【ネット証券】って何が魅力? 店舗型との違いも紹介

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安い手数料で気軽に投資をしたいなら、「ネット証券」がオススメ?

 いきなりだが、証券業界において、日本初のインターネット取引はいつから始まったのか、ご存知だろうか?

 正解は、平成10(1988)年。松井証券が始めたネット取引「ネットストック」が初だ。

 それまで投資家は、証券会社の店頭以外では、リアルタイムで株価を確認したり、チャートを見たりすることはできなかった。毎日、新聞で株価をチェックし、方眼紙にローソク足を記入してチャートを作成する投資家も多かった。だが、いまやそのような投資家は少数だろう。

■「ネット証券」は何ができる?
 ネット証券であれば、リアルタイムで株価をチェックできるほか、すぐに売買注文を出せたり、口座内容を確認できたりする。また、約40種類のテクニカルチャートを見られるほか、1000〜2000銘柄を登録でき、パソコン画面に20〜50銘柄の株価を一度に表示することも可能だ。

 さらに、国内外の株式・為替市場概況やニュース、各種レポートなどを見ることもできる。たとえば、楽天証券では主要な経済指標をメールで受信できるサービスもある。

 一方、店舗型証券はどうだろうか。SMBC日興証券では、同社調査部門のアナリストやエコノミストが執筆した、国内外のマクロ経済、国内個別銘柄に関するレポート、投信運用会社が発行するレポートなどを顧客に配布している。

 また、ネットで情報を得ることができる店舗型証券もある。野村證券では「野村ホームトレード」でリアルタイムに株価、チャート等を見ることができ、口座内容や各種レポートも確認できる。

■投資家に向けたセミナーも充実
 最近では、投資家のためにセミナーを開催しているネット証券会社も多い。SBI証券では、同社投資調査部による定期WEBセミナーを年間600本配信、それ以外にも不定期に商品別・企業セミナー、投信運用報告会を実施している。また、年間122本のセミナーを配信するカブドットコム証券では、初心者向けのWEBセミナーに力を入れている。

 店舗型証券でも、全国でセミナーを開催している。SMBC日興証券では、ジュニアNISA含むNISA関連、金融所得一体課税、終活を含む相続関連のセミナーを多く開催している。

■各社が力を入れているサービスは?
 注力しているサービスは、ネット証券、店舗型証券により傾向が異なる。

 ネット証券は手数料に関するサービスに力を入れる傾向にある。SBI証券は、NISA・ジュニアNISA口座の手数料を無料とするサービスを始めた。カブドットコム証券は、約定代金10万円以下の手数料を90円(税97円)にするなど、小口売買手数料の引き下げを行っている。

 一方、店舗型証券は、顧客のライフプランに基づくコンサルティングや相続対策に力を入れている。たとえば、SMBC日興証券では、コンサルティング能力UPのため、社員の「ファイナンシャル・プランナー(FP)」資格取得を奨励。全国でAFP3342人、CFP339人(2015年5月1日現在)と、証券業界トップのFP資格取得者を誇る。

 また、「終活カウンセラー認定資格」取得や厚生労働省が推進する「認知症サポーター養成講座」受講等、一定の認定条件をクリアした「相続相談マネージャー」を全国109支店に配置し、顧客の相続相談ニーズに応える体制を構築している。

 以上のように、ネット証券と店舗型証券とではサービスに違いがある。安い手数料で気軽に投資をしたい投資家はネット証券向きといえる。相続や終活などライフプランも含め、相談しながら資産運用を行っていきたい投資家は店舗型証券も選択肢に入るだろう。自分のニーズにあった証券会社を選ぶことが大切だ。

<記事/三次理加(マイアドバイザー登録FP)>
(株)りか代表取締役。ラジオNIKKEI第一「ファイナンシャルBOX」等に出演後、独立。2012年、経産省・産業構造審議会商品先物取引分科会委員。著書「商品先物市場のしくみ」(PHPビジネス新書)他。

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