SBI証券の入金方法のおすすめは?手数料や手順など違いを徹底解説

SBI証券の入金方法のおすすめは?手数料や手順など違いを徹底解説

国内株式に個人取引シェア1位を誇り、さらにネット証券のランキングでも常に上位に位置するSBI証券。貯蓄から投資への流れの中でSBI証券の口座を開設している人も多いのではないでしょうか。

SBI証券で取引を行うには、まずSBI証券の口座に入金しなければなりません。今回はSBI証券の入金方法について解説するとともに、それぞれの入金方法に向いている人や、入金方法についてよくある質問とその回答も合わせて紹介します。

SBI証券の入金方法をどれにするか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。

mokuji目次

  1. SBI証券の入金方法5種類を比較!
  2. 【1】預り金自動スィープサービス(SBIハイブリッド預金)
    1. 【預り金自動スィープサービス】がおすすめの人
    2. 【預り金自動スィープサービス】の利用手順
  3. 【2】即時入金
    1. 【即時入金】がおすすめの人
    2. 【即時入金】の入金手順
  4. 【3】リアルタイム入金
    1. 【リアルタイム入金】がおすすめの人
    2. 【リアルタイム入金】の入金手順
  5. 【4】銀行振込
    1. 【銀行振込】がおすすめの人
    2. 【銀行振込】の入金手順
  6. 【5】振替入金(ゆうちょ銀行)
    1. 【振替入金】がおすすめの人
    2. 【振替入金】の入金手順
  7. SBI証券の入金方法についてよくある質問
    1. コンビニのATMから入金できる?
    2. クレジットカードを利用した入金方法はある?
    3. 新NISA積み立て投資枠はどこに入金する?
    4. 入金方法は途中で変更できる?
    5. SBI証券に入金できない場合はどうすればいい?
  8. SBI証券の入金方法は自分に合うものを見つけよう!

SBI証券の入金方法5種類を比較!

SBI証券の入金方法5種類を比較!

SBI証券の入金方法は「預り金自動スィープサービス」、「即時入金」、「リアルタイム入金」、「銀行振込」、「振替入金」の5つが用意されています。

入金方法によって利用できる銀行が異なるほか、即時入金が可能かどうかも視野に入れながら自分に合う入金方法を選ぶことが大切です。

例えば、預り金自動スイープサービスは住信SBIネット銀行の口座がなければ利用できません。さらに、銀行振込や振替入金の場合、即時反映されないだけでなく、振込手数料がかかったり、事前申し込みが必要だったりと、注意すべき点もあります。

自身の生活スタイルによってもおすすめの入金方法は異なりますので、以下の表を参考にどの入金方法を選ぶかを決めましょう。なお、それぞれの入金方法の詳細については、後で詳しく解説します。
入金方法 手続き方法 手数料 利用可能時間 即時反映 利用可能な金融機関
預り金自動スィープサービス オンライン 無料 24時間 住信SBIネット銀行
即時入金 オンライン 無料 24時間 ・大手都市銀行
・ネット銀行 など
リアルタイム入金 オンライン 無料 金融機関ごとに異なる ・SBI新生銀行
・提携金融機関
銀行振込 ・ATM
・オンライン
・銀行窓口
自己負担
(利用する銀行のサービスによっては無料になる可能性ああり)
金融機関ごとに異なる 不可
(数時間程度)
全国の金融機関
振替入金 オンライン
※要事前申し込み(書面)
無料 24時間 不可
(4〜5日程度)
ゆうちょ銀行

【1】預り金自動スィープサービス(SBIハイブリッド預金)

【1】預り金自動スィープサービス(SBIハイブリッド預金)

預り金自動スィープサービスとは「SBIハイブリッド預金」と言われるもので、住信SBIネット銀行の口座を持っている人だけが利用できるサービスです。

具体的には住信SBIネット銀行の円普通口座からSBI証券向けの決済専用預金口座(SBIハイブリッド預金)に預け替えることで、SBI証券での取引にそのお金が使えるようになる仕組みです。

他の銀行から住信SBIネット銀行に振り込んだ場合はまず円預金口座に預けられますので、その後自分でSBIハイブリッド預金に振替えなければならない点に注意しておきましょう。

利用の際には、住信SBIネット銀行の口座との紐付けが必要ですが、無料で利用できるほか、SBIハイブリッド預金に預け入れたお金はSBI証券の買付余力として自動的に反映されるため、取引の都度入金する必要がありません。

しかも、SBIハイブリッド預金の金利は、円普通預金よりも0.01%高く設定されています。つまり取引きせずにそのままSBIハイブリッド預金に置いておくことで、金利の優遇を受けられる点は大きなメリットでしょう。

ちなみに預り金自動スィープサービスは住信SBIネット銀行の口座を持っていれば無料で利用でき、SBI証券口座への入金や振替の際の手数料はかかりません。

【預り金自動スィープサービス】がおすすめの人

預り金自動スイープサービスがおすすめなのは、「住信SBIネット銀行の口座を持っている人」や「入金の手間を減らしたい人」です。

そのため、住信SBIネット銀行の口座を持っていない場合は、SBI証券の口座開設とあわせて住信SBIネット銀行の口座も同時に開設しておくと良いでしょう。

【預り金自動スィープサービス】の利用手順

預り金自動スィープサービスの利用には住信SBIネット銀行の口座が必要です。口座を持っていない人はまず住信SBIネット銀行の口座開設を行いましょう

住信SBIネット銀行の口座が開設されたら、住信SBIネット銀行のサイトから「SBIハイブリッド預金」を申し込みます。申込内容を確認したらSBI証券のサイトに画面の指示に沿って進みます。

SBI証券のサイト上に「預り金自動スィープサービス申込」画面が表示されますので、ログインし、各種規定の内容について確認、同意してから申込ボタンをクリックしてください。

これで申込は完了です。後は必要に応じて振替上限金額の設定を行います。

【2】即時入金

【2】即時入金

即時入金とは、SBI証券と提携している銀行からネットバンキングシステムを利用してSBI証券の総合口座に入金を依頼する仕組みです。そのため、手続きはSBI証券のサイトから行います。

現在提携している銀行は以下のとおりです。
住信SBIネット銀行 / 三菱UFJ銀行 / 三井住友銀行 / みずほ銀行 / りそな銀行 / 埼玉りそな銀行 / 関西みらい銀行 / 楽天銀行 / PayPay銀行 / ゆうちょ銀行 / セブン銀行 / スルガ銀行 / イオン銀行

【即時入金】がおすすめの人

即時入金はや主要なネット銀行など提携している銀行に口座がある人や、入金が即時に反映することを望んでいる人におすすめです。

振込手数料はSBI証券が負担してくれますが、振込限度額は提携している銀行によって異なる点に注意しておきましょう。また、24時間いつでも利用できるため、昼間に時間がない人にもおすすめです。

【即時入金】の入金手順

即時入金を使った入金手順は以下のとおりです。ここでは住信SBIネット銀行を選んだ場合の手順について解説します。
1.SBI証券のサイトにログインし、「入出金・振替」をクリックする
2.「入金」をクリックし、金融機関(住信SBIネット銀行)を選択する
3.希望する入金額を入力し、取引パスワードを入力する
4.入金指示確認画面に遷移するので、「入金実行」をクリックする
5.住信SBIネット銀行のサイトに遷移するので、ユーザーネーム・パスワードを入力してログインする
6.出金口座を選択し、取引パスワードを入力する
7.確定をクリックすると即時入金が完了する
選ぶ金融機関によって、金融機関のサイトへの移行後の手順が異なる場合がありますので、指示に従って入力してください。

【3】リアルタイム入金

【3】リアルタイム入金

リアルタイム入金とは即時入金と似ているものの、提携している金融機関が地方銀行に限られている点が特徴です。提携している地方銀行なら24時間いつでも入金できます

振込手数料はSBI証券が負担しますが、利用できる時間帯が各金融機関によって異なる点に注意が必要です。また、リアルタイム入金を利用する際には、SBI証券のサイトから利用する金融機関の口座振替登録手続きを事前に行っておかなければなりません。

現在提携している地方銀行は以下のとおりです(50音順)。
青森みちのく銀行 / 秋田銀行 / 足利銀行 / 阿波銀行 / 愛媛銀行 / 北九州銀行 / 北日本銀行 / 紀陽銀行 / 京葉銀行 / 佐賀銀行 / 三十三銀行 / 滋賀銀行 / 四国銀行 / 島根銀行 / 清水銀行 / 荘内銀行 / SBI新生銀行 / 仙台銀行 / 大光銀行 / 筑邦銀行 / 筑波銀行 / 東和銀行 / 富山銀行 / 広島銀行 / 福井銀行 / 福島銀行 / 豊和銀行 / 北都銀行 / 北陸銀行 / 北洋銀行 / 北海道銀行 / 南日本銀行 / 宮崎太陽銀行 / もみじ銀行 / 山口銀行 / 横浜銀行

【リアルタイム入金】がおすすめの人

リアルタイム入金はメガバンクやネット銀行の口座は持っていないものの、すぐに入金を行いたい人におすすめです。特に地方だとメガバンクの窓口が少なく、地方銀行の口座だけを持っている人も多いのではないでしょうか。

【リアルタイム入金】の入金手順

リアルタイム入金を使った入金手順は以下のとおりです。ここではSBI新生銀行を選んだ場合の手順について解説します。
1.SBI証券のサイトにログインし、「入出金・振替」をクリックする
2.「入金」をクリックし、金融機関(SBI新生銀行)を選択する
3.希望する入金額を入力し、取引パスワードを入力する
4.入金確認画面に遷移するので、「入金指示」をクリックする
5.入金完了
即時入金と異なり、出金元の金融機関のサイトでの手続きが省略される点はメリットでしょう。ただし、口座振替登録手続きの際には、出金元の金融機関のサイトに遷移しますので、画面の指示に従って登録を行うようにしてください。

【4】銀行振込

【4】銀行振込

銀行振込とは、自分が口座を持っている銀行の窓口やATMもしくはオンラインで入金する方法です。

銀行振込を利用することで全国どこの銀行からでも振り込めますが、振込手数料を負担しなければならない点に注意しておきましょう。利用できる時間帯も金融機関の営業時間および設置されているATMの営業時間に限られます。

銀行振込を利用する場合は、事前に「お客さま専用の振込用口座」の登録が必要です。また、振り込んでもすぐに入金に反映されるわけではないため、入金を急いでいる人には向いていません

ちなみに振込先として指定できる金融機関は「三井住友銀行」、「みずほ銀行」、「三菱UFJ銀行」の3行に限られています。

【銀行振込】がおすすめの人

全ての銀行で利用できるため、自分が普段から利用している銀行から振り込みたいと思っている人におすすめです。

【銀行振込】の入金手順

銀行振込を利用する場合、まず「お客さま専用の振込用口座」を申し込む必要があります。申し込む手順は以下のとおりです。
1.SBI証券のサイトにログインし、「入出金・振替」をクリックする
2.「入金」をクリックし、「銀行振込」を選択する
3.振込用口座の確認をクリックし、金融機関を選択した後に取引パスワードを入力する
4.「申込」ボタンを押すと申し込みが完了し、申込後15分くらいで利用開始となる
5.口座管理画面にて、振込先の銀行支店名および口座番号を確認する
銀行振込を行う手順は、窓口もしくはATMから振込先として登録された銀行口座に振込を行うだけです。振込手続き完了後、入金までにかかる時間は1時間から2時間程度と思っておけばよいでしょう。

【5】振替入金(ゆうちょ銀行)

【5】振替入金(ゆうちょ銀行)

ゆうちょ銀行の口座を持っているなら振替入金の利用も可能です。SBI証券のサイトからゆうちょ銀行に入金依頼を行い、SBI証券口座に入金する仕組みです。

ゆうちょダイレクトの契約がなくても利用でき、手数料がかからない点はメリットでしょう。ただし、入金までの時間が4営業日〜5営業日かかることから、早く入金に反映させたいと思っている人には向いていません

【振替入金】がおすすめの人

振替入金が向いているのは、取引までに時間の余裕があり、普段からゆうちょ銀行をメインで使っている人です。

【振替入金】の入金手順

振替入金を利用するには、「入金サービスに関する申込書(自動払込利用申込書)」を提出しなければなりません。書類の入手および提出方法は以下のとおりです。
1.SBI証券のサイトにログインし、「口座管理」をクリックする
2.「お客さま情報設定・変更」そして「お取引関連・口座情報」の画面で、振替入金の書類請求をクリックする
3.「申込書請求確認」をクリックする
4.書類が届いたら、必要事項を記入し、申込書2枚(控えを除く)を返信用封筒で返信する
5.返信後約3週間〜4週間で利用可能
振替入金が利用可能になったら、以下の手順で入金を行いましょう。
1.SBI証券のサイトにログインし、「入出金・振替」をクリックする
2.「入金」をクリックし、「振替入金(ゆうちょ銀行)」を選択する
3.振替金額と取引パスワードを入力する
4.「振替指示確認」の画面に遷移するので、内容に間違いないことを確認し「振替指示」をクリックする
5.4営業日〜5営業日後に入金が反映される

SBI証券の入金方法についてよくある質問

SBI証券の入金方法についてよくある質問

SBI証券への入金方法は分かったものの、クレジットカードが使えるのか、またATMといってもコンビニATMも利用可能なのかといった不安もあると思います。ここでは、SBI証券の入金方法についてよくある質問について、回答も合わせて紹介します。

コンビニのATMから入金できる?

コンビニのATMからも入金できます。その際は銀行振込での入金となるため、事前に振込用口座の登録を行うことを忘れないようにしておきましょう。

銀行振込の場合、手数料は自分が負担しなければなりません。利用するコンビニのATMによっては振り込める時間帯や手数料が異なる可能性がありますので、事前に調べておくと安心です。

クレジットカードを利用した入金方法はある?

SBI証券へクレジットカードを利用しての入金はできません。ただ、三井住友カードと提携しているため、三井住友カードを使って投資商品を購入できます。ただし、購入対象となる投資商品は投資信託に限られます。

三井住友カードを利用して投資信託を積立購入することで、Vポイントも貯まりますので、三井住友カードを保有しているなら利用してみましょう。

新NISA積み立て投資枠はどこに入金する?

新NISAの積み立て投資枠の入金は、SBI証券の総合口座に入金すれば取引を行えます。

入金方法は途中で変更できる?

選んだ入金方法は途中で変更することも可能です。細かく言えば入金のたびに変更できます。ただし、変更先として選択する入金方法によっては、事前申し込みや事前登録が必要なケースがありますので注意しておきましょう。

SBI証券に入金できない場合はどうすればいい?

入金ごとに原因や対処法が異なります。もし入金手続きを行ったにもかかわらず入金されない場合はSBI証券に問い合わせてみましょう。

問い合わせ方法はチャットと電話が用意されており、チャットの場合24時間問い合わせ可能です。電話での問い合わせは平日(年末年始を除く)8時〜17時となっていますので、その間に問い合せるようにしましょう。

また、SBI証券のサイト内にある「よくあるご質問」を閲覧することで解決する可能性もあります。

SBI証券への入金方法で1番利用しやすいのは預り金自動スィープサービスです。ただ、住信SBIネット銀行から入金しただけでは反映されません。

なぜなら住信SBIネット銀行に入金した場合は円預金口座に入金されるため、その金額をSBIハイブリッド預金に自分で振替えなければならないのです。振替手続きは住信SBIネット銀行のサイト内で行います。

SBI証券の入金方法は自分に合うものを見つけよう!

SBI証券には5つの入金方法が用意されています。1番利用しやすいのは預り金自動スィープサービスですが、住信SBIネット銀行の口座開設が必要です。あまり口座をたくさん持ちたくないという人は、即時入金やリアルタイム入金を利用しましょう。

選ぶ入金方法によっては手数料がかかったり、入金が反映されるまでに時間がかかることもあります。自分の取引スケジュールに応じた入金方法を選択し、利用するようにしましょう。

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