SBI証券のポイント投資のやり方とは?対象商品やポイントの種類を解説

SBI証券のポイント投資のやり方とは?対象商品やポイントの種類を解説

SBI証券では、ポイント投資といって、VポイントまたはPontaポイントを使って株や投資信託を購入することが可能です。まとまった投資資金がなくても気軽に始められるため、投資初心者の人でも勉強がてらチャレンジしてみましょう。

ただし、ポイント投資が何か、メリットやデメリットは何かを理解することも重要です。この記事では、ポイント投資を今までやったことがない人に」向けて、必要な知識を詳しく解説します。

mokuji目次

  1. ポイント投資とは?
  2. ポイント投資のメリット・デメリット
    1. ポイント投資のメリット
    2. ポイント投資のデメリット
  3. SBI証券でポイント投資をするメリット
    1. 手持ちのポイントで投資できる
    2. 1ポイント1円で使用できる
    3. ポイントを現金化できる
    4. NISAにも対応している
  4. SBI証券でポイント投資をするデメリット
    1. 口数買付・積立買付ができない
    2. Pontaポイントの併用ができない
  5. SBI証券で使えるポイントの種類と対象商品
  6. SBI証券のポイント投資のやり方
    1. 国内株式
    2. 積立買付
    3. 投信積立
    4. 投資信託
  7. SBI証券のポイント投資に使うポイントを貯める方法
    1. 投信マイレージで貯める
    2. クレカ積立で貯める
  8. SBI証券でポイント投資にチャレンジしよう!

ポイント投資とは?

ポイント投資とは?

ポイント投資とは、買い物や取引で貯まったポイントを使用して、少額から投資できるサービスのことです。投資信託や株式などの金融を購入する際、購入代金の一部または全部をポイントで支払えるサービスと考えましょう。

今回紹介するSBI証券をはじめとして、さまざまな証券会社でこのようなサービスが実施されています。現金がなくても取引を始められるため、投資初心者の人にとってもチャレンジするためのハードルが低いのがメリットです。

ただし、対応しているポイントをはじめとしたサービスの提供内容は個々の証券会社によって異なります。自分がよく使う店舗・サービスで集まるポイントが利用できる証券会社を選んでポイント投資を始めてみましょう。

ポイント投資のメリット・デメリット

ポイント投資のメリット・デメリット

ポイント投資は気軽に投資を始められる反面、注意すべき点もあります。ここでは、ポイント投資のメリット・デメリットを詳しく解説するので、始める前にしっかりと理解しましょう。

ポイント投資のメリット

ポイント投資のメリットは、以下の2つです。
@ お試し感覚で始められる
A ポイントの有効活用ができる
まず「@お試し感覚で始められる」についてですが、ポイントを現金代わりに使えるため、十分な資金がなくても投資を始められます。万が一失敗したとしても、ポイントがなくなるだけで、実際のお金は減りません

心理的なハードルも低くなるため、投資初心者の人が勉強がてら始めてみる際にも適した方法です。

また「Aポイントの有効活用ができる」については、日常的に貯まるポイントを有効活用できるという意味でも役立ちます。大半のポイントには有効期限があるため、中途半端に余ってしまった場合の使い道に困りがちになるからです。

さらに、ポイントによっては一定数が溜まっていないと交換・使用できないものもあります。このような「使うに使えない」ポイントでも、ポイント投資を使えば有効活用することが可能です。

ポイント投資のデメリット

一方、ポイント投資には以下の2つのデメリットがあります。
@ 手数料はかかる
A 損失のリスクが伴う
まず「@手数料はかかる」についてですが、ポイント投資であっても、株や投資信託などの金融商品の購入・売却の際には手数料がかかります。あまりに手数料が高いと利益が出ても結局損をしかねないため、できるだけ手数料が少ない金融機関を選びましょう

また「A損失のリスクが伴う」についても注意が必要です。ポイント投資であっても値下がりすることがあり、損をする可能性があります。投資には「卵は1つのかごに盛ってはいけない」という格言がありますが、リスクを減らすには複数の金融商品に分けて投資するのが効果的です。

SBI証券でポイント投資をするメリット

SBI証券でポイント投資をするメリット

SBI証券でも、ポイント投資をすることが可能です。具体的なメリットとして、以下の4点について解説します。

手持ちのポイントで投資できる

SBI証券のポイント投資では、VポイントPontaポイントを使った投資が可能で、主な加盟店は以下のとおりです。

Vポイント

ファミリーマート、ENEOS、TSUTAYA、マルエツ、エディオン、ロッテリア

Pontaポイント

ファミリーマート、ENEOS、TSUTAYA、マルエツ、エディオン、ロッテリア

ほかにも多数の加盟店があるため、自分の使う頻度が高い店舗・サービスが含まれていないか公式サイトから調べてみましょう。

1ポイント1円で使用できる

SBI証券のポイント投資では、VポイントもしくはPontaポイントを1ポイント=1円相当として利用できます。さらに、1株から購入できるため、数百ポイントで有名企業の株主になることも可能です。

ポイントを現金化できる

SBI証券のポイント投資で購入した株式や投資信託を売却すれば、売却益を含めた代金を現金として受け取ることができます。受け取った現金を使って他の金融商品を購入することも可能です。

NISAにも対応している

SBI証券のポイント投資は、NISAにも対応しています。NISAとは少額投資非課税制度のことで、専用口座を通じて一定の条件を満たす形で株や投資信託を購入すれば、運用益・売却益が非課税になる制度です。

SBI証券のNISAは、国内でもトップクラスの口座開設数を誇ります。そして、ポイント投資では、株や投資信託を「NISA預り」で購入することも可能です。NISAをまずは少ない資金から始めてみたいという人にも向いています。

SBI証券でポイント投資をするデメリット

SBI証券でポイント投資をするデメリット

SBI証券のポイント投資は初心者でも始めやすいという点で非常に便利ですが、一定のデメリットがあるため注意が必要です。具体的なデメリットとして、以下の2点について解説します。

口数買付・積立買付ができない

まず、口数買付や積立買付を行う際に、VポイントやPontaポイントを使うことはできません。
口数買付:口数(投資信託の取引単位のこと)を指定して投資信託を購入すること
積立買付:毎月一定額分の投資信託を自動的に購入すること
これらの取引をする予定があるなら、証券口座に現金を入金しておく必要があります

Pontaポイントの併用ができない

SBI証券のポイント投資では、VポイントとPontaポイントを併用して投資することはできません。Vポイントで投資したい場合は、Vポイントが貯まる・使えるコースに設定する必要があります。

Pontaポイントを使いたい場合も同様です。途中で変更することも可能ですが、事前にどちらのポイントをメインで使うかを考えておきましょう。

SBI証券で使えるポイントの種類と対象商品

SBI証券で使えるポイントの種類と対象商品

SBI証券で使えるポイントの種類と対象商品をまとめました。
対象商品 国内株式 積立買付 投信積立 投資信託
使えるポイント Vポイント、Pontaポイント
対象サービス 国内現物株式、S株(単元未満株)の買付 (買付代金相当額の金額または一部) 国内株式の積立買付 (買付代金相当額の金額または一部) 投信積立の買付 (買付代金相当額の金額または一部)
※クレジットカード決済の積立買付は対象外
※設定した毎月のポイント利用上限数の範囲内で対象月の積立金額に充当
投資信託のスポット買付 (買付代金相当額の金額または一部)
※口数買付は対象外
ポイント利用単位 1ポイント=1円相当
ポイントを使って株式、投資信託ができますが、一部対象外となる取引がある点に注意が必要です。

SBI証券のポイント投資のやり方

SBI証券のポイント投資のやり方

SBI証券のポイント投資をする際は、まず、使うポイントを設定する必要があります。SBI証券にログイン後、ホーム画面から「ポイント>」をクリックすると設定画面に切り替わるので、画面の指示に従いクリックしましょう。

規約の確認や基本的な設定を済ませれば、ポイント投資ができるようになります。事前にポイント利用の有無と利用ポイント数を設定しましょう。

ここから先の具体的な方法は投資する金融商品によっても異なるため、詳しく解説します。

国内株式

まず、国内株式の場合の手順は以下のとおりです。
@ 買い付けする銘柄を選ぶ
A 選んだ銘柄の買付画面へ進む
B 注文内容を確認し注文完了
買付する銘柄は、画面上部の「株価検索」から探すことが可能です。銘柄を選ぶと画面が切り替わるため「現物買」を選びましょう。「単元未満株注文」をクリックすれば、単元未満株として注文することが可能です。

画面の指示に従い、必要な情報を入力したのちに取引パスワードを入力すれば、注文内容を確認できます。問題がなければ注文を完了させましょう。
参考:SBI証券:ポイントの使い方(国内株式−スポット買付の方法)

積立買付

積立買付とは、あらかじめ設定した銘柄を、毎月・毎週など決まった頻度で、一定金額ずつ自動で購入する仕組みのことです。ポイント投資のやり方は以下のとおりです。
@ 積立におけるポイント利用設定を行う
A 買付する銘柄を選ぶ
B 預り区分、買付数量指定、積立コースの項目を設定
C 注文内容を確認し注文完了
「@積立におけるポイント利用設定を行う」については前述したため、「A買付する銘柄を選ぶ」から解説します。買付する銘柄を選び、画面の中央にある「積立」をクリックしましょう。利用規約の確認後、画面が切り替わるため、指示に従い設定します。
参考:SBI証券:ポイントの使い方(国内株式−積立買付の方法)

投信積立

投信積立とは、SBI証券で取り扱っている投資信託を、毎月(または毎日・毎週)自動で一定金額ずつ購入していく方法です。ポイント投資のやり方は以下のとおりです。
@ 積立注文ポイント利用の設定変更
A 投信積立で利用するポイント数を設定
B 設定完了
まず、ログインしたら「投資信託>口座管理>積立設定」から積立注文ポイント利用の設定を変更します。ただし、以下の点に注意が必要です。
・すべての利用可能ポイントを使うか、毎月の利用上限ポイント数を決めるかを選ぶ
・ポイント利用は決済方法で「現金」を選択した場合のみ対象となる
・ポイント利用の設定をしても、発注時には現金での買付余力が必要となるため、証券口座への入金が必要
これらの設定を行ったうえで確認し、問題がなければ手続きを完了させます。
参考:SBI証券:ポイントの使い方(投資信託−投信積立買付の方法)

投資信託

投資信託とは、たくさんの人から集めたお金をまとめて、運用会社が株や債券などに分散投資してくれる商品のことです。ポイント投資のやり方は以下のとおりです。
@ 買付するファンドを選ぶ
A 選んだファンドの買付画面へ進む
B 注文内容を確認し注文完了
まず、買付するファンドを選びますが、トップページから「投信」を選ぶと表示される「ファンドを探す」から検索可能です。

ファンドを選んだら買付画面に進んだうえで「金額買付」を選択し、購入金額のうちポイント利用分を指定しましょう。その際、目論見書等の電子交付サービスの承諾および目論見書等を確認する必要があります。

画面の指示に従い必要事項を入力のうえ確認し、問題がなければ注文を完了させましょう。
参考:SBI証券:ポイントの使い方(投資信託−投信スポット買付の方法)

SBI証券のポイント投資に使うポイントを貯める方法

SBI証券のポイント投資に使うポイントを貯める方法

VポイントもしくはPontaポイントの加盟店を使う以外の方法でも、SBI証券のポイント投資に使うポイントを貯めることが可能です。ここでは具体的な方法として、以下の2つを紹介します。

投信マイレージで貯める

1つ目の方法は「投信マイレージで貯める」ことです。投信マイレージとは、投資信託の保有金額に応じて毎月ポイントが獲得できるサービスを指します。

通常銘柄は最大0.2%相当、3ヶ月ごとに変動するSBIプレミアムセレクト銘柄は最大0.25%相当のポイントが付与されます。その他の指定銘柄についても、SBI証券が指定する付与率に基づきポイントを受け取ることが可能です。

投信マイレージは、メインポイントを設定の上、投資信託を購入すれば、翌月中旬に付与されます。

クレカ積立で貯める

2つ目の方法は「クレカ積立で貯める」ことです。提携クレジットカードである三井住友カードを使えば、積立額に応じて最大3%のVポイントが付与されます。なお、具体的な付与率はカードの種類と年間カード利用額によって決まる仕組みです。
カード名 年間カード利用額 付与率
三井住友カードプラチナプリファード、Oliveフレキシブルペイプラチナプリファード 500万円以上 3.0%
300万円以上 2.0%
300万円未満 1.0%
三井住友カード ゴールド、Oliveフレキシブルペイゴールド(NL) 100万円以上 1.0%
10万円以上 0.75%
三井住友カード、Oliveフレキシブルペイ(NL) 10万円以上 0.5%
前述した投信マイレージとも併用できるので、より効率的にポイントが貯められます。

SBI証券でポイント投資にチャレンジしよう!

SBI証券のポイント投資を使えば、株や投資信託を気軽に購入することができます。投資に興味はあるものの、今までやったことがない人も、始めるハードルが低くなっているので、積極的にチャレンジしてみましょう。

本やWeb記事を読むのも有効ですが、実際にやってみるのが一番勉強になります。まずは証券口座を開設する必要がありますが、画面の指示に従って必要な情報を入力していけば良いだけなので簡単です。

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