2014年10月16日 09時00分

【財テクナビ】株取引の超基本! 4つの株価が一目で分かる「ローソク足」

株取引をするなら必ず読み方をおさえておきたい「ローソク足」。 (C)oricon ME inc. [拡大する]

株取引をするなら必ず読み方をおさえておきたい「ローソク足」。 (C)oricon ME inc.

 日経平均が大きく上下している今、財テクへの一歩を踏み出せない人も多いはず。そこで今回は投資に不慣れな初心者に向け、株価チャートを読み解くための第一歩として“ローソク足(写真参考)”の基礎知識を解説。株式取引を行う上で重要な判断基準になるのが「株価チャート」であり、株価の動きを予測するためには読み解きが必須! きちんと分析できるようになれば、売買タイミングを知る手がかりとなる。

1)ローソク足とは?

 一定期間の株価の値動きのポイントがひと目でわかるように、記号で表したもの。ローソク足1本が示す時間の単位によって、1日の値動きを表す「日足チャート」、1週間なら「週足チャート」、1ヶ月なら「月足チャート」などと呼ばれる。デイトレードであれば「日足」や「60分足」、「5分足」など期間が短いチャート、中長期投資なら「月足」など自分の投資スタイルに合ったものを選べる。

2)ローソク足から読み取れる情報とは?

 ローソク足は「株価が上がった、または下がった」という単純な値動きだけでなく、「始値/高値/安値/終値」の4つの価格情報も集約されている。ローソク足の長さによって、値上げ・値下げ幅も一目で分かるようになっている。

3)ローソク足の胴体部分(四角形部分)が意味するものは?

 胴体部分が白(または赤)に塗られている場合は、その期間に値上がりしたことを示しており「陽線」と呼ばれている。反対に胴体部分が黒(または青)に塗られている場合は、値下がりしたことを示していて「陰線」と呼ばれている。胴体が縦に長いほど、その期間で大きく株価が動いたということ。

 注意したいのは「始値」と「終値」の読み方だ。陽線の場合は、胴体部分の底辺が「始値」、上辺が「終値」だが、陰線の場合は底辺が「終値」、上辺が「始値」になる。

4)胴体部分から上下に伸びる棒が意味するものは?

 上下に飛び出している棒はそれぞれ「上ひげ/下ひげ」と呼ばれ、ひげの一番上が、その期間で記録した株価の最高値、一番下が最安値を表している。つまり、上ひげから下ひげまでの長さで、その期間中の値動きの幅を示している。

5)ローソク足から予測できることは?
 
 例えば【胴体が長く、ヒゲが短い】場合、値動きの幅が大きく、高値・安値のブレが少ないため、値上げ・値下げの勢いが強いと見ることができる。また、【陰線で下ひげが長い】場合は、値下がりはしているけれど、下降の力が弱まって持ち直しつつあるのでは、と読み取ることもできる。

 ローソク足は形によって今後の相場の行方を示す指標として活用でき、まずは基本パターンをいくつかおさえて、自分なりの方程式を見つけたいところ。ネット証券各社では独自の株価チャートを提供しているので、使いやすさを比較してみよう。

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