【交通事故】自分の過失100%… それでも使える“人身傷害補償保険”の基礎

自分の過失が100%であっても適用される「人身傷害補償保険」とは? [拡大する]

自分の過失が100%であっても適用される「人身傷害補償保険」とは?

 交通事故で、相手の有無に関わらず自分側の過失が100%だった時、乗っていた人のケガは誰がどう補償してくれるのか? その答えのひとつが「人身傷害補償保険」だ。
 
■過失の大きさと損害の自己負担額は比例する

 自動車に乗っていて交通事故に遭い、ケガをした場合、ルール通り乗っていたのであれば搭乗者傷害保険でも補償される(関連記事を参照)。だが、その額は死亡時でも1000万円〜3000万円と限定されているのが一般的だ。

 問題となるのは、損害額が1億円前後となるケースだ。例えば損害額が1億円で相手のある事故の場合、過失割合10:90と認定されれば、自己負担は1000万円、相手負担は9000万円。これが過失50:50になると、 自己負担も相手負担も5000万円となる。

 相手が自動車なら、対人賠償保険でこちらの損害を補償してくれる。とはいえ、それは過失割合に応じた額でしかない。上述の自己負担1000万円程度なら、搭乗者傷害保険などでもカバーできる可能性はあるが、額が大きくなれば難しい。

■人身傷害補償保険なら損害額をカバーできる

 大きな損害を被ったとしても、自分側に100%過失がある場合、相手方は事故に巻き込まれただけでまったく非がないため、補償する必要はない。よって、損害は丸々自己負担となり、事故後の治療費や生活費もままならない状況となる。

 そこで頼りになるのが、人身傷害補償保険だ。この保険は、過失が100%でも、あらかじめ決めておいた保険金額を上限として支払われる。例に挙げたケースでは、保険金額を1億円と設定していたなら問題なくまかなえるのだ。

 この設定金額は、加入時に決める必要があるが、金額を上げれば上げるほど保険料の負担も大きくなる。だからといって低くしてしまうと、損害額をカバーできなくなるかもしれない。自分や家族など搭乗者のために出来る限り補償は厚くしておきたいところだが、よく検討することが大切だ。 

(文/西村有樹)

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自動車保険選びのポイント

任意保険には、対人・対物賠償や人身傷害補償、車両保険などさまざまな種類があります。事前にチェックして重視する補償を決めることが大切です。

自動車保険会社は、ダイレクト系と代理店系の2つに大きくわけられます。双方のメリット・デメリットをきちんと踏まえて選びましょう。

人身事故の最高賠償金額は約5億円。物損事故でも約3億円にのぼるケースがあります。まずは実際の事故事例を見て任意保険の必要性を知りましょう。

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