資産運用の種類・特徴がわかる!初心者向けの制度や注意点も解説
今回は、代表的な資産運用の種類やその特徴のほか、初心者向けの税制優遇制度についてわかりやすく解説します。年代ごとの注意点や、資産運用について注意しておきたいポイントにもふれていますので、ぜひ参考にしてください。
目次
資産運用とは手持ちのお金を効率的に増やすこと
主な資産運用方法は預貯金と投資の2種類
資産運用で得られる収益
代表的な資産運用の種類
預貯金
外貨預金
株式投資
投資信託
債券投資
貯蓄型保険
不動産投資
FX
ETF
暗号資産(仮想通貨)
金投資
資産運用する際に利用したい税制優遇制度
NISA
iDeCo
年代別・資産運用のポイント
20代:長期的な視野でコツコツ資産を増やそう
30〜40代:生活費に影響が出ない範囲でリスクを抑えた資産運用を
50〜60代:長期・分散投資で老後に備える
資産運用をする際の注意点
資産運用の目的や目標額を決める
長期・分散・積立投資をする
余剰資金で行う
自分に合った資産運用の種類を見つけよう
資産運用とは手持ちのお金を効率的に増やすこと
主な資産運用方法は預貯金と投資の2種類
資産運用で得られる収益
代表的な資産運用の種類
預貯金
外貨預金
株式投資
投資信託
債券投資
貯蓄型保険
不動産投資
FX
ETF
暗号資産(仮想通貨)
金投資
資産運用する際に利用したい税制優遇制度
NISA
iDeCo
年代別・資産運用のポイント
20代:長期的な視野でコツコツ資産を増やそう
30〜40代:生活費に影響が出ない範囲でリスクを抑えた資産運用を
50〜60代:長期・分散投資で老後に備える
資産運用をする際の注意点
資産運用の目的や目標額を決める
長期・分散・積立投資をする
余剰資金で行う
自分に合った資産運用の種類を見つけよう
資産運用とは手持ちのお金を効率的に増やすこと
主な資産運用方法は預貯金と投資の2種類
しかし、現在の日本では超低金利が続いており、預貯金だけでは資産の増加が見込めない状況です。日本の普通預金の平均年利率は0.001%(※)であり、100万円を預けても1年間で得られる利息はわずか10円という状況です。こうした背景から、より積極的な資産運用の手段として投資が注目されています。
※日本銀行金融機構局「預金種類別店頭表示金利の平均年利率等について」
資産運用で得られる収益
インカムゲイン
インカムゲインとは、資産を保有することによって得られる収益のことです。投資信託の分配金や株式の配当、債券の利息などはインカムゲインの一例です。インカムゲインは支払い時期があらかじめ決められており、収益を得るには支払い時期に資産を保有している必要があります。
キャピタルゲイン
キャピタルゲインとは、資産を売買することによって得られる収益のことです。株式や投資信託のほか、不動産、暗号資産(仮想通貨)などを売買して得られた収益がキャピタルゲインに該当します。キャピタルゲインはインカムゲインと比べてリスクが高い反面、得られる収益も大きくなりやすいのが特徴です。
代表的な資産運用の種類
預貯金
ただし、預貯金の金利は低い状態が長年にわたって続いており、高いリターンは期待できません。また、物価が上昇するインフレ(インフレーション)の際にはお金の価値が相対的に下がるため、預貯金で持っている資産も相対的に目減りするおそれがあります。
外貨預金
しかし、外貨預金にはリスクも存在します。為替レートの変動は予測が難しく、円高に振れた場合は損失が出るリスクがあります。また、外貨預金の金利が変動する可能性もあり、投資した時点での金利と将来受け取る金利が異なる場合があるため注意が必要です。
外貨預金をする上で金融機関やサービス選びに迷った際には、オリコン顧客満足度ランキングをはじめとする、比較サイトを参考にしてください。「外貨預金 オリコン顧客満足度ランキング」では、手数料や金利、入出金のしやすさなど、さまざまな観点から外貨預金を比較検討できます。
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株式投資
しかし、株式投資にはリスクもあります。投資先の企業が経営不振に陥った場合、株価が下落し、最悪の場合には投資した資金を失うこともあります。リスクを十分理解した上で、自分のリスク許容度(どれほどのリスクをとることができるか)に応じて投資を行いましょう。
投資信託
ただし、投資信託には元本保証がないため、運用実績によっては損失が出るリスクもあります。さらに、投資信託は運用成績に応じて手数料や信託報酬が発生し、収益に影響を与えることも覚えておきましょう。
投資信託については、下記の記事をご覧ください。
外貨預金と投資信託はどっちがいい?初心者向きの投資とは
債券投資
安全性が魅力の債券ですが、リスクがないわけではありません。発行元が経済的な困難に直面した場合、利息の支払いが遅延したり、元本が失われたりする可能性もあります。
貯蓄型保険
一方で、満期を迎える前に解約した場合には、払い込んだ保険料よりも解約返戻金が少なくなる可能性も。長期の運用を前提とした資産運用であることを覚えておきましょう。
不動産投資
入居者が安定的に確保できれば毎月一定の収入が見込めますが、空室が生じると家賃収入が減ってしまいます。また、不動産の購入にはまとまった資金が必要なため、すでにある程度の資産を持つ人向けの運用方法といえるでしょう。
FX
少額の資金でも高いリターンが期待できる反面、大きな損失が出る可能性もあることから、ハイリスク・ハイリターンな資産運用といえます。投資に関する知識が浅い初心者には、あまりおすすめできない運用方法です。
FXについては、下記の記事をご覧ください。
外貨預金とFXはどう違う?比較した際のメリット・デメリットとは
ETF
ただし、ETFは上場している投資信託のみが対象であるため、投資信託と比べて商品の数や種類が限られるというデメリットもあります。
暗号資産(仮想通貨)
また、取引所がハッキングされたり、個人のウォレットが不正アクセスを受けたりすることで、資産を失うリスクがあります。資産運用の初心者にはあまり適した方法とはいえないでしょう。
金投資
ただし、金も為替などの影響で常に価値が変動していることは理解しておく必要があります。また、盗難のリスクに備えるための設備や管理費用などにコストがかかります。
資産運用する際に利用したい税制優遇制度
NISA
2024年から導入された新NISA制度では、以前の制度に比べて年間で投資できる金額が増えました。さらに、資産の非課税保有期間も無期限に延長され、より柔軟で長期的な資産運用が可能です。
iDeCo
また、iDeCoの口座内での運用益は非課税とされており、税制上の優遇を受けながら資産形成を行うことが可能です。iDeCoは最低5,000円からの掛金で始めることができ、柔軟に掛金額を設定することができます。
しかし、iDeCoは長期的な資産形成を目的としているため、原則60歳まで資金を引き出すことができません。老後資金を計画的に準備したい人に適した制度だといえます。
年代別・資産運用のポイント
20代:長期的な視野でコツコツ資産を増やそう
将来的に少しずつ余剰資金が貯まるようになったら、もう少しリスク許容度の高い資産運用にも挑戦できるでしょう。
30〜40代:生活費に影響が出ない範囲でリスクを抑えた資産運用を
バランスのとれたポートフォリオを構築し、余剰資金を賢く運用しましょう。リスクの高い資産運用方法は避け、安定して利益をもたらす方法を選ぶことをおすすめします。
50〜60代:長期・分散投資で老後に備える
投資の経験があり、余剰資金が豊富な人は、一部の資金を株式投資などに回してより積極的な資産運用をするのもいいでしょう。自分のリスク許容度の範囲内で資産運用することをおすすめします。
60代以降の人は、退職金などを賢く運用し、定期預金や国債など、安全性の高い投資先を選ぶことをおすすめします。
資産運用をする際の注意点
資産運用の目的や目標額を決める
資産運用の際には、自分のライフステージや金融知識、リスク許容度などを考慮し、無理のない範囲での投資を心掛けましょう。
長期・分散・積立投資をする
長期投資
長期投資とは、短期的な市場の変動に左右されず、長期的な視点で投資を行うことで、安定した成長を目指す資産運用方法です。長い時間をかけることで、複利の力を最大限に活用できます。
分散投資
分散投資は、すべての資金を1つの投資先に集中させるのではなく、複数の資産や地域などに分散して投資することで、リスクを分散する資産運用方法です。一部の投資先が不振でも、全体の資産に大きな影響を与えずに済みます。
積立投資
積立投資は、毎月一定の金額を積み立てることで投資先や時間を分散させ、価格変動のリスクを軽減する資産運用方法です。市場の短期的な変動の影響を受けにくいことがメリットです。
余剰資金で行う
余剰資金があまりない場合には、月々の出費を見直し、毎月少しでも投資に回せるお金を確保しましょう。小さな額からでも投資を始めることができる積立投資のような商品を選ぶことで、リスクを最小限に抑えつつ、着実に資産を増やしていくことができます。
自分に合った資産運用の種類を見つけよう
初心者には、仕組みがわかりやすくお金の出し入れも比較的しやすい外貨預金がおすすめです。オリコンでは日本最大級の規模で調査を行い、毎年「外貨預金 オリコン顧客満足度ランキング」を発表しています。外貨預金を始めるにあたって知っておきたい取引メニューや手数料、金利の満足度など、さまざまな視点のランキングを発表していますので、外貨預金選びの参考にしてください。
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