うさぎにペット保険は必要?なりやすい病気や保険選びのコツを紹介
この記事では、うさぎがかかりやすい病気やケガと平均的な寿命のほか、実際にうさぎを飼う際のポイントとペット保険の選び方を解説します。
目次
うさぎも入れるペット保険
そんなときに役立つのがペット保険です。支払った診療費の全額あるいは一部を保険金として補償し、金銭的負担を軽減してくれます。
もちろん、うさぎを対象としたペット保険もありますから、自宅にお迎えする前に、ぜひ検討しておきたいところです。
ペット保険で補償される内容
ちょっとした風邪や日常的な病気はもちろん、事故によるケガから葬儀費用まで補償対象としているペット保険もあります。こうした幅広い補償が用意されていれば、飼い主も安心です。
ペット保険の補償内容については、下記の記事をご覧ください。
●関連記事:
ペット保険の補償内容はどこまで?種類と注意点について解説
うさぎの診療費はどれくらいかかる?
うさぎの平均寿命は7〜8歳前後ですが、現在では飼育環境の向上やペットフードの改善などで、10歳くらいまで生きるケースも増えているようです。
ですが、うさぎも動物ですから、歳をとると体力が衰え、体の機能も低下して、病気にかかるリスクが高くなっていきます。そのため、うさぎの診療費は年齢とともに高くなります。
「アニコム 家庭どうぶつ白書2019」によると、うさぎの平均年間診療費は、0〜2歳までで9,000円〜1万5,000円程度。3歳を超えると急に診療費が高くなり、4歳で約5万円、6歳で約6万4,000円です。
かわいいペットの健康を保ち、長くいっしょに過ごすためには、それだけの出費を覚悟しなくてはなりません。だからこそ、ペット保険が必要になるのです。
■うさぎの年齢別の年間診療費
よくあるうさぎの病気やケガ
そのため、毎日接する飼い主であっても、注意深く観察していないと体の異常になかなか気付きにくいです。「おかしいな」と思ったときには、すでに病気がかなり進行しているということも少なくありません。異常を感じたら、すぐに動物病院を受診することが肝心です。
そんなデリケートなうさぎですが、どのような病気にかかりやすいのか、代表的なものを挙げてみましょう。
・骨折
・消化器疾病
・熱中症
・毛球症
・斜頸
・スナッフル
・不正咬合
・エンセファリトゾーン症
・尿路結石・膀胱炎
・子宮疾患 など
うさぎが健康的に過ごすための注意点
適度な運動をする
その際はうさぎが家電のケーブルや家具をかじることのないよう、大きめのサークルを用意しておくことをおすすめします。
温度や湿度は適切に保つ
これは、人間が快適に過ごせる環境とほぼ同じ。夏は冷房、冬は暖房を使って、人にもうさぎにも心地良い室内環境を整えてください。
習慣的なブラッシングを行う
特に換毛期には、抜け毛が絡まって皮膚が蒸れてしまい、皮膚病の原因になる場合がありますから、ブラッシングの習慣化をおすすめします。
うさぎにとっての有害物質に注意する
・ネギ類
・ルバーブ
・アボカド
・いも類
・豆類
・トマトの葉
・りんごの種
・観葉植物
・あじさい
・チューリップ
・アサガオ
・パンジー
・カタバミ など
日々の食事量、便の状態を把握する
少しでも気になることがあれば、症状が進んでしまう前に動物病院を受診するようにしてください。
うさぎのペット保険に入る際の注意点
ここでは、うさぎのペット保険を選ぶ際に注意すべきポイントをご紹介します。
通院に対応しているか
ペット保険の中には、手術や入院の場合にのみ、保険金が支払われるという商品もありますが、このようなペット保険はうさぎ向きではないでしょう。通院治療への補償が十分用意されているものを選んでください。
補償対象となるものを確認しておく
病気やケガの治療とそれに伴う各種検査や手術、薬代などは補償の対象になります。一方、病気を予防するワクチン接種や健康診断、避妊・去勢手術、疾病予防のための各種検査、歯切りなどは補償対象外になるのが一般的です。
また、ペット保険によっては、風邪のような軽度の病気や事故によるケガ、ペットの葬儀なども補償対象となる場合があります。保険料とのバランスを見ながら、補償対象が広いものを選ぶと安心です。
保険金の受け取り方を知っておく
後日精算は、動物病院では請求された費用をすべて支払っておき、その後で保険会社に保険金を請求する方法です。一方の窓口精算は、動物病院の窓口で費用を支払うとき、保険金で補償される金額を差し引いてその残額を支払う方法です。
窓口精算のほうが手間は少なく、窓口での支払い額を抑えられるというメリットがありますが、対応していない動物病院があることや、保険料が割高に設定されているというデメリットもあります。
それぞれのメリット・デメリットのほか、保険料の金額も考慮し、どちらが良いか検討することが大事です。
保険金の受け取り方法については、下記の記事をご覧ください。
●関連記事:
ペット保険の請求方法は?流れと請求方法で変わるメリットを解説
新規加入時や継続時の年齢制限
ペット保険の年齢制限や継続年齢の設定は、保険会社や保険商品によって異なります。とても重要なポイントですから、忘れずに確認しておいてください。
ペット保険の年齢制限については、下記の記事をご覧ください。
●関連記事:
ペット保険の最適な加入タイミングはいつ?年齢制限や条件を解説
保険料は年齢とともに上がる
保険料の設定は、保険会社や補償内容によって変わってきます。単に保険料の金額だけで選ぶのではなく、補償内容をしっかりチェックして選ぶようにしましょう。
補償割合が上がると保険料も上がる
補償割合が高いと、受診した際の飼い主の負担額は小さくなりますが、当然ながら保険料は高くなるため、単純に「補償割合が高いほうがいい」というわけではありません。保険料と補償内容を見比べて選ぶことが大切です。
支払い額と支払い回数には制限がある
保険料が安いペット保険は、これらの上限が低いことが多いため、予想以上に自己負担額が大きくなってしまうケースもあります。ですから、保険料だけでなく、保険金と支払い回数の限度もチェックすることが不可欠です。
補償が適用されない待機期間がある
待機期間は保険会社によって30日間、45日間などと設定され、特定の疾病については別に定めている場合もあります。また、待機期間中に発症した場合、待機期間が終わった後でも補償対象外になることがありますから、注意してください。
自己負担になる免責金額がある
免責金額は保険会社あるいは保険商品によって差があります。免責金額が低いほうが診療を受けた際の負担額は小さくなりますが、その分、保険料が高くなる傾向があります。バランスを見ながら選ぶことが大切です。
特約や付帯サービスの有無
例えば、ペットの健康について不安や心配を獣医師に相談できるサービス、外に連れ出して迷子になってしまった場合のペット探偵による迷子捜索サービスなどです。
これらの付帯サービスによって、ペット保険を選ぶというのもひとつの方法です。
大切な家族であるうさぎを守るため、ペット保険への加入を
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