猫を飼うのにかかる費用は総額いくら?初期・年間・生涯コストを完全ガイド
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この記事では、猫をこれから家族にしようと考えている方のために、猫を飼うための費用がどのぐらいかかるのかを解説します。費用を上手に抑えるためのポイントにも触れているのでぜひ参考にしてください。
監修者荒井美亜
立教大学大学院経済学研究科を修了(会計学修士)。
税理士事務所、一般企業等の経理を経験して現在は金融マネー系ライターとして活動中。日本FP協会の消費者向けイベントにも講師として登壇経験あり。
目次
【結論】猫の生涯費用と年間・月々・初期費用の目安
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なお、数値の算出にあたっては、猫の平均寿命を15歳として計算しています。この値は、アニコム ホールディングス株式会社「家庭どうぶつ白書2024」および一般社団法人日本ペットフード協会「令和6年(2024年)全国犬猫飼育実態調査:猫 飼育・給餌実態と支出」に示された猫の平均寿命を基に設定しております。
項目 | 目安金額 | 備考 |
生涯費用 | 225万円 | 平均寿命15歳で計算 |
年間費用 | 15万円 | フード、日用品、光熱費、医療費の合計 |
月々の費用 | 1万2,500円 | 年間費用を12ヶ月で割った金額 |
初期費用 | 約6.3万円〜28万2,500円 | 生体代(0円〜)+グッズ代+最初の医療費 |
参考:アニコム ホールディングス株式会社「家庭どうぶつ白書 2024/日本ペットフード協会「全国犬猫飼育実態調査」
猫を迎えるための初期費用【総額6.3万円〜】
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項目・費用の目安 | 主な内容 |
猫の生体代:0円〜17万円 | 保護猫の譲渡費用、ペットショップやブリーダーからの購入費用 |
必須グッズ購入費:約2万円〜5.5円 | ケージ、トイレ、食器、フードなど生活必需品一式 |
最初の医療費:約4.3万円〜6万円 | ワクチン、去勢・避妊手術、健康診断など |
【合計】約6.3万円〜28万2,500円 | ※保護猫の場合、生体代が抑えられ、医療費の一部が譲渡費用に含まれることもあります。 |
保護猫の場合、生体代自体はかかりませんが、医療費や保護団体に支払う施設維持費、事務手数料等がかかります。一方、ブリーダーやペットショップを使う場合、事業者によっては17万円以上かかることも珍しくありません。
そして、猫を迎え入れる際には、ケージやトイレ、食器やペットフードなど猫の生活に必要な用品代がかかります。
また、猫を迎え入れる際は、猫自体の健康と伝染病防止等の理由により、ワクチンの接種や検査、避妊・去勢手術代を行います。こうした最初の医療費も個体差の大きい部分ではあるものの、最低でも4万円程度発生します。
必須グッズ購入費(約2万円〜5.5万円)
準備グッズ | 価格帯の目安 | ポイント |
ケージ | 約1万円〜3万円 | 子猫の安全確保や、災害時の避難に必須 |
トイレ・猫砂セット | 約3,000円〜6,500円 | 体長の1.5倍のサイズが目安 |
食器(フード・水用) | 約1,000円〜2,000円 | 陶器製など、傷がつきにくく衛生的なものがおすすめ |
キャットフード・おやつ | 約1,000円〜3,000円 | まずは1ヶ月分を用意 |
爪とぎ | 約1,000〜2,000円 | 家具を守るために複数設置するのが理想 |
ブラシ・コーム | 約1,000〜2,000円 | 猫の毛の長さに合わせて選ぶ |
ベッド | 約1,000円〜3,000円 | 洗える素材で、安心できるドーム型などが人気 |
おもちゃ | 約1,000円〜 | 運動不足解消のために複数種類を用意 |
キャリーバッグ | 約2,000円〜6,000円 | 通院や避難時に必須 |
【グッズ合計】 | 約2万円~5.5万円 |
最初の医療費(約4.3万円〜)
ここでは、公益社団法人日本獣医師会の調査データ(中央値)を基に、猫を迎え入れる際にかかる最初の医療費についてのおおよそをまとめました。
項目 | 費用の目安(中央値) | 備考 |
ワクチン接種 | 約6,000円/1回 | 子猫期に2回接種が推奨される(合計 約1.2万円) |
去勢手術(オス) | 約1.2万円 | 望まない繁殖や病気の予防に |
避妊手術(メス) | 約2.2万円 | 望まない繁殖や病気の予防に |
健康診断 | 約1.6万円 | 迎えた子の健康状態を把握するために推奨 |
マイクロチップ装着・登録 | 約3,000〜1万円 | 装着費+登録料。迷子や災害時に役立つ |
【最初の医療費合計】 | 約4.3万円〜6万円 |
参考:公益社団法人日本獣医師会「家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査」
猫と暮らす毎月の維持費・年間費用【総額約15万円】
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項目 | 年間/月間費用の目安 |
フード・おやつ代 | 約5.6万円/約4,700円 |
日用品費(雑貨・おもちゃ・衣類等) | 約3万円/約2,500円 |
光熱費(飼育に伴う追加分) | 約2.1万円/約1,750円 |
ケガや病気の治療費 | 約4.3万円/約3,500円 |
【年間・月間 合計】 | 約15万円/約1万2,500円 |
ただし、あくまでこれは目安であり、猫の年齢や健康状態によっては変動する可能性があります。
フード・おやつ代
種類 | メリット | デメリット |
ウェットタイプ | ・風味が良い | ・ドライタイプに比べ割高 |
ドライタイプ | ・ウェットタイプに比べ安価 | ・水分摂取や口腔に関する健康トラブルを抱えている猫には向かない |
日用品・光熱費
また、光熱費(飼育に伴う追加分)の平均は年額約21,000円、月額約1,750円です。猫は人間以上に暑さや寒さに弱く、快適に過ごせる温度は20〜28℃、最適な湿度は50〜60%といわれています。そのため、冷暖房を使う頻度が増えやすく、光熱費が上がる点には注意が必要です。
さらに、近年の環境の変化などによる昨今の光熱費高騰を踏まえると、今後も負担が増える可能性があります。そこで本記事では、アニコム損害保険株式会社の「2024最新版 ペットにかける年間支出調査」における年間光熱費(猫の飼育に伴う追加分)15,635円に、前年比131.1%を加味し換算しています。
ケガや病気の治療費
ただし、これはあくまで平均値であり、実際の金額は個々の猫によっても大きく異なります。骨折や誤飲など、難易度の高い治療を受けた場合、数十万円の費用がかかるのも珍しくありません。
また、猫は人間とは違って公的保険がなく、治療費は全額自己負担になります。高額の治療費を問題なく出せるよう、普段から相応の蓄えをしておきましょう。
猫の飼育費用を賢く抑える5つの方法
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ここでは、猫の飼育費用を賢く抑える5つの方法について解説します。
1. 保護猫を迎える
保護猫とは、迷子や飼い主からの遺棄などの理由により、動物愛護センター等に保護された猫のことです。ペットショップやブリーダーとは異なり、猫自体の購入費用はかかりませんが、医療費や保護団体に支払う活動支援金・事務手数料などの費用が発生します。
保護団体によっても異なりますが、以下のような条件を満たさないと譲渡が受けられないケースが多いため注意が必要です。
●猫を迎えることについて家族全員の同意がある
●天寿を全うするまで責任を持って飼育できる
●猫を迎えても住環境の面から問題がない
さらに、保護団体担当者との面談や、トライアル飼育を通じて、猫の譲渡先として問題がないか審査が行われるため、状況次第では迎えられない可能性もあることは認識しておきましょう。
2. キャットフードはまとめ買いや定期便を利用する
3. おもちゃや爪とぎは手作りしてみる
また、小さい部品の誤飲や、角を落とさなかったことで猫がケガをするなどの懸念もあります。
4. 去勢・避妊手術は自治体の助成金制度を活用する
5. 日頃の健康管理で病気を予防する
また、猫の異常な行動の裏には病気が隠れていることもあります。特に、以下の行動があった場合はすぐに獣医師の診察を受けてください。
●落ち着かない様子を見せる
●呼吸が早く、荒い
●攻撃的になる
●隠れたり、うずくまったりする
●食欲が減退する
●1つの場所をしきりに舐める
猫を飼う際には、高額な医療費に備えて、ペット保険の加入がおすすめ
特に医療費は、人間とは異なり公的医療保険制度がないため、すべて飼い主の負担となります。また、動物病院はすべて自由診療のため、病院によって治療費が異なり、施術後の請求金額を見て驚いたという話も少なくありません。
こうした背景から、多くの飼い主がペット保険に加入しています。
ペット保険に入ることで、病気やけがで治療を受けた場合の自己負担額を減らすことができます。また、経済的な安心感が得られることから、治療の選択肢を広げることに役立つのも大きなメリットです。ただし、保険料や補償内容は保険会社や商品によっても異なります。そのため「自分のペットに合った」商品を選ぶのが重要です。
オリコンでは、日本最大級の規模で実際の利用者による満足度調査を行い、毎年「ペット保険 オリコン顧客満足度ランキング」を発表しています。保険料はもちろん、ペットの種類別や適用内容別など、さまざまな視点でのランキングをご確認いただけますので、ぜひ保険会社選びの参考にしてください。
監修者荒井美亜
立教大学大学院経済学研究科を修了(会計学修士)。税理士事務所、一般企業等の経理を経験して現在は金融マネー系ライターとして活動中。日本FP協会の消費者向けイベントにも講師として登壇経験あり。
■保有資格
2級ファイナンシャルプラニング技能士
日商簿記検定1級、AFP(日本FP協会認定)
貸金業務取扱主任者(試験合格)
税理士科目合格(簿記論、財務諸表論)