SBI証券の入金方法のおすすめは?手数料や手順など違いを徹底解説
SBI証券で取引を行うには、まずSBI証券の口座に入金しなければなりません。今回はSBI証券の入金方法について解説するとともに、それぞれの入金方法に向いている人や、入金方法についてよくある質問とその回答も合わせて紹介します。
SBI証券の入金方法をどれにするか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
目次
SBI証券の入金方法5種類を比較!
入金方法によって利用できる銀行が異なるほか、即時入金が可能かどうかも視野に入れながら自分に合う入金方法を選ぶことが大切です。
例えば、預り金自動スイープサービスは住信SBIネット銀行の口座がなければ利用できません。さらに、銀行振込や振替入金の場合、即時反映されないだけでなく、振込手数料がかかったり、事前申し込みが必要だったりと、注意すべき点もあります。
自身の生活スタイルによってもおすすめの入金方法は異なりますので、以下の表を参考にどの入金方法を選ぶかを決めましょう。なお、それぞれの入金方法の詳細については、後で詳しく解説します。
入金方法 | 手続き方法 | 手数料 | 利用可能時間 | 即時反映 | 利用可能な金融機関 |
---|---|---|---|---|---|
預り金自動スィープサービス | オンライン | 無料 | 24時間 | 可 | 住信SBIネット銀行 |
即時入金 | オンライン | 無料 | 24時間 | 可 | ・大手都市銀行 ・ネット銀行 など |
リアルタイム入金 | オンライン | 無料 | 金融機関ごとに異なる | 可 | ・SBI新生銀行 ・提携金融機関 |
銀行振込 | ・ATM ・オンライン ・銀行窓口 |
自己負担 (利用する銀行のサービスによっては無料になる可能性ああり) |
金融機関ごとに異なる | 不可 (数時間程度) |
全国の金融機関 |
振替入金 | オンライン ※要事前申し込み(書面) |
無料 | 24時間 | 不可 (4〜5日程度) |
ゆうちょ銀行 |
【1】預り金自動スィープサービス(SBIハイブリッド預金)
具体的には住信SBIネット銀行の円普通口座からSBI証券向けの決済専用預金口座(SBIハイブリッド預金)に預け替えることで、SBI証券での取引にそのお金が使えるようになる仕組みです。
他の銀行から住信SBIネット銀行に振り込んだ場合はまず円預金口座に預けられますので、その後自分でSBIハイブリッド預金に振替えなければならない点に注意しておきましょう。
利用の際には、住信SBIネット銀行の口座との紐付けが必要ですが、無料で利用できるほか、SBIハイブリッド預金に預け入れたお金はSBI証券の買付余力として自動的に反映されるため、取引の都度入金する必要がありません。
しかも、SBIハイブリッド預金の金利は、円普通預金よりも0.01%高く設定されています。つまり取引きせずにそのままSBIハイブリッド預金に置いておくことで、金利の優遇を受けられる点は大きなメリットでしょう。
【預り金自動スィープサービス】がおすすめの人
そのため、住信SBIネット銀行の口座を持っていない場合は、SBI証券の口座開設とあわせて住信SBIネット銀行の口座も同時に開設しておくと良いでしょう。
【預り金自動スィープサービス】の利用手順
住信SBIネット銀行の口座が開設されたら、住信SBIネット銀行のサイトから「SBIハイブリッド預金」を申し込みます。申込内容を確認したらSBI証券のサイトに画面の指示に沿って進みます。
SBI証券のサイト上に「預り金自動スィープサービス申込」画面が表示されますので、ログインし、各種規定の内容について確認、同意してから申込ボタンをクリックしてください。
【2】即時入金
現在提携している銀行は以下のとおりです。
【即時入金】がおすすめの人
振込手数料はSBI証券が負担してくれますが、振込限度額は提携している銀行によって異なる点に注意しておきましょう。また、24時間いつでも利用できるため、昼間に時間がない人にもおすすめです。
【即時入金】の入金手順
2.「入金」をクリックし、金融機関(住信SBIネット銀行)を選択する
3.希望する入金額を入力し、取引パスワードを入力する
4.入金指示確認画面に遷移するので、「入金実行」をクリックする
5.住信SBIネット銀行のサイトに遷移するので、ユーザーネーム・パスワードを入力してログインする
6.出金口座を選択し、取引パスワードを入力する
7.確定をクリックすると即時入金が完了する
【3】リアルタイム入金
振込手数料はSBI証券が負担しますが、利用できる時間帯が各金融機関によって異なる点に注意が必要です。また、リアルタイム入金を利用する際には、SBI証券のサイトから利用する金融機関の口座振替登録手続きを事前に行っておかなければなりません。
現在提携している地方銀行は以下のとおりです(50音順)。
【リアルタイム入金】がおすすめの人
【リアルタイム入金】の入金手順
2.「入金」をクリックし、金融機関(SBI新生銀行)を選択する
3.希望する入金額を入力し、取引パスワードを入力する
4.入金確認画面に遷移するので、「入金指示」をクリックする
5.入金完了
【4】銀行振込
銀行振込を利用することで全国どこの銀行からでも振り込めますが、振込手数料を負担しなければならない点に注意しておきましょう。利用できる時間帯も金融機関の営業時間および設置されているATMの営業時間に限られます。
銀行振込を利用する場合は、事前に「お客さま専用の振込用口座」の登録が必要です。また、振り込んでもすぐに入金に反映されるわけではないため、入金を急いでいる人には向いていません。
【銀行振込】がおすすめの人
【銀行振込】の入金手順
2.「入金」をクリックし、「銀行振込」を選択する
3.振込用口座の確認をクリックし、金融機関を選択した後に取引パスワードを入力する
4.「申込」ボタンを押すと申し込みが完了し、申込後15分くらいで利用開始となる
5.口座管理画面にて、振込先の銀行支店名および口座番号を確認する
【5】振替入金(ゆうちょ銀行)
ゆうちょダイレクトの契約がなくても利用でき、手数料がかからない点はメリットでしょう。ただし、入金までの時間が4営業日〜5営業日かかることから、早く入金に反映させたいと思っている人には向いていません。
【振替入金】がおすすめの人
【振替入金】の入金手順
2.「お客さま情報設定・変更」そして「お取引関連・口座情報」の画面で、振替入金の書類請求をクリックする
3.「申込書請求確認」をクリックする
4.書類が届いたら、必要事項を記入し、申込書2枚(控えを除く)を返信用封筒で返信する
5.返信後約3週間〜4週間で利用可能
2.「入金」をクリックし、「振替入金(ゆうちょ銀行)」を選択する
3.振替金額と取引パスワードを入力する
4.「振替指示確認」の画面に遷移するので、内容に間違いないことを確認し「振替指示」をクリックする
5.4営業日〜5営業日後に入金が反映される
SBI証券の入金方法についてよくある質問
コンビニのATMから入金できる?
銀行振込の場合、手数料は自分が負担しなければなりません。利用するコンビニのATMによっては振り込める時間帯や手数料が異なる可能性がありますので、事前に調べておくと安心です。
クレジットカードを利用した入金方法はある?
三井住友カードを利用して投資信託を積立購入することで、Vポイントも貯まりますので、三井住友カードを保有しているなら利用してみましょう。
新NISA積み立て投資枠はどこに入金する?
入金方法は途中で変更できる?
SBI証券に入金できない場合はどうすればいい?
問い合わせ方法はチャットと電話が用意されており、チャットの場合24時間問い合わせ可能です。電話での問い合わせは平日(年末年始を除く)8時〜17時となっていますので、その間に問い合せるようにしましょう。
また、SBI証券のサイト内にある「よくあるご質問」を閲覧することで解決する可能性もあります。
SBI証券への入金方法で1番利用しやすいのは預り金自動スィープサービスです。ただ、住信SBIネット銀行から入金しただけでは反映されません。
なぜなら住信SBIネット銀行に入金した場合は円預金口座に入金されるため、その金額をSBIハイブリッド預金に自分で振替えなければならないのです。振替手続きは住信SBIネット銀行のサイト内で行います。
SBI証券の入金方法は自分に合うものを見つけよう!
選ぶ入金方法によっては手数料がかかったり、入金が反映されるまでに時間がかかることもあります。自分の取引スケジュールに応じた入金方法を選択し、利用するようにしましょう。
オリコン顧客満足度ランキングでは、ネット証券の利用者へのアンケート調査をもとに算出した「ネット証券 顧客満足度ランキング」を発表しています。
ネット証券の利用を検討される際はこちらもぜひご参考いただき、自分に合ったより良い選択肢を見つけてみてください。
※本記事では一般的な例をもとに情報をまとめています。各社の商品やプランによっては当てはまらないケースもあります。また、情報は公開日現在のものです。各種状況や法令情報等につきましては、公的機関等で最新情報をご確認ください。