
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ここからは、犬の避妊手術で考えられるデメリットを紹介します。
■麻酔や手術による体の負担
■肥満になりやすい
■繁殖が望めない
麻酔や手術による体の負担
肥満になりやすい
繁殖が望めない
避妊手術を受けた後は繁殖ができなくなるため、慎重に検討してください。
犬の避妊手術の費用目安
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ただし、実際にかかる費用は手術そのものだけではありません。
さらに、術後の内服薬、入院、エリザベスカラーや術後服などの費用が加算される場合もあるため、小型犬でも総額5万円前後になるケースが一般的と言われています。
項目 | 目安 |
日本獣医師会調査の中央値 | 2万7,500円(体重10kgの犬、卵巣摘出術・子宮卵巣摘出術とも) |
小型犬〜中型犬の総額目安 | 3万〜5万円程度 |
大型犬の総額目安 | 4万〜8万円程度 |
見積もりを確認する際は、手術代だけでなく、術前検査・麻酔・術後の薬・再診料まで含まれているかをあわせて確認しておくと安心です。
※参考:公益社団法人日本獣医師会「家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査」
犬の避妊手術はペット保険で補償される?
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一方、避妊手術は、健康な犬に対して予防目的で行うため、事前・事後の検査費用などを含めて、保険金給付の対象外とされています。そのため、飼い主が全額自己負担で支払うことになります。
ただし、すべてのケースで一律に対象外になるとは限りません。
気軽に支払える金額ではないかもしれませんが、将来的に生殖器やホルモンに関連した病気にかかった場合の治療費や、命の危険があることを考えれば、加入を検討してもよいのではないでしょうか。
犬の避妊手術に助成金は出る?
金額としては3,000〜4,000円程度ですが、避妊手術にはある程度まとまった費用がかかるため、制度があれば利用したいものです。
犬の避妊手術を検討したら、地域の自治体や獣医師会で助成金制度があるか一度確認してみるのがおすすめです。
犬の避妊手術当日の流れと術後のホームケア
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また、発情期(ヒート)と手術のタイミングが重なる場合は、出血リスクを避けるために手術を延期するケースもあります。
安全に避妊手術を受けるためにも、事前に獣医師とスケジュールを確認しておきましょう。
前日の絶食からお迎えまでのタイムスケジュール
1. 事前に身体検査や血液検査を行い、麻酔が可能か確認する
↓
2. 指定時間に来院し、犬を預ける
↓
3. 麻酔をかけ、手術部位の毛刈り・消毒を実施する
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4. 卵巣、または卵巣と子宮を摘出する(手術時間は1時間〜1時間半程度)
↓
5. 麻酔からの覚醒後、状態を観察する
↓
6. 日帰りまたは1泊入院後にお迎えする
退院後に自宅で気をつけるべきポイント
また、術後は次のような点にも注意しましょう。
●処方された痛み止めや抗生剤は指示どおりに服用させる
●激しい運動やジャンプは避け、安静に過ごさせる
●抜糸まではエリザベスカラーは外さない
それまではこうした点に注意し、安全に過ごせるよう看病してあげましょう。傷口が開いてしまったり、気になる点があれば、迷わず獣医師に相談してください
犬の避妊手術に関するよくある質問
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ここでは、よくある質問とその考え方を紹介します。
手術を受けると性格が変わるって本当?
また、手術や入院の影響で一時的に怖がりになることもありますが、多くは時間の経過とともに落ち着きます。
高齢犬でも避妊手術は受けられる?
一方で、子宮蓄膿症などの病気では緊急手術が必要になるケースもあるため、年齢だけで判断せず、獣医師と相談しながら最適な選択を検討するようにしましょう。
犬の避妊手術はよく検討して良い選択を
一方で、手術には費用がかかり、リスクがないわけではありませんから、飼い主は慎重に検討して良い選択をしてください。
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監修者まさの森・動物病院 院長 安田賢
日本獣医生命科学大学卒業。
幼少期より動物に興味を持ち、さまざまな動物の飼育経験を持つ。
2012年11月、石川県金沢市にまさの森・動物病院を開業。
・獣医がん学会
・日本エキゾチックペット学会
・鳥類臨床研究会(鳥類臨床研究会認定医)
・爬虫類・両生類の臨床と病理のための研究会
●まさの森・動物病院
※監修は医療情報についてのみであり、ペット保険への加入を推奨するものではありません。