ずっと安心が続くペット保険の終身とは
ペット保険のほとんどが更新型
■更新型とは
ペット保険は、毎年期間が満了すると契約を継続するために更新をします。更新型は、一定期間(例えば1年間)のみ補償されるカタチです。一般的に更新型でない保険と比べると、加入当初の保険料は割安でも更新を重ねて加齢がすすむと保険料が高くなるケースがあります。
ペット保険では更新の方法はひとつではありません。年齢制限はなく終身にわたり更新し続けられるペット保険が一般的です。一方、あるペット保険では更新ができる契約年齢に上限を設けているものがあります。
ペットが生きている限りペット保険に加入し続けたい場合は、後者の終身にわたり更新ができるペット保険を選ぶことになります。
終身とは、ペットが生きている限りという意味になります。ここで注意したい点が、人が加入する民間保険会社の保険でうたわれている終身という意味とは異なるという事です。この終身は、更新せずに生涯にわたって保障されるという事であり、かつ保険料も変わりません。
ペット保険では、保険期間が満了すると一般的に契約は自動継続されます。毎年更新し続けることでその結果として終身で補償されることになるのです。
ペットも人と同様、高齢になるにつれて病気にかかる可能性は高くなります。診療費等は長期入院や手術によって高額になるケースも考えられ、飼い主に経済的負担が重くのしかかります。このような理由を考慮してもペットが生きている限り終身に継続できるペット保険はとても安心です。
終身のおもなタイプ
■更新ごとに年齢に応じて保険料が変動するタイプ
更新ごとにペットの年齢が上がるため保険料も変動します。更新は終身で継続することができます。ただし、終身で継続契約できるペット保険であっても、新規で保険に加入できる年齢は決まっています。例えばあるペット保険は、補償開始時点で生後30日以上満9歳未満までに新規に加入すれば、以後の継続が可能になるというものです。なかには新規加入時および継続時に引受審査がある保険があります。保険期間中に病気になった場合は、引受審査の結果、その特定の傷病を補償の対象外とすることで契約できる場合もあれば、残念ながら契約できない場合もあります。
■保険料が変わらないタイプ
ペット保険では珍しく更新がなく、原則、加齢による保険料の変動がないタイプです。ただし、ある年齢に達すると、シニア専用更新プラン(保障内容や保険料も変わる)へ移行されて以後は自動更新ではない更新となります。こちらも新規加入には年齢の上限があります。また、告知内容に関わらずある一定以上の年齢の場合は契約時に健康診断が必要になります。
終身といっても、ペット保険によって継続時に保険料が年齢に合わせて上がるタイプ、保険料が変わらないタイプがあります。保険料の変動があるのかどうかを確認し、終身についてどのようなタイプを希望するのか、補償内容と合わせよく確認しておきましょう。
ほとんどのペット保険は終身タイプ
気を付けたい点はペットの年齢が高齢の場合のペット保険への加入です。なぜなら、これまでも述べたとおり加入には年齢の上限がある場合がありますのでペットが高齢だと加入できるペット保険は限られてしまいます。
加入できるペット保険が終身に対応していない場合は、何歳まで継続できるのかを契約内容について確認しておきましょう。契約が更新できなくなり、満了後は補償がなくなるため、ペットの診療費等は全額自己負担となります。そのための医療費の準備を検討しておく必要もあります。
ペット保険はほとんどが終身(自動継続)という契約になります。それは人と同じように寿命が延びた証拠なのかもしれません。また、ペットはずっと健康で元気でいてくれるとは限りません。ペットにも保険の必要性について検討してみてはどうでしょうか。