外貨預金 総合ランキング
総合的な満足度が高い外貨預金のランキング・口コミ情報です。
ソニー銀行
70.1点
ソニー銀行の口コミ・評判
海外旅行をしたときに、ATMから現金が引き出せるのがとても便利だった。また、対応している通貨の種類が多いのもいいと思う。(60代以上/男性)
その他の口コミ・評判
外貨の売り買いの方法が比較的簡単であること。手数料無料キャンペーンなど購入しやすい時がある。(50代/男性)
インターフェースが分かりやすい。費用がいくらかかるか分かりやすい。損益が分かりやすい。(50代/男性)
他行に比べてとても利用しやすく満足しています。特に海外でのATMは利用しやすいです。(60代以上/男性)
円ドルレートを指値で積み立てできるので、円安に振れたときのリスクが軽減できた。(60代以上/男性)
住信SBIネット銀行
68.9点
住信SBIネット銀行の口コミ・評判
購入・売却の操作の容易性、シンプルで実効性が高く為替手数料が安い、外貨定期との往来の容易性(解約の容易性含む)、レート急変時などのアラートの利便性。(60代以上/男性)
その他の口コミ・評判
為替手数料が低い。アメリカドルでのショッピング利用が可能。指標取引が可能(レートを指定して自動的に取引を実行できる)(30代/男性)
外貨預金以外にも金利が良かったり振込手数料が無料だったりと便利に使える銀行だと思うから。(40代/男性)
購入時のレートや複数回購入時の平均レートを履歴で確認でき、差益が分かりやすい点。(40代/男性)
アプリの使いやすさ利便性が良かった。資産管理がしやすいインターフェイス。(40代/女性)
auじぶん銀行
67.9点
auじぶん銀行の口コミ・評判
外貨預金をするとポイントが貰えるので、貰えるポイント分は損ができると思えるのでハードルが下がるところが使い易い。(50代/男性)
その他の口コミ・評判
外貨自動積立を利用中。外貨の口座開設から積立の設定までわかりやすく、スムーズに始められた。(30代/女性)
金利も他行に比べても比較的高く、商品性や操作性も自分のニーズにはあっていると思う。(60代以上/男性)
キャンペーンで金利が少し良かった。UFJから手数料なしで入金できるのもよい。(50代/女性)
金利が他よりも優れている。キャンペーンも捨てがたい。(50代/女性)
SMBC信託銀行プレスティア
67.7点
SMBC信託銀行プレスティアの口コミ・評判
担当者の方がとても親切で定期的に連絡を下さり、投資信託の状況やおススメの商品、タイミングなどもアドバイスして下さいます。(40代/女性)
その他の口コミ・評判
担当者がすべてを把握してくれているので、諸手続きや相談の窓口が一本化されて便利且つ心強い。(50代/女性)
外貨を外貨のまま旅行先のATM等で現金化したり、クレジットカードの支払いに利用できる。(50代/女性)
通貨種類が豊富。まだ使ったことはないが、外貨でのデビットカードが使える。(60代以上/男性)
バンカーの知識が、結構高く色々なことを知っているので相談しやすい。(50代/女性)
三井住友信託銀行
67.6点
三井住友信託銀行の口コミ・評判
日本円での預金の低金利に比べ、外貨預金は金利が高いので、担当者が勧めてくれた。勧めが無ければ自分からはしなかった。(60代以上/女性)
その他の口コミ・評判
担当者から時々連絡があるので安心。お得な情報は外貨預金も含めメールで週一ペースほどで入る。(60代以上/女性)
メリット&デメリット(リスク)をしっかり説明。ベターな購入方法を案内。(60代以上/男性)
大手銀行なのでセキュリティ面で安心。スタッフの対応も丁寧。(30代/男性)
キャンペーンがあるとお知らせいただけるので助かります。(40代/女性)
SBI新生銀行
67.1点
SBI新生銀行の口コミ・評判
外貨建てで運用した金融商品が満期時に円高で為替差損が出そうなときに外貨預金にしておくとリスクヘッジができる。(50代/男性)
その他の口コミ・評判
しっかり対面で時間をかけて、こちらが理解して納得するまで商品・サービスの説明をして下さった。(50代/男性)
通貨によるが2週間から数年まで様々な定期貯金があり、満期後の扱いを選択できる。(40代/男性)
ユーザーインターフェイスがわかりやすい。余計なスパムが来ることがない。(40代/男性)
少なくとも米ドルやユーロに関しては手数料が極めてリーズナブルである。(60代以上/男性)
楽天銀行
66.9点
楽天銀行の口コミ・評判
積み立てなので勝手に引き落としになり楽天銀行から毎月振り替えてくれて、管理の必要がないので非常に便利。(60代以上/女性)
その他の口コミ・評判
ネットで売買や注文が完結でき、積立設定など他の銀行のように時間の制約がないのが良い。(60代以上/男性)
日本円で保有するよりも特にアメリカドルを保有する方がはるかにメリットが高い。(40代/男性)
スマホ用アプリが見やすくわかりやすい。手元で取引が完結できるのでよい。(40代/男性)
初めて利用したが、経済の動向にも関心がわくようになって良かった。(50代/男性)
PayPay銀行
66.3点
PayPay銀行の口コミ・評判
キャンペーンをしていたのでそれをきっかけに外貨貯金を始めれました。スマホ操作も簡単でした!(40代/男性)
その他の口コミ・評判
ジャパンネット銀行でキャンペーンの為、利用してポイントをゲットした。(60代以上/男性)
金利アップキャンペーンの期間が長く、利用しやすかった。(50代/女性)
どこにいても携帯端末の操作だけで入出金できること。(50代/女性)
オンラインでの取引なので自宅で出来るのが便利。(60代以上/男性)
三井住友銀行
65.9点
三井住友銀行の口コミ・評判
窓口での口座開設からインターネットでの普段の取り引きまでもとても親切に説明していただきとても分かりやすく使いやすいのでとても満足している。(40代/男性)
その他の口コミ・評判
自宅に近く情報など直接対面で得る事が出来た、定期的に勉強会を開いて、最新に情報を専門家から聞くことが出来る。(60代以上/男性)
営業担当さんがとても親切で、最初何もわからない自分に対して、説明がわかりやすかった。(30代/女性)
1万ドル外貨預金があれば手数料無料で外貨現金を引き出せるのがもっとも魅力的。(60代以上/男性)
実店舗があるので、何かあった時に、窓口で相談することも可能なので安心。(40代/女性)
三菱UFJ銀行
65.2点
三菱UFJ銀行の口コミ・評判
円で預けていてもほぼ利息つかないが、タイミングを自らはかって、円に替えると何十万円も利息と仮定して考えれば儲かっているのがありがたい。(40代/女性)
その他の口コミ・評判
毎月、口座より定期的に積立ができて便利である。またネット上で金額変更、休止再開ができるのもよい。(50代/男性)
始めた当時はATMの利用回数に特典があったが、日常生活でそうしたちょっとした気遣いが良い。(40代/男性)
店舗もあるので安心感があり、最初の手続きも教えてもらえるので良かったと思いました。(60代以上/女性)
キャンペーンの時の金利。他の商品への乗り換えの有利さ、納得感。(60代以上/男性)
イオン銀行
63.9点
イオン銀行の口コミ・評判
老後資金の為に積立定期で相談に行った時、すすめられた。タイミングも良く円積立では得られない利益となった。(50代/女性)
その他の口コミ・評判
窓口が、いつでも、利用しやすい場所にあり、不明点を聞くことが可能。アプリから、確認できること。(60代以上/女性)
詳しく説明してくださり、保険商品しか外貨を契約したことがなかったのでよく分かりました。(50代/女性)
為替手数料が他の銀行に比べて安いし、金利も高い方だったので、お得感があった。(60代以上/女性)
知らないうちにたまっていきちょうどいいタイミングでおろせること。(60代以上/男性)
みずほ銀行
63.1点
みずほ銀行の口コミ・評判
外貨預金は利率が良いのでずっと気になっていたが、わからない部分をきちんと説明してもらえたのが良かった。(40代/女性)
その他の口コミ・評判
初めてで不安があったが担当者が分かりやすく解説、サポートしてくれて安心感があった。(50代/男性)
円高の時に購入して円安の時に売却するなどのタイミングのアドバイスが良い。(60代以上/男性)
担当者に連絡すると、分からないことにも気軽に対応してもらえる。(60代以上/女性)
ネットバンキングで簡単に円⇔ドルの振替手続きができること。(50代/男性)
高評企業
規定人数の半数以上の回答があり、総合得点が60.0点以上の企業です。
大和ネクスト銀行
大和ネクスト銀行の口コミ・評判
経験の無い私にでも分かりやすく説明して頂き、安心して利用することが出来た。(60代以上/女性)
その他の口コミ・評判
アドバイスなど全くないが、自分の考えでパソコンから売買できる。(60代以上/女性)
外貨建ての債券が満期になったとき、外貨預金できてよかった。(60代以上/男性)
金利が良く、米ドル定期預金の「えらべる預金」が良い。(60代以上/男性)
満期後も指示しなくても継続して定期預金出来る。(40代/男性)
りそな銀行
りそな銀行の口コミ・評判
当時金利が高くて、円に交換する手数料の割引キャンペーンをよくしていた。(60代以上/女性)
その他の口コミ・評判
円安円高がスマホ画面で即座に解り売買操作できるところ。(50代/女性)
為替のタイミングについて相談と提案をしてくれた。(30代/女性)
他店に比べて多少価格もいいような気がする。(60代以上/男性)
アプリ操作で簡単に購入、売却できる点。(40代/男性)
オリコン顧客満足度調査では、実際にサービスを利用した4,747人にアンケート調査を実施。
満足度に関する回答を基に、調査企業66社を対象にした「外貨預金」ランキングを発表しています。
総合満足度だけでなく、取引メニュー、カスタマーサポート、金利など様々な切り口から「外貨預金」を評価。さらに回答者の口コミや評判といった、実際のユーザーの声も掲載しています。
取引手数料だけでなく、“ユーザー満足度”からもサービスを比較し、「外貨預金」選びにお役立てください。
おすすめの外貨預金ランキングまとめ
- 1位 ソニー銀行 70.1点
- 2位 住信SBIネット銀行 68.9点
- 3位 auじぶん銀行 67.9点
- 4位 SMBC信託銀行プレスティア 67.7点
- 5位 三井住友信託銀行 67.6点
- 6位 SBI新生銀行 67.1点
- 7位 楽天銀行 66.9点
- 8位 PayPay銀行 66.3点
- 9位 三井住友銀行 65.9点
- 10位 三菱UFJ銀行 65.2点
- 11位 イオン銀行 63.9点
- 12位 みずほ銀行 63.1点

知っておきたい!外貨預金
外貨預金の基礎知識
外貨預金とは
外貨預金とは日本円を米ドルやユーロといった海外の通貨に交換して、預け入れる預金のことです。外貨は日本円よりも金利が高い傾向があるため、円で預金しておくよりも高い利息が期待できます。
また外貨預金は預入時に定められた為替レートで円から外貨に交換しますが、満期を迎えて外貨を円に戻して受け取る際、円安になっていれば利息以外にも利益が得られ、円高になっていると損失が生じる場合がある点には注意が必要です。
■外貨預金の種類
外貨預金には主に普通預金と定期預金の2種類があります。
外貨普通預金
いつでも預けたり、引き出したりできる預金のことで、預入期間に定めがありません。一般的に変動金利のため、預入期間中に金利が変動することがあります。
また「外貨積立サービス」がある外貨普通預金であれば、自動で毎日・毎週・毎月など定期的に円で外貨を買い付け、積み立てていくことも可能です。
外貨定期預金
1ヶ月、3ヶ月、1年などあらかじめ預入期間(満期)が決まっており、満期までは原則解約ができない預金のことです。そのため一般的に外貨普通預金に比べて金利が高い傾向にあります。
外貨預金のメリット
@円預金よりも高金利
外貨預金は高い金利で預入できるため、日本の普通預金や定期預金よりも高い利息が受け取れる場合があります。日本円で1年ものの定期預金に預け入れた場合の金利は高いところで0.1〜0.3%程度となっています。一方、米ドル1年ものの定期預金なら5.0%程度の金利もめずらしくありません。
A為替差益が得られる
外貨預金のように海外の通貨で運用する商品は、為替レートの値動きによっては利益を得られる場合があります。為替レートの値動きによって得られる利益のことを、為替差益と言います。
例えば100万円を1ドル100円のときにドルに交換すると1万ドルになります。その後、円安となり、1ドル101円のときに1万ドルを円に交換すると、101万円が受け取れます。
このように外貨預金は金利だけではなく、円に交換するときの為替レートによっても利益が出る可能性があるのです。
B初心者でもはじめやすい
外貨預金は金融機関に口座開設をするだけで始められます。どの外貨で始めるかを選ぶ必要はありますが、株式投資や投資信託ほど選択肢が多くありません。そのため外貨預金は初心者でもはじめやすい運用方法と言えるでしょう。
C通貨分散によってリスクヘッジ
ヘッジとは「回避」という意味があります。通貨分散をすることで、為替レートの変動による資産価値の減少を回避することが可能です。
円安による円の価値低下を回避するには、円だけでなくドル資産も併せ持つ方法が有効です。
円だけでなく米ドルも保有していれば、円の価値が低下しても、円安で米ドル資産の価値が上がるため、全体として自身の保有している資産価値の低下を抑えられます。
外貨預金のデメリット
@為替手数料が発生する
外貨預金は円を外貨に交換して預入しますが、交換する際に為替手数料が発生します。また外貨から円に戻すときにも同様の為替手数料がかかります。為替手数料は金融機関ごと、通貨ごとに異なりますが、米ドルで店頭取引の場合、片道1ドルあたり1円程度が相場です。
そのため外貨預金を始めてすぐに解約をすると、十分利息が増えていないことから、為替手数料をカバーできずに元本割れする可能性があります。
ただしインターネットによる取引であれば、為替手数料が抑えられている場合があります。
A元本割れのリスク
外貨預金は為替手数料で元本割れする可能性もありますが、外貨から円に戻すタイミングによっても元本割れする場合があります。
100万円を1ドル100円のときに1万ドルに交換、1年後仮に5.0%の利息が付き、1万500ドルになっていたとします。しかし仮に円に換金するときに円高で1ドル90円になっていた場合、利息が上乗せされているにもかかわらず受け取れる金額は94万5,000円と元本割れしています。
このように外貨預金を円に換金する際、為替レートの値動きによって生じる損失のことを、為替差損と言います。
Bペイオフの対象とならない
ペイオフとは「預金保険制度」のことで、お金を預け入れている金融機関が破綻しても、1金融機関あたり1,000万円とその利息分までは保護される制度です。
外貨預金はペイオフの対象外となっているため、仮に金融機関が破綻しても、保証されずに預け入れている外貨預金がそのまま損失になる可能性があります。
C条件によっては確定申告が必要になり手間が増える
外貨預金には利息と為替差益の2つの利益があり、そのうち利息に関する税金は自動的に差し引かれるため確定申告は不要ですが、為替差益は確定申告が必要になる場合があります。
利息 |
為替差益 |
|
所得の種類 |
利子所得 |
雑所得 |
課税方式 |
源泉分離課税 |
総合課税 |
税率 |
20.315% |
所得に応じた所得税率と住民税10% |
確定申告 |
不要 |
原則必要 |
為替差益が出ても確定申告が不要なケースは以下の通りです。
●年収2,000万円以下の会社員で、給与所得を1か所から受けていて、かつそのすべてが源泉徴収の対象となる場合で、為替差益を含めた給与以外の所得の合計が20万円以下の場合
●自営業やフリーランス、無職で年間所得が基礎控除48万円以下の場合
また為替差損が出た場合は確定申告が不要ですが、他の雑所得で利益が出ているときなど、確定申告をしたほうが良い場合があります。
外貨預金のリスク対策
通貨を分散する
通貨の分散がリスクを抑えるのに有効なのは、複数の通貨に分散させておくと、1つの通貨で為替差損が生じても、残りの通貨で為替差益が生じていれば、為替差損を一定程度カバーできることが期待できるためです。
預入時期を分散する
預入時期を分散させる「ドルコスト平均法」もリスクを抑える効果があります。
これは「一定期間ごとに決まった金額を運用する」運用手法です。具体的には、毎月1万円や2万円というように定期的に積み立てていく運用手法がドルコスト平均法です。
これを長期間継続することで、円でドルを交換(購入)するときの平均購入単価が下がり、為替レートの変動によるリスクを抑えることができるのです。
長期運用する
外貨預金のように値動きをする商品は、長期運用をする程多くの利息が得られ、ドルコスト平均法の効果が高まる傾向があるため、長期運用をする程リスクを抑えやすくなります。
情報収集をかかさない
為替差益や為替損益が生じる要因となる為替レートは、さまざまな経済指標や、要人発言で大きく変動する場合があります。
こうした経済指標の発表や要人発言が行われるスケジュールは、新聞やニュース、金融機関のサイトなどで確認できることがあるため、知っておくと良いでしょう。
大きく為替レートが変動する可能性があるときは、運用方針を見直すことで損失が少なくなることもあります。
余裕資金で運用する
外貨預金で運用するときは、余裕資金を使うようにしましょう。
【監修者:CFP(R) 金子賢司 】
「外貨預金のメリット・デメリットとは?リスク対策や始め方を解説」はこちら
外貨預金にかかる税金について
外貨預金で得た利益にかかる税金の仕組みや税率を理解することは大切です。また場合によっては、確定申告が必要になることもあります。 外貨預金の税金について、初心者にも分かりやすく解説をしていこうと思います。今回は、預金対象者を、法人を除く個人に限定して解説をします。
外貨預金には、実は2つの税金が存在します。一つは利息に対する税金ともう一つは為替差益が発生した場合の差益に対する税金です。
外貨預金の利息にかかる税金
外貨預金の利息は、「利子所得」に該当し、日本円の預金同様に、原則として所得税15.315%(復興税含む)と住民税5%の計20.315%を源泉分離課税として徴収されます。よって、利息は日本円の預金と同様にそのまま受け取って終わりです。
外貨預金の為替差益にかかる税金
外貨預金によって為替差益が発生した所得は、「雑所得」に該当します。雑所得の場合、他の所得と合算して計算をするため、原則として確定申告が必要です。
外貨預金の確定申告について
・外貨預金で確定申告が必要なケース
外貨預金の外貨を日本円に交換して、為替を「確定」したときに為替差益が生じるが、確定していない状態を「含み益」と呼び、この段階ではまだ確定申告は不要ですが、日本円に交換をして為替差益が確定したときに確定申告が必要になります。
米ドル建て外貨預金に預入していた資産を、ユーロやオーストラリアドルなどの日本円以外の別な外貨に交換した場合はどうなるのでしょうか。実はこの場合も確定申告が必要になります。考え方としては、米ドルを一旦日本円に交換して、別な外貨に交換して預金したと考えるためです。この場合は、一旦日本円に交換した時に発生する為替差益が雑所得となります。
・外貨預金で確定申告が不要なケース
年収が2,000万円以下の給与所得者であり、給与所得および退職所得以外で為替差益を含めた所得が年間で20万円以下の場合は申告不要です。ただし、給与を2カ所以上の会社から得ている場合は、そもそも確定申告をしなければなりません。なお、為替差益ではなく為替差損が生じた場合は、確定申告によって黒字の雑所得から控除することが可能です。
また、確定申告が不要であったとしても、地方税にあたる住民税の申告が必要な場合があります。次にそれを説明します。
・外貨預金で住民税の申告が必要なケース
住民税の申告を行う必要があるのは、次のような人です。
1. 給与所得以外の所得がある人
2. 公的年金以外の所得がある人
3. 確定申告をする前の年の1月1日時点での住所登録されている場所と同じ親族の扶養家族になっていない人
これらのどれかに該当する場合は、住所を管轄する役所で住民税の申告手続きが必要となるので、自身で管轄の自治体に問い合わせをしましょう。
外貨預金の税金に関するよくある質問
Q. 外貨預金の為替差益が出た場合は、確定申告が原則必要だというのは理解できたが、為替差損が出た場合は、確定申告をした方がいいですか?主な収入は公的年金です。
A. 為替差損が出た場合は、他の黒字化した雑所得と通算することができます。例えば、年金収入で240万円で、為替差損が20万円あった場合、年金収入240万円から20万円分を差し引いて所得税と住民税が計算されます。
Q. 専業主婦で外貨預金をしています。30万円の為替差益が出ましたが、確定申告が必要ですよね?
A. 専業主婦の方や無職の方、また個人事業主の方などは、所得税の基礎控除である48万円を超えたら確定申告が必要ですが、本ケースでは30万円ですので、確定申告は不要になります。
【監修者:CFP(R)/投資教育家 市川雄一郎】