2014年06月19日 09時00分
投資を始める前に! 知っておくべき「金融商品の基礎知識」
「株」にチャレンジする前に、まずは代表的な金融商品の特長をおさえていこう。
夏のボーナスを資金に、「株」にチャレンジしようと考えている人も多いのでは? いわゆる「株」とは「株式取引」を指すが、その商品の種類はさまざまだ。そこで今回のオリコン顧客満足度ランキングでは、投資初心者に向けて、ネット証券で取り扱っている代表的な商品の特長や違いを紹介。本格的な取引を始める前にしっかり理解していこう。
【投資信託】
多数の投資家から資金を集め、専門家が株式や債券などの金融商品や不動産に投資することで運用し、その成果を出資額に応じて分配・還元するもの。複数の商品に分散して投資・運用でき、リスクをおさえながら取引するので初心者向きとも言われている。
【現物取引】
自分の資金で株式を買う、いわゆる普通の株式取引のこと。基本的に【株式を購入し、株価が上がったら売却】して利益を出す仕組みである。また、現物取引においては「単元株数」とそれに応じた最低投資金額が設定されており、取引をするためにはそれなりの資金が必要になることも多い。
【信用取引】
証券会社からお金を借り、自己資金の約3倍までの取引ができる仕組み。信用取引では、【証券会社に借りた株を売却し、株価が下がったところで買い戻し、証券会社に返す】という“空売り”でも利益を出すことが可能だ。ハイリターンを狙えるが、リスクも大きいので、取引に不慣れな初心者にはハードルが高いといえる。
【ミニ株/単元未満株】
少額取引で投資に慣れたい人にオススメなのが、少額からでも取引できる「ミニ株」と「単元未満株」だ。
ミニ株とは単元株数の10分の1の株数で購入できる株式のことで、多くのネット証券で取り扱っている。また、単元未満株とは1株単位で取引できるサービスで、SBI証券の「S株」やマネックス証券の「ワン株」、カブドットコム証券の「プチ株」などがある。百円単位での取引も可能なので、ミニ株よりもさらに気軽にチャレンジできる。
【外国株】
証券会社によっては、米国株や中国株だけでなく、経済的に急成長を遂げている“新興国銘柄”なども取引できる。日本の株式以外へ分散投資をする手法として活用できるが、カントリーリスクや為替変動リスクなど特有のリスクがあり、初心者には不向き。
ほかにも株式取引ではないが、為替相場の動向に合わせて外貨を売買する「FX(外国為替証拠金取引)」や、景気に左右されにくく、価値がなくならない低リスクの取引として注目を集めている「金・プラチナ取引」など変わった商品を取り扱っている場合もある。商品内容を比較して、運用しやすい投資商品を見つけてみよう。
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