【2025年最新】SBI証券株の買い方を初心者にもわかりやすく解説!

【2025年最新】SBI証券株の買い方を初心者にもわかりやすく解説!

SBI証券は、日本を代表するネット証券のひとつです。2024年には、グループ会社を含む証券口座数が国内で初めて1,300万口座を突破し、幅広い世代から支持を集めています。

そんなSBI証券では、パソコンやスマホアプリを使って、株式投資を手軽に始めることができます。この記事では、SBI証券での株の買い方を初心者にもわかりやすく解説します。SBI証券で口座開設を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

mokuji目次

  1. SBI証券についておさらい
  2. SBI証券で株を購入する前にしておくこと
    1. 取引のための口座を開設する
    2. 投資資金を証券口座へ入金する
  3. 【SBI証券】株の買い方|パソコンから
    1. ステップ1:取引種類を選択し銘柄コードを入力
    2. ステップ2:株数や価格など注文内容を入力
    3. ステップ3:間違いがないか確認して発注
  4. 【SBI証券】株の買い方|スマホアプリから
    1. ステップ1:購入する銘柄を選択
    2. ステップ2:株数や価格など注文内容を入力
    3. ステップ3:間違いがないか確認して発注
  5. SBI証券で株を買う際の注意点
    1. 約定後は注文内容を変更できない
    2. 国内株式取引時の手数料プランは2種類ある
    3. S株(単元未満株)は価格や期間の指定ができない
  6. 証券口座でNISAの利用はできない
  7. SBI証券の株の買い方を知り投資を始めよう!

SBI証券についておさらい

SBI証券についておさらい

SBI証券は、SBIグループが運営するネット証券で、国内外の株式や投資信託、FX、金など多様な金融商品を扱っています。グループには、SBI新生銀行や住信SBIネット銀行なども含まれ、規模の大きな金融グループです。

NISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)の口座も開設できます。また、一定の条件を満たせば国内株式取引にかかる手数料が無料になるなど、先進的なサービスの創出にも積極的に取り組んでいる証券会社としても有名です。

2024年7月16日には同じSBIグループに属するSBIネオトレード証券、FOLIOも含めた証券口座数が1,300万口座を達成したリリースを出し、話題を集めました。

SBI証券で株を購入する前にしておくこと

SBI証券で株を購入する前にしておくこと

SBI証券で株を購入する前には、口座の開設と入金が必要です。ここでは、具体的に何をするのかを、2つのステップに分けて詳しく解説します。

取引のための口座を開設する

株を買うためには、まず「証券口座」を開設する必要があります。これは、SBI証券をはじめとするすべての証券会社で共通の必須手続きです。

なお、証券口座は、銀行で作る普通預金口座などとはまったく別ものです。株取引を始めたい方は、まずこの証券口座の開設を済ませておきましょう。

SBI証券の場合、公式Webサイトから取引のための口座=証券口座の開設が可能です。公式Webサイトから開設する場合は、基本的には以下の流れで行います。
1. Webサイト上のフォームに情報を入力し、口座開設申し込みをする
2. 郵送もしくはオンラインで本人確認書類を提出する
3. 審査完了後、初期取引パスワードがメールもしくは簡易書留郵便で通知される
4. 初期設定を完了させたら、取引を開始できる
以下の書類およびスマートフォンを持っているなら、その場で本人確認書類を撮影し、画像として提出できます。
・マイナンバーカード
・通知カードおよび運転免許証
一方、スマートフォンを持っていない(または使いたくない)、もしくは異なる書類の組み合わせで進めたい場合は、以下の書類を用意する必要があります。

パターンA
※@とAを両方用意

@マイナンバーカード
A以下の書類のうち、いずれか1点
・運転免許証
・運転経歴証明書
・日本国パスポート
・住民票の写し
・健康保険証・健康保険資格確認書
・印鑑証明書

パターンB
※@とAを両方用意

@通知カード(またはマイナンバー記載の住民票)
A以下の書類のうち、いずれか2種類
・運転免許証
・運転経歴証明書
・日本国パスポート
・住民票の写し
・健康保険証・健康保険資格確認書
・印鑑証明書

なお、株など金融商品の売買により利益が出た場合は、原則として確定申告をしなくてはいけません。しかし、源泉徴収ありの特定口座を通じて取引をすれば確定申告が不要になるので、証券口座の開設と同時に手続きを済ませておきましょう。

投資資金を証券口座へ入金する

株を購入するためには、証券口座に投資資金を入金しなくてはいけません。SBI証券では、以下の5つの方法で証券口座への入金ができます。
サービス名 手数料 即時反映 金融機関の条件
即時入金 無料 可能 あり
SBIハイブリット預金 無料 可能 あり
リアルタイム入金 無料 可能 あり
銀行振込入金 有料 不可 なし
振替入金(ゆうちょ銀行) 無料 不可 なし
即時入金とは、SBI証券のWebサイトから入金依頼を行うことで、即時に証券口座への入金ができるサービスです。以下の銀行のネットバンクを使っていれば利用できます。
住信SBIネット銀行 / 三菱UFJ銀行 / 三井住友銀行 / みずほ銀行 / りそな銀行 / 埼玉りそな銀行 / 関西みらい銀行 / 楽天銀行 / PayPay銀行 / ゆうちょ銀行 / セブン銀行 / スルガ銀行 / イオン銀行
SBIハイブリッド預金とは、住信SBIネット銀行とSBI証券の間の入出金をアプリだけで行えるサービスのことです。アプリ上で所定の操作を行うだけで、証券口座の残高に自動で反映されます。

また、自動振替を設定すれば、投資資金を自動的に仕分けることが可能です。

リアルタイム入金とは、SBI証券が提携する金融機関から即時かつ手数料無料でオンライン入金ができるサービスを指します。SBI新生銀行や足利銀行・横浜銀行など所定の地方銀行に口座があれば利用可能です。

銀行振り込みとは、専用の振込用口座を申し込んだ上で、自分が普段使っている銀行口座からその振込用口座に入金する方法です。専用の振込用口座を申し込む際は、以下の3つの銀行のうちいずれか1行を選ぶ必要があります。
三井住友銀行 / 三菱UFJ銀行 / みずほ銀行
振替入金(ゆうちょ銀行)とは、自分名義のゆうちょ銀行口座から、SBI証券の証券総合口座に入金できるサービスです。ただし、買付余力に反映されるまでに4〜5営業日かかるため、不足金充当のための入金や信用取引の追証等に利用するのは難しくなっています。

ゆうちょ銀行を使いたい特別な事情がなければ、できるだけ他の方法をメインに使いましょう。

【SBI証券】株の買い方|パソコンから

【SBI証券】株の買い方|パソコンから

証券口座に資金を入金できたら、株を買えるようになります。SBI証券では、パソコンやスマートフォンから株を購入できますが、ここではパソコンから購入する場合の流れについて解説しましょう。

ステップ1:取引種類を選択し銘柄コードを入力

まず、ユーザーネームとパスワードを入力し、SBI証券のPCサイトにログインします。ログインしたら画面上部の取引メニューから「国内株式」をクリックします。

遷移先のページで、画面上部から「取引>新規注文取引所」を選び、画面の案内に従い情報を入力してください。

なお、株を始める前に、現物取引信用取引の違いを理解しましょう。現物取引とは、投資家の自己資金で、その時々の時価に応じて売買を行う取引のことです。これに対して、信用取引とは証券会社に担保を差し入れたうえで、金銭もしくは有価証券を借りて行う取引を指します。

信用取引はいわば「お金を借りて取引をする状態」であるため、自己資金以上の損失が発生しうることから、初心者には向いていません。まったくの初心者として株を始めるなら、現物取引からチャレンジしましょう
参考:SBI証券:国内株式 現物買注文

ステップ2:株数や価格など注文内容を入力

SBI証券に限らず、株を購入する際は、株数や価格など注文内容を入力する必要があります。株数についてですが、現在は株式の購入は100株単位で行う決まりになっているため、100株単位で入力しましょう。

なお、SBI証券では「S株(単元未満株)」といって、対象となる銘柄であれば100株未満でも購入できるサービスがありますが、詳しくは後述します。

また、株を購入・売却する際は、価格を指定する必要があります。以下の3つから選びましょう。

注文種類

特徴

成行

値段を指定せず、いくらでも良いから買う・売るという前提で注文する

指値

「〇円までだったら買う」「〇円までだったら売る」と売り・買いの値段を指定し注文する

逆指値

「その銘柄の株価があらかじめ指定した価格以上(以下)だった場合、指定した値段で発注する」という条件をつけて注文する

また、預り区分も指定しなくてはいけません。自分で確定申告をする予定があるなら「一般預り」、する予定がないなら「特定預り」を指定しましょう。

ステップ3:間違いがないか確認して発注

注文内容を決めたら、取引パスワードを入力すると、注文確認画面が表示されます。一度注文すると取り消せないため、再度内容に問題がないか確認してから確定させましょう。なお、注文後は注文照会から内容を確認できます。

【SBI証券】株の買い方|スマホアプリから

【SBI証券】株の買い方|スマホアプリから

SBI証券では、簡単な操作で株が購入できるスマホアプリを提供しています。ここでは、スマホアプリから株を購入する場合の基本的な流れについて解説します。

ステップ1:購入する銘柄を選択

まず、スマホアプリを起動したら、ログイン画面でユーザーネームおよびパスワードを入力します。内容に問題がなければ「ログイン」ボタンをタップしましょう。

スマホアプリでは、購入する銘柄の株価チャートの画面から注文を行います。そのため、以下のいずれかを使って買いたい銘柄を検索し、チャートを表示させましょう。
・銘柄名、銘柄コード、またはキーワードで検索する
・株主優待で検索する
・テーマ投資を検索する
・決算スケジュールで検索する
・スクリーニングで検索する
・チャート形状から検索する
初心者であれば「銘柄名、銘柄コード、またはキーワードで検索する」方法がおすすめです。「銘柄検索」ボタンをタップし、銘柄名、銘柄コード、またはキーワードを入力すると検索候補が表示されます。その中から希望する銘柄を選びましょう。

銘柄を選ぶと個別銘柄の表示画面に切り替わるため「取引」ボタンをタップしてください。そのうえで「現物買」ボタンをタップします。

これだけで注文は確定しないので、落ち着いて操作を進めましょう。

ステップ2:株数や価格など注文内容を入力

注文画面では、さまざまな項目を入力する必要があります。下記の表は、SBI証券の「株アプリ操作ガイド」に掲載されているアプリ画面の各項目の内容です。

番号

解説

(1)

市場を「SOR」「東証」「PTS」から選択。基本的には「東証」を選べばよい
※逆指値注文の場合は、「東証」のみ
※SORとは「SOR(スマート・オーダー・ルーティング)注文」の略で、複数市場から最良の価格を提示している市場を自動的に選択し、注文を行うこと
※PTSとは、SBI証券が提供する私設取引システム

(2)

単元未満株(S株)で注文する場合にチェックを入れる

(3)

チャートを表示させる場合にチェックを入れる

(4)

預かり口座の区分を選択する

(5)

注文種別を選択するが、初心者であれば「通常」を選べばよい

(6)

単元株数に従い株数を入力する

(7)

価格の指定方法を「指値」「成行」「逆指値」から選択。初心者であれば「指値」を選択するとよい

(8)

執行条件を指定するが、初心者であれば「なし」を選択するとよい

板入力をタップすると、現在の売買注文を確認でき、価格設定の参考になります。
参考:SBI証券:買い注文を出す(注文(現物買)の入力項目について)

ステップ3:間違いがないか確認して発注

必要な情報を入力したら、画面上で間違いがないか確認のうえ、発注します。確認画面を省略することもできますが、注文が成立すると取消ができないため、確認したほうがよいでしょう。

SBI証券で株を買う際の注意点

SBI証券で株を買う際の注意点

SBI証券で株を買う際の注意点として、以下の4つを解説します。

約定後は注文内容を変更できない

1つ目の注意点は「約定後は注文内容を変更できない」ことです。約定(やくじょう)とは、買い手と売り手の条件が合致し、取引が成立することを指します。相手があることである以上、約定後は注文内容を変更できない点に注意が必要です。

また、約定前であれば取消注文・訂正注文を行うことで、注文自体の取り消しや内容の訂正を行えます。ただし、注文株数は訂正できないため、株数を変更したい場合は取消注文をし、その後に再度注文する流れとなるため注意しましょう。

国内株式取引時の手数料プランは2種類ある

SBI証券では、国内株式取引時の手数料プランとして、スタンダードプランアクティブプランの2つを設けています。

手数料のプラン名

特徴

スタンダードプラン

1回の注文における約定代金に対し、手数料がかかるプラン。現物取引の場合の手数料は55円〜1,070円(税込)

アクティブプラン

1日の約定金額の合計に対し、手数料がかかるプラン。1日の約定代金の合計額が100万円以下であれば手数料は無料

また、スタンダードプラン、アクティブプランのいずれにおいても、所定の条件を満たすことで売買手数料が無料になる「ゼロ革命」も実施中です。以下の3つの書類を電子交付に切り替えるだけで適用されるので、早めに設定しましょう。
・円貨建・米株信用の各種報告書
・外貨建(米株信用を除く)の各種報告書
・特定口座年間取引報告書
参考:SBI証券の手数料“ゼロ革命”

S株(単元未満株)は価格や期間の指定ができない

3つ目の注意点は「S株(単元未満株)は価格や期間の指定ができない」ことです。

前述したように、基本的に株式は1単元=100株単位で売買しなくてはいけません。しかし、証券会社の一部では、単元未満株といって、1株など100株単位以外での株の売買ができるサービスを取り入れています。

SBI証券では、単元未満株の売買ができるサービスを「S株」という名前で実施中です。ただし、注文有効期間は当日中に固定されているうえに成行注文となっているため、自分の好きなタイミングや値段で売買することはできません。

なお、パソコンからS株を注文するには、ログイン後「取引>国内株式」と選択し、表示される一覧の中から「単元未満株」を選ぶことで、注文入力画面を表示できます。
参考:SBI証券:単元未満株式(S株)現物買注文

また、スマホアプリから注文したい場合は、アプリの注文画面の「S株」横のチェックボックスにチェックを入れてください
参考:SBI証券:買い注文を出す(注文(現物買)の入力項目について)

証券口座でNISAの利用はできない

4つ目の注意点は「証券口座でNISAの利用はできない」ことです。NISAとは少額投資非課税制度のことで、株や投資信託などの金融商品を専用口座から購入するなど、一定の条件を満たせば売却益・運用益に税金がかからなくなる制度を指します。

例え、SBI証券で証券口座を開設していたとしても、別にNISA口座を開設しなくてはいけません。手続き自体は難しくありませんが、税務署による確認を行うため、開設完了までに1ヶ月程度かかる可能性があります。

また、同じ証券会社(ここではSBI証券)でNISA口座と証券口座を開設している場合、株を買う際は「預り区分」を指定しなくてはいけません。口座の種類により税金等の取り扱い方法が異なるためです。

NISAを利用する際は「NISA預り」として指定する必要があるため、忘れずに済ませましょう。

SBI証券の株の買い方を知り投資を始めよう!

SBI証券は業界でも有数の手数料の安さや、大半の手続きがインターネット上で完結する手軽さが評価され、幅広い世代に支持されている証券会社です。S株など、少ない資金から株式投資を始められるサービスもあるため、投資の経験がなくてもチャレンジしやすくなっています。

パソコン、スマホアプリともに簡単な操作で取引ができるため、まずは勉強がてら少額の資金から始めてみてはいかがでしょうか。

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※本記事では一般的な例をもとに情報をまとめています。各社の商品やプランによっては当てはまらないケースもあります。また、情報は公開日現在のものです。各種状況や法令情報等につきましては、公的機関等で最新情報をご確認ください。
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