公開日：2025-02-03

ウォーターサーバーをやめた理由8選！失敗しない選び方を解説

ウォーターサーバーは便利な反面、実際に使ってみると予想外の不満や問題が出てくることがあります。この記事では、ウォーターサーバーをやめた人たちの具体的な理由を8つ紹介し、その経験から、失敗しない選び方のポイントを詳しく解説します。

コストや設置場所、メンテナンスの手間など、契約前に確認すべき重要なチェックポイントを網羅し、さらに、ウォーターサーバーが本当におすすめな人の特徴も紹介します。導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

ウォーターサーバーをやめた8つの理由
失敗しないウォーターサーバーの選び方
ウォーターサーバーがおすすめな人の特徴
ウォーターサーバーやめた理由を把握して後悔しない商品を選ぼう

ウォーターサーバーをやめた8つの理由

ウォーターサーバーを解約する理由は、予想以上のランニングコストや水交換の手間、設置スペースの問題など、さまざまです。契約前には気づかなかった不便さや、生活スタイルの変化によって後悔してしまうケースも少なくありません。主な解約理由を詳しく見ていきましょう。

コストがかかる
メンテナンスの手間がかかる
水の交換が大変
水を消費しきれない
設置スペースをとる
水がおいしくない
モーター音が大きい
使用機会がなくなった

1.コストがかかる

ショッピングモールなどでの勧誘をきっかけに契約したケースでは、月々のランニングコストを十分に理解しないまま契約してしまうことがあります。水代に加え、サーバーレンタル料、電気代、メンテナンス代など、予想以上の出費に驚く人もいるでしょう。

また、故障時の修理費用や定期メンテナンスの費用負担も、解約を考えるきっかけになりがちです。

2.メンテナンスの手間がかかる

定期的な清掃や消毒作業が必要なウォーターサーバーは、メンテナンスの手間が負担になることがあります。特に注意が必要なのは「メンテナンス不要」の表示です。これは、メーカーによる回収・交換が不要という意味で、むしろユーザー自身での定期的なメンテナンスが必要になるケースがほとんどです。

毎日飲む水を扱うウォーターサーバーだからこそ、衛生管理は非常に重要です。清潔に保つには、メンテナンスは避けられません。

3.水の交換が大変

一般的な12リットルのボトルは約12kgと重く、特に上部にボトルを設置するタイプでは交換が大きな負担となります。胸の高さまでボトルを持ち上げる必要があり、女性や高齢者には特に大変な作業です。

空のボトルを取り外し、新しいボトルを設置する作業は、慣れるまで苦労する人も多いようです。

4.水を消費しきれない

多くのウォーターサーバーは、月にボトル2本程度の注文ノルマがあります。これは衛生面を考慮した設定ですが、一人暮らしや外出が多い人にとっては、消費しきれない量になることもあります。

使用量が少ないのに定期的な注文が必要で、余った水のストックが増えていくことに悩む人もいます。

5.設置スペースをとる

引っ越しなどをきっかけに、設置スペースの確保が難しくなるケースがあります。当然ですが、幅や奥行きに加え、ボトルを設置した状態での高さも考慮が必要で、例えば一般的な床置きタイプでは、幅30cm前後、高さ120cm前後のスペースが必要となり、想像以上に場所をとってしまいます。

6.水がおいしくない

契約前に試飲する機会がなかったり、実際に使ってみると想像していた味と違ったりして、がっかりするケースもあります。

特に価格重視で選んだ場合、浄水タイプの水になることが多く、天然水などに比べて物足りなさを感じることも。水のおいしさは継続利用の重要なポイントなのです。

7.モーター音が大きい

冷水・温水を作り出すための機械音が、思った以上に気になってしまうことがあります。特に、夜間の静かな時間帯や体調が優れない時には、冷蔵庫に似たモーター音がより気になるでしょう。設置場所を寝室近くにしてしまうと音が気になって睡眠に影響が出て、解約を考えるケースもあるようです。

8.使用機会がなくなった

赤ちゃんのミルク作りや離乳食の準備のためにウォーターサーバーを導入したものの、子どもの成長とともに使用頻度が下がってしまうケースがあります。

当初は便利に使っていても、育児に特化した使い方をしていた場合、その後の活用方法を見出せずに解約してしまうケースも少なくありません。

失敗しないウォーターサーバーの選び方

ウォーターサーバーを後悔なく利用するためには、事前の確認が大切です。かかるコストや設置場所、メンテナンスの条件など、契約前に必ず確認しておきたいポイントがあります。また、水の種類や使用頻度についても家族で話し合い、自分に合った選択をすることが重要です。

ウォーターサーバーにかかるコストを把握する

ウォーターサーバーの利用には、水代以外にもさまざまな費用が発生します。月額のサーバーレンタル料は無料のものもありますが、有料の場合は500～1,500円程度、電気代は500～1,000円程度、また定期的なメンテナンス費用が発生する場合もあります。

オリコンのウォーターサーバー顧客満足度調査で「利用料金満足度ランキング」を見てみると、ランキング上位のサービスはサーバーレンタル料金が無料のところが多く、電気代も安く済むといった特徴があります。コストを抑えてウォーターサーバーを導入したい方はぜひランキングをチェックしてください。

無料メンテナンスの有無を確認する

ウォーターサーバーの水は塩素が含まれていないため、清潔に使用しないと雑菌が繁殖する可能性があります。

ウォーターサーバーは定期的なメンテナンスが大切なので、1～2年に一度といった頻度で無料で本体交換を行うサービスを選ぶのがおすすめです。有料の場合は1回のメンテナンスで10,000円程度かかることもあるため、無料メンテナンス付きのサービスはコスト削減につながります。

設置場所を決めておく

契約前に、充分な設置スペースがあるか確認しておきましょう。ウォーターサーバーを導入したいのに、どうしても設置場所に困るといった場合は、卓上タイプや省スペース設計の機種を選ぶのがポイントです。

オリコンのウォーターサーバー顧客満足度調査で「卓上タイプ満足度ランキング」を見てみると、高さが50～80cm程度、幅が25cm～30cm程度、奥行きが30cm～40cm程度と、いずれもキッチンの上やテーブルに設置できるコンパクトなウォーターサーバーが揃っています。

キッチンだけでなくリビングのインテリアにも馴染むスタイリッシュなものもあります。

おいしい水の成分について理解する

おいしい水を選ぶポイントは水に含まれる成分で、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が水の味わいを左右します。特に「ナチュラルミネラルウォーター」は、おいしい天然水が楽しめます。

なお、オリコンのウォーターサーバー顧客満足度調査で「水のおいしさ満足度ランキング」を見てみると、1位と2位のウォーターサーバーは天然水ですが、3位と4位にはRO水のウォーターサーバーがランクインしています。

必ずしも天然水にこだわる必要はなく、赤ちゃんのミルク作りには不純物やミネラルなどを除去しているRO水を選ぶなど水の種類だけでなく、コストや想定している使用状況によって総合的に判断するとよいでしょう。

消費量に合った水の容量を選ぶ

水の一般的な消費量は、1人あたり月20リットル程度、2人暮らしで40リットル程度、4人家族で70リットル程度といわれています。

もちろん、どのような用途がメインになるかによって使用量は大きく変わりますが、水が過剰に余ってしまうことがないよう、自分の生活スタイルに合わせた容量のプランを選ぶのがポイントです。

注文本数の変更が可能なメーカーを選ぶのもよいでしょう。

使用機会について家族で話し合う

ミルク作りや離乳食での使用を前提に、出産のタイミングでウォーターサーバーを導入する方も多いですが、そうした時期が終わった後も継続して使用するかどうかなど、家族全員での活用方法を考えて導入を検討しましょう。

オリコンのウォーターサーバー顧客満足度調査で「育児・子育て満足度ランキング」を見てみると、やはりチャイルドロックを標準搭載しているサーバーが人気です。子どもを中心に考えると、抗菌加工が施されているかなど、衛生面もしっかり考慮して選びましょう。

サーバーの設計や機能を見る

電気代の節約につながるエコモードをはじめ、子どもがいる家庭でも安心のチャイルドロック、清潔を保ってくれる自動クリーニングなど、搭載されている機能はウォーターサーバーによってさまざまです。

利用シーンを想定して、機能に過不足がないかをチェックしてウォーターサーバーを選びましょう。また、水を冷やす時のコンプレッサーの振動音など、ウォーターサーバーが発する音が気になる方は静音設計が施されているかどうかもチェックポイントです。

オリコンのウォーターサーバー顧客満足度調査で「サーバー機能満足度ランキング」は、搭載されている機能に対する満足度のランキングのため、機能を軸にウォーターサーバーを選ぶ際にぜひ参考にしてください。

解約時の違約金発生条件を確認する

多くのサービスでは、契約期間内の解約に対して違約金が発生します。期間は1～3年のものが多く、また違約金の金額はサービスによって大きく異なりますが、1万円以上の違約金が発生するところもあります。

初めてウォーターサーバーを利用する場合は、契約期間が6ヶ月・違約金が5,000円など、契約期間が短く違約金も低いプランから始めるのがおすすめです。事前に条件を確認し、長期契約は慎重に検討しましょう。

ウォーターサーバーがおすすめな人の特徴

ウォーターサーバーは、すべての人に必要というわけではありません。日常的に水を飲む習慣がある人や、温水・冷水を頻繁に使い分けたい人、また子育て中の家庭などに便利なアイテムです。実際の使用シーンから、自分に合っているか判断しましょう。

水を日常的によく飲む人

普段からミネラルウォーターを購入して飲んでいる人にとって、ウォーターサーバーは理想的な選択肢です。水が定期的に自宅に届くため、スーパーなどでわざわざペットボトルの水を買って家まで運ぶといった手間が省けて便利です。

特においしい水にこだわる方には、富士山などの特定水源から採水した天然水がおすすめ。ナチュラルミネラルウォーターなら、豊富なミネラル成分で満足度の高い味わいが楽しめます。

冷水と温水を手軽に使い分けたい人

ウォーターサーバーの大きな魅力は、ボタン一つで冷水と温水がすぐに使えることです。暑い日の冷たい水分補給から、コーヒーやお茶を入れる際の熱湯まで、用途に応じて瞬時に使い分けられます。

わざわざ冷蔵庫で冷やしたり、やかんで沸かす手間がなく、温度も常に最適に保たれているため、忙しい方はもちろん、頻繁に水やお茶を飲む方に特におすすめです。

子どもがいる家庭

赤ちゃんのミルク作りや離乳食の準備に最適な温度のお湯がすぐに使えることから、ウォーターサーバーは子育て中の家庭にもおすすめです。チャイルドロック機能が搭載されているサーバーであれば、小さなお子さんがいる家庭でも安心して利用できます。

ウォーターサーバーやめた理由を把握して後悔しない商品を選ぼう

ウォーターサーバーはとても便利なアイテムですが、事前の確認不足により後悔するケースもあります。

コストや設置場所、メンテナンス方法など、自分のライフスタイルに合った商品を慎重に選ぶことが大切です。今回紹介した解約理由をしっかりと把握したうえで自分に合ったウォーターサーバーを選ぶことで、快適なウォーターサーバーライフを送ることができます。

オリコン顧客満足度ランキングでは、ウォーターサーバーの契約者へのアンケート調査をもとに算出した「ウォーターサーバー顧客満足度ランキング」を発表しています。

ウォーターサーバーの契約を検討される際はこちらもぜひご参考いただき、自分に合ったより良い選択肢を見つけてみてください。
※本記事では一般的な例をもとに情報をまとめています。各社の商品やプランによっては当てはまらないケースもあります。また、情報は公開日現在のものです。サービス・製品の詳細は各社の公式サイトから最新情報をご確認ください。