ペット保険は治療中でも入れる?加入時の注意点について解説
この記事では、治療中のペットがペット保険に加入できないケースや条件付きで加入できるケースについて紹介するほか、加入・更新(継続)ができない病気などについても解説します。現在、ペットに病気があって治療中だけれど、ペット保険に加入したいという人は参考にしてください。
ペット保険の加入条件とは?
年齢制限がある
新規加入の際は、加入年齢制限についてよく確認し、ペットが若くて健康なうちに加入を検討することをおすすめします。
罹患歴による制限がある
また、保険会社が補償対象外と設定する病気の場合も加入できないことがあるため、注意が必要です。
体重、肥満度をチェックされることもある
ペットの体型を評価するため、多くの保険会社が採用しているのが、視診と触診により9または5 段階で評価する「ボディコンディションスコア(BCS)」です。5段階の場合、3が適正、4以上は肥満傾向、2以下はやせ傾向と判定されます。
特に、元々体重が重い大型犬は、肥満になると関節に大きな負担がかかるため注意が必要です。また、太りすぎだけではなく、やせすぎも病気のリスクにつながりますので、日常的に食事や運動に気をつけて、ペットが適切な体型を維持できるように管理しましょう。
ペット保険の加入時には告知義務がある
ペット保険に加入する際、契約者は病歴や治療歴など、ペットの健康について告知する義務があり、保険会社はその告知内容をもとに引受審査を行い、加入の可否を判断します。告知を怠ったり虚偽の申告をしたりすると、補償されなかったり、契約そのものが解除されることもあるので、必ず事実を伝えましょう。
ペット保険に加入できないケース
加入できない疾患例
<ペット保険に新規加入が難しい疾患例>
・悪性腫瘍(がん)
・慢性腎不全
・糖尿病
・肝硬変(肝線維症)
・甲状腺疾患
・膵外分泌不全
・尿路結石
・緑内障
・白内障
・猫伝染性腹膜炎
・猫白血病ウイルス感染症
・悪性腫瘍(がん)
・慢性腎不全
・糖尿病
・肝硬変(肝線維症)
・甲状腺疾患
・膵外分泌不全
・尿路結石
・緑内障
・白内障
・猫伝染性腹膜炎
・猫白血病ウイルス感染症
ペット保険に条件付きで加入できるケース
特定傷病除外特約
条件付きで加入できる可能性のある病気
ペット保険を更新(継続)できないケース
しかし、次のようなケースでは更新(継続)ができない場合がありますので注意してください。
慢性疾患を患っている場合
仮に更新(継続)ができたとしても、慢性疾患に関する医療費は、補償の対象外になることもあります。
補償限度額に達してしまった場合
なお、ペット保険に設定されている補償限度額には、2つのタイプがあるので覚えておきましょう。
まず、入院・通院・手術のそれぞれに対して、1日あたりの利用限度額と年間の最大利用回数を設定しているタイプです。例えば、入院における利用回数制限が10日間と設定されていたのに、治療が長引いて14日間入院した場合、補償が適用されるのは10日間分の入院費用のみとなり、残り4日分の入院費用に関しては補償対象外となります。
次に、1日あたりの利用限度額や利用回数制限を設けず、年間の支払い最大金額を設定するタイプです。こちらは利用限度額の範囲内であれば、利用回数を気にすることがないため便利ですが、保険料が高めに設定されている場合もあります。
ペット保険を条件付きで更新(継続)する方法
しかし、「特定疾病不担保」と「特定部位不担保」という2つの特約のいずれかを付けることで、更新(継続)できる場合があります。それぞれどのような特約か、詳しく見ていきましょう。
特定疾病不担保
特定部位不担保
なお、不担保となる期間は保険会社によって異なるため、契約前によく確認しておきましょう。
ペット保険が更新(継続)できなかったときの対応
更新(継続)できない不安を抱えたくない場合は、あらかじめ終身型のペット保険や自動更新型のペット保険に加入しておくことをおすすめします。
「治療中だから」とあきらめずに確認を
制限を設けている病気は保険会社によって異なるため、条件付きで加入できたり、低リスクと判断されて加入が認められたりする可能性はゼロではありません。現在、病気の治療中だからとあきらめず、保険会社に問い合わせてみることをおすすめします。また、大切なペットが十分な治療を受けられるよう、複数の保険会社やプランを比較検討して、ご自身とペットに合った保険を選びましょう。
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