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【2025年】火災保険 オリコン顧客満足度ランキング・口コミ|おすすめ比較

2025実際にサービスを利用したユーザー9,016名が選んだ
火災保険ランキング

オリコン顧客満足度調査の特徴オリコンランキングの概要についてはこちら

  1. 日本最大級の規模による独自の調査

    同ランキングは、実際にサービスを利用した9,016名の消費者の方々のアンケートを基に、調査企業21社を対象に徹底比較しています。調査概要はこちら

  2. 研究機関に提供される信頼のデータ

    ソースデータは国立情報学研究所を通じて学術研究機関に全て公開されており、データ監修は慶應義塾大学理工学部教授・鈴木秀男氏が行っています。

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火災保険 総合ランキング 総評

2025年の「火災保険」における「オリコン顧客満足度(R) ランキング」では、
「ソニー損害保険」が6年連続の総合1位を達成しました。得点は【71.3】点で、昨年に引き続き高評価を維持しています。
2位の「SBI損害保険」は得点【70.0】点で、前回からひとつ順位を上げました。
3位の「SOMPOダイレクト損害保険(旧:セゾン自動車火災保険)」は得点【69.5】点で前回からひとつ順位を下げています。

「ソニー損害保険」は全ての項目で1位を獲得し、その中でも特に「保険料」においての満足度が高く、補償内容に対する保険料(コストパフォーマンス)で高い評価を得ている点が特徴です。
「SBI損害保険」は「商品内容」と「保険料」で高評価を獲得しており、割引サービスの充実さを評価されている点が特徴です。
「SOMPOダイレクト損害保険(旧:セゾン自動車火災保険)」は「加入手続き」「商品内容」で高評価を獲得しており、申込み窓口の豊富さで高い評価を得ている点が特徴です。

各社ともに「加入手続き」や「商品内容」などの評価項目で高い評価を得ており、これらが総合評価に影響を与えています。(オリコンCS調査部)

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オリコン顧客満足度FP評価の特徴

  1. 調査会社としての信頼と実績

    オリコンランキングは、株式会社オリコンを前身企業に1967年よりスタート。2006年からは顧客満足度調査を開始。火災保険は、2024年よりランキングを発表しています。

  2. ファイナンシャルプランナーによる評価

    同ランキングは、ファイナンシャルプランナー(FP)41名のアンケートを基に、調査商品数13商品を対象に徹底比較しています。
    調査概要はこちら

火災保険 総合ランキング

総合的な満足度が高い火災保険のランキング・口コミ情報です。

1位

ソニー損害保険

71.3

コメント件数67件

ソニー損害保険の口コミ・評判

60代以上/男性

一戸建て注文新築住宅の時に加入した火災保険より、中休み後の今回のソニー損保の保険料がほぼ同額なのに適用範囲が広くお得と感じた。(60代以上/男性)

その他の口コミ・評判

  • 50代/女性

    台風による被害が多いので、ネットですぐに申請できて、分からない点は実際に相談出来る点が安心できた。(50代/女性)

  • 50代/男性

    ネットでの申し込みだったので、自分のペースで必要なオプションを見極めながら契約することができた。(50代/男性)

  • 60代以上/男性

    代理店経由より、圧倒的に保険料が安いうえに、長期契約で、さらに保険料を抑えることができた。(60代以上/男性)

  • 60代以上/女性

    加入していた保険が満期になったので、新しく加入した。補償内容が増えて、安くなった。(60代以上/女性)

2位

70.0

コメント件数66件

2025年 オリコン顧客満足度(R)調査の『火災保険』ランキングにおいて、SBI損害保険は総合2位という結果となりました。前年は3位でしたが、今年は1つ順位を上げました。この調査は、火災保険を提供している21社を対象に、実際にサービスを利用したユーザー9,016人へのアンケート回答をもとに発表しているものです。評価項目別では、「加入手続き」で【72.4】点(前回から0.2pt下落)、「保険料」で【71.7】点(前回から0.2pt上昇)を獲得しました。

SBI損害保険を実際に利用したユーザーからのクチコミをいくつか紹介します。50代の女性は、「震度6の地震があった時、我が家は被害がなかったけど、保険の担当さんが保険請求の必要があるかどうか、家族や家の安否確認の電話をかけてくれた。心強い、嬉しい、ありがたいと思った。」と評価しています。また、60代以上の男性からは、「補償内容を自分で組み立てられるから。また10年の長期間の契約ができたから。」というクチコミがありました。40代の女性からは、「住宅ローンと同時に加入でき、説明も丁寧でスピード感が感じられた。」といった評判の声が寄せられています。(オリコンCS調査部)

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SBI損害保険の口コミ・評判

40代/女性

物件の契約間際に保険加入となり、他の保険会社では加入が間に合わなかったがSBIはすぐに加入できて助かった。(40代/女性)

その他の口コミ・評判

  • 40代/女性

    必要な補償だけ選択して契約できたので、予定より安くなったこと。電話の説明が丁寧だったこと。(40代/女性)

  • 60代以上/男性

    築年数が古いと扱わない保険会社があったなか価格が安くて良い。(60代以上/男性)

  • 50代/男性

    ネットで簡単に手続きができること。(50代/男性)

  • 50代/女性

    不便な田舎でもネットで加入できる。(50代/女性)

3位

69.5

コメント件数68件

2025年 オリコン顧客満足度(R)調査の『火災保険』ランキングにおいて、SOMPOダイレクト損害保険(旧:セゾン自動車火災保険)は総合3位という結果となりました。前年は2位でしたが、今年は1つ順位を下げました。この調査は、火災保険を提供している21社を対象に、実際にサービスを利用したユーザー9,016人へのアンケート回答をもとに発表しているものです。評価項目別では、「加入手続き」で【73.6】点(前回から0.7pt下落)、「商品内容」で【71.0】点(前回から0.8pt下落)を獲得しました。

SOMPOダイレクト損害保険(旧:セゾン自動車火災保険)を実際に利用したユーザーからのクチコミをいくつか紹介します。60代以上の女性は、「初めて加入するのでわからない事がたくさんあったが、項目ごとに詳細な説明がでており保険金額を比べて選択できた。」と評価しています。また50代の女性は、「電話で書類の記入を確認した際、すぐつながって丁寧に対応して下さって大変助かりました。」というクチコミがありました。さらに、50代の男性からは、「きちんとこちらの話を聞いてくれたこと。」といった評判の声が寄せられています。(オリコンCS調査部)

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SOMPOダイレクト損害保険(旧:セゾン自動車火災保険)の口コミ・評判

40代/男性

車の保険と一緒なので、自分の中ではわかりやすい。(40代/男性)

その他の口コミ・評判

  • 60代以上/男性

    他の保険会社よりも格安の値段で契約できた。(60代以上/男性)

  • 50代/女性

    自由に組み立てられる保険なのでよかった。(50代/女性)

  • 40代/男性

    補償内容と保険料のバランスがいいところ。(40代/男性)

  • 50代/男性

    前の保険よりも保険料が下がった。(50代/男性)

4位

69.2

コメント件数68件

楽天損害保険の口コミ・評判

50代/男性

保険金の申請から支払いまでが早かったこと。(50代/男性)

その他の口コミ・評判

  • 30代/男性

    担当の方の知識が豊富で安心できた点。(30代/男性)

  • 60代以上/女性

    担当者が自宅で手続きをしてくれる。(60代以上/女性)

  • 50代/男性

    保険金の支払いが迅速だったところ。(50代/男性)

  • 40代/女性

    ウェブ操作がわかりやすかった。(40代/女性)

5位

69.0

コメント件数69件

日新火災海上保険の口コミ・評判

60代以上/男性

火災の経験はないが、落雷による電気式シャッターの修理費用を火災保険で適用され支払ってもらえた。(60代以上/男性)

その他の口コミ・評判

  • 40代/女性

    代理店の担当者の知識が豊富で内容も充実している。(40代/女性)

  • 60代以上/女性

    いつも同じ方で気長に説明して頂き助かります。(60代以上/女性)

  • 60代以上/女性

    賠責も適用出来たので、火災以外でも使えた。(60代以上/女性)

  • 60代以上/女性

    丁寧に説明してくれたし、安く加入できた。(60代以上/女性)

6位

68.7

コメント件数73件

セコム損害保険の口コミ・評判

40代/男性

いろんな火災保険を比べたら1番保険料が安くてしかも補償内容がわかりやすく入りやすい。(40代/男性)

その他の口コミ・評判

  • 60代以上/女性

    今の時代、自然災害も起こりやすいのでそのような保険も兼ねた商品を選んだ。(60代以上/女性)

  • 60代以上/女性

    最初の保険の満期が近づき相談し入った、対応が速やかで安心できた。(60代以上/女性)

  • 60代以上/男性

    警備契約を結んでいるため保険料が割引になった。(60代以上/男性)

  • 40代/女性

    オプションを付けたり、余分なものは省けたこと。(40代/女性)

7位

68.6

コメント件数70件

あいおいニッセイ同和損害保険の口コミ・評判

60代以上/男性

火災保険や地震保険の価格改訂があり、ちょうど良い説明等があり、顧客ファーストな会社と思います。(60代以上/男性)

その他の口コミ・評判

  • 30代/女性

    ハウスメーカー経由で加入したので、見積もりから契約までスピーディーに対応してもらえた。(30代/女性)

  • 50代/女性

    資料請求後、直接訪問して、細かい質問にも答えて下さったのは、この一社だけだった。(50代/女性)

  • 40代/女性

    住宅メーカーが代理店だったので、説明が詳しくきけたり、加入もスムーズだった。(40代/女性)

  • 60代以上/女性

    3年間の長期払いでしかも保険料値上げ前を教えてくれたのでお得に払えた。(60代以上/女性)

7位

68.6

コメント件数61件

東京海上日動火災保険の口コミ・評判

40代/女性

毎年保険料が上がるのが嫌だったのですが、5年間は同じ金額でいられるものを教えてくれたのでそれに入りました。(40代/女性)

その他の口コミ・評判

  • 60代以上/女性

    聞いたことに、分かりやすく説明してくれたから、実際まだ受け取りはしてないけど、信用してます。(60代以上/女性)

  • 60代以上/男性

    実際に保険金を請求したことはないが、補償内容と保険料のバランスが良かったので契約した。(60代以上/男性)

  • 60代以上/男性

    引越前の戸建に住んでいるとき東日本大震災があり、地震保険での請求がスムースだった。(60代以上/男性)

  • 40代/女性

    まだ加入したばかりなので、良かった点は保険の方の対応が良かったことです。(40代/女性)

7位

68.6

コメント件数52件

三井住友海上火災保険の口コミ・評判

30代/女性

事象の発生から破損に至るまでに期間があったが、きちんと保険金がおりたこと。LINEのような専用メッセージ機能を使って担当の方とやり取りができること。(30代/女性)

その他の口コミ・評判

  • 60代以上/男性

    安心できる担当者さんと、こちらの要望等加味したうえで、必要なこと、省いて良いことなど相談しながら、契約できた。(60代以上/男性)

  • 60代以上/男性

    昨年雷でエコキュートが故障したが、電話で問い合わせたら直ぐに対応してくれ、保険金の支払いも早かった。(60代以上/男性)

  • 60代以上/男性

    火災だけではなく水漏れ等も含め補償範囲が広く、保険料も想定していたよりも安く満足している。(60代以上/男性)

  • 60代以上/男性

    4社の相見積もりと面談で一番プレゼンテーションが上手く分かりやすかった。(60代以上/男性)

10位

68.5

コメント件数69件

共栄火災海上保険の口コミ・評判

40代/男性

担当者に信頼感がある。賃貸の頃から利用しており、戸建購入時にいろいろ切り替えたが、手続きも急ぎ対応してもらえた。(40代/男性)

その他の口コミ・評判

  • 50代/男性

    担当の方がちゃんと説明してくれて、理解しやすかった。(50代/男性)

  • 50代/男性

    保険金の支払い手続きが容易で支払いも早かった。(50代/男性)

  • 60代以上/男性

    電話のやりとりだけで、簡単に契約できたこと。(60代以上/男性)

  • 30代/男性

    知識が豊富で法律のことも教えてくれた。(30代/男性)

11位

67.8

コメント件数70件

AIG損害保険の口コミ・評判

40代/女性

保険料の請求はしたことないけど、家財の特約をつけることができるから急な出費を心配しなくていい。(40代/女性)

その他の口コミ・評判

  • 60代以上/男性

    aiuの時からずっと契約をしていますが不安はありません。(60代以上/男性)

  • 50代/女性

    担当の人が決まっていて、すくに対応してくれるから。(50代/女性)

  • 60代以上/女性

    担当者に長くお世話になっているので、安心できる。(60代以上/女性)

  • 50代/女性

    説明がわかりやすい。担当者が話しやすかった。(50代/女性)

12位

67.6

コメント件数60件

損保ジャパンの口コミ・評判

60代以上/男性

満期を迎えた後の継続契約だったが、契約前に担当者から東日本大震災時の破損の申請期限を教えてもらいギリギリ保険金の受け取りに間に合った。(60代以上/男性)

その他の口コミ・評判

  • 60代以上/女性

    以前に入っていた保険との違いなどを比較しながら説明をしてくれ、現状での評価価格に対しての説明もあり、とても丁寧な応対でした。(60代以上/女性)

  • 60代以上/女性

    以前住んでいたマンションでも加入していたのですが、問合せへの対応等が良かった。(60代以上/女性)

  • 60代以上/男性

    契約・補償内容をわかりやすく説明してくれたのでスムーズに契約出来ました。(60代以上/男性)

  • 50代/男性

    想定しうる災害の型をわかりやすく提示し、万一の時の補償が安心できる内容。(50代/男性)

その他回答があった企業

アンケートを集計した結果、ランキングに有効な回答者数が規定値に満たなかった企業のうち、総合得点が60.0点以上、他人に薦めたくないと回答した人の割合が基準値以下の企業です。

ジェイアイ傷害火災保険の口コミ・評判

30代/女性

補償内容の選択肢と費用のバランスが納得できる点。(30代/女性)

オリコン顧客満足度調査では、実際にサービスを利用した9,016人にアンケート調査を実施。
満足度に関する回答を基に、調査企業21社を対象にした「火災保険」ランキングを発表しています。

総合満足度だけでなく、加入手続きや商品内容、賃貸向けなど様々な切り口から「火災保険」を評価。さらに回答者の口コミや評判といった、実際のユーザーの声も掲載しています。

保険料だけでなく、“ユーザー満足度”からもサービスを比較し、「火災保険」選びにお役立てください。

項目別ランキング一覧

火災保険の顧客満足度を項目別に並び替えて比較することが出来ます。

TOP総合ランキング
評価項目別
ランキング
加入手続き商品内容保険料サービス体制
住居別
ランキング
戸建てマンション
加入形態別
ランキング
ネット火災保険
居住形態別
ランキング
賃貸向け火災保険

※文字がグレーの部門は当社規定の条件を満たした企業が2社未満のため発表しておりません。

おすすめの火災保険ランキングまとめ

  1. 1位 ソニー損害保険 71.3点
  2. 2位 SBI損害保険 70.0点
  3. 3位 SOMPOダイレクト損害保険(旧:セゾン自動車火災保険) 69.5点
  4. 4位 楽天損害保険 69.2点
  5. 5位 日新火災海上保険 69.0点
  6. 6位 セコム損害保険 68.7点
  7. 7位 あいおいニッセイ同和損害保険 68.6点
  8. 7位 東京海上日動火災保険 68.6点
  9. 7位 三井住友海上火災保険 68.6点
  10. 10位 共栄火災海上保険 68.5点
  11. 11位 AIG損害保険 67.8点
  12. 12位 損保ジャパン 67.6点

知っておきたい!火災保険

火災保険の基礎知識

火災保険料の仕組み

火災保険料はどうやって決まる?

火災保険料は、建物の所在地、構造、契約期間など、さまざまな条件によって決まります。条件について解説する前に、保険料が「純保険料」と「付加保険料」の2つから成り立っていることをお話しします。「純保険料」とは、火災などが起きたときに受取人に支払う保険金の原資になる部分です。「付加保険料」とは、保険会社が事業運営に用いる必要経費や利益、保険代理店に支払う手数料などに充てる部分です。

火災保険料の仕組み

火災保険料は何で左右される?

保険料に影響する条件は主に下記のものになります。

建物の種類(共同住宅/戸建て)
共同住宅(マンション)の場合、保険の対象は専有部分のみになります。それに対して、戸建ては建物全体が対象となりますので、戸建ての方が保険料は高額になります。

建物の構造(マンション構造/耐火構造/その他の構造)
燃えにくい構造の建物の方が、火災保険料は安くなります。構造は下記の3種類に分けられます。保険料は、マンション構造(M構造)の建物がもっとも安く、その他の構造(H構造)の建物がもっとも高くなります。

マンション構造(M構造) コンクリート造や耐火建築物などのマンション
耐火構造(T構造) コンクリート造、鉄骨造、耐火建築物などの戸建て
その他の構造(H構造) 木造の戸建てなど

建物の所在地
災害にあうリスクは場所によって異なるため、建物の所在地が保険料に影響します。建物の密集エリアは、他の建物で起きた火災が延焼するリスクが高いため、保険料が高くなります。海や川の近くにあって水害のリスクが高い場所では保険料が高くなります。

築年数
建ってから年数が経過している建物の方が保険料は高くなります。年数が経つほど、電気設備の老朽化による火災のリスク、台風による損壊リスク、水漏れリスクなどが高まるためです。

専有面積、延べ床面積
マンションの場合は専有面積、戸建ての場合は各階の床面積を足し合わせた延べ床面積によって、保険料が変わります。広ければ、それだけ補償される範囲が広がるので、保険料が高くなります。

補償内容
火災保険ですので火災を対象とするのは必須ですが、風災、水災、盗難、地震などを補償対象とするかどうかで、保険料が変わってきます。幅広いリスクに備えようとすれば、それだけ保険料も高額になります。

保険の期間・支払い方法
毎年契約を更新して1年ごとに支払うよりも、長期契約を結んで保険料を一括で支払う方が、割引が適用されて安くなります。以前は35年の長期契約が可能でしたが、現在では最長で5年までとなっています。

火災保険料の相場

火災保険料の相場をみていきます。(保険期間を5年間として見積もりを取り、1年あたりの保険料を表示しています。ここに掲載した保険料はあくまで目安です。保険料は条件によって異なるため、実際に加入を検討されるときは、ご自身に合った条件で見積もりを取るようにしてください)

[条件別]に火災保険料の相場をチェック
まず、火災保険料に大きな影響があるのは「地震保険」の有無です。地震保険は、地震や噴火、津波、それらを原因とする火災などによって生じた建物と家財の損害を補償するものです。意外と知られていないのですが、地震を原因とする火災は、火災保険だけでは補償されません。契約時に地震保険のオプションを付ける必要があります。地震保険の補償金額は、火災保険の保険金額の30〜50%の範囲内で設定できます(建物は5000万円、家財は1000万円が上限)。地震保険は単体では加入できず、常に火災保険に付帯する形で加入することになっています

地震保険あり

地震保険なし

(2023年9月現在)

地震保険を付けると、保険料はぐっと高額になります。たとえば、A社で[戸建て]、[最低限の補償]、[地震保険なし]なら、年間の保険料は1万1000円です。ところが、[地震保険あり]にすると10万8000円と、10倍に跳ね上がります。10倍というのは極端なケースですが、他の保険会社でも、[地震保険あり]と[地震保険なし]の間には、それなりに大きな額の差が生じています。

実は、地震保険の保険料はどの保険会社でも同じです。見積もりの表で[地震保険あり]の保険料から[地震保険なし]の保険料を引き算すると、[戸建て]で9万6000円か9万7000円、[マンション]で4万8000円か4万9000円と、3社ともおよそ同額になっています。なぜなら、地震保険は、国が政策的に設けた保険制度で、加入条件が同じならどの保険会社でも同じ保険料になるように決まっているからです。

地震保険の保険料は、建物の所在地、構造、免震・耐震性能などによって異なります。また、地震保険料は税控除の対象です(火災保険料は税控除の対象ではありません)。確定申告や年末調整のときに、その年に支払った地震保険料を、所得税は5万円、住民税は2万5000円を上限に控除できます。

【監修者:ファイナンシャルプランナー/経済ジャーナリスト 酒井富士子】

「火災保険料の相場はいくらくらい?安くするポイントも紹介」はこちら

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火災保険(FP評価) 総合ランキング

火災保険(FP評価) 総合ランキング 総評

火災保険を(1)商品内容【基本補償(補償内容、補償範囲、わかりやすさ)、特約(補償の手厚さ、充実さ、独自性、わかりやすさ)】、(2)付帯サービス【付帯サービス】、(3)保険料【補償内容に対する保険料(特約、割引サービス、ポイント付与含め)】の3つの項目により評価し、それらの総合評価で1位となったのは、ソニー損害保険です。

 1位となった「ソニー損保の新ネット火災保険」(ソニー損害保険)は、項目別でみると、商品内容3位、付帯サービス4位、保険料2位とバランスよく評価を得ました。商品内容では、必要な補償内容にカスタマイズできる自由設計型が特徴。「地震危険等上乗せ補償特約」を付加することで、建物が全半損となった場合、地震保険の保険金と同額が上乗せで支払われる点も評価が高かったです。また、建物や家財の価値評価を時価ではなく、新価で評価した保険金支払いの仕組みなので、年限の経過した建物でも「新築できる額」が支払われる点も特徴です。ダイレクト販売ならではの割安な保険料も魅力なうえ、ソニー損保の自動車保険や医療保険に加入していると、マイページからの申し込みで6%割引になる特典も。

2位となった「THE すまいの保険」(損保ジャパン)は、項目別でみると、商品内容1位、付帯サービス3位、保険料7位と商品内容で高い評価を得ています。商品内容では、建物・家財の損害額を補償するだけでなく、損害時の復旧付随費用も手暑く補償。損害範囲確定費用、仮修理費用、残存物取片づけ費用など幅広い費用が対象となり高い評価につながっています。「地震危険等上乗せ特約」や「地震火災特約」もセットでき、地震保険ではカバーできない被害を補償する点も注目です。

3位となった「トータルアシスト住まいの保険(火災保険)」(東京海上日動火災保険)は、項目別でみると、商品内容2位、付帯サービス2位、保険料7位と商品内容、付帯サービスで高い評価を得ています。商品内容では、建物・家財の損害額を補償するだけでなく、水災初期費用保険金、修理付帯費用保険金、損害拡大防止費用保険金など、独自の補償を受けられる点が注目です。付帯サービスも、「メディカルアシスト」「介護アシスト」、「事故防止アシスト」を自動セット、カギや水回りの「緊急時助かるアシスト」「住まいのサイバーアシスト」などが特約で選べ、幅広いサービス展開が評価されました。(経済ジャーナリスト 株式会社回遊舎 代表取締役 酒井富士子)

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1位

ソニー損害保険

73.9

2位

損保ジャパン

72.8

3位

東京海上日動火災保険

72.5

4位

三井住友海上火災保険

71.7

5位

ジェイアイ傷害火災保険

71.3

6位

セコム損害保険

70.5

7位

日新火災海上保険

70.4

8位

SOMPOダイレクト損害保険(旧:セゾン自動車火災保険)

69.3

9位

あいおいニッセイ同和損害保険

68.6

9位

AIG損害保険

68.6

11位

SBI損害保険

68.4

12位

楽天損害保険

67.8

13位

共栄火災海上保険

65.8


※調査対象商品に対し、全てのファイナンシャルプランナーが回答しているとは限りません。

オリコン顧客満足度調査では、ファイナンシャルプランナー41人にアンケート調査を実施。
13商品を対象にした「火災保険(FP評価)」ランキングを発表しています。

サービス検討の際、ファイナンシャルプランナーからの評価をお役立てください。

項目別ランキング一覧

火災保険(FP評価)のFP評価ランキングを項目別に並び替えて比較することが出来ます。

TOP総合ランキング
評価項目別
ランキング
商品内容付帯サービス保険料

※文字がグレーの部門は当社規定の条件を満たした企業が2社未満のため発表しておりません。

おすすめの火災保険(FP評価)ランキングまとめ

  1. 1位 ソニー損害保険 73.9点
  2. 2位 損保ジャパン 72.8点
  3. 3位 東京海上日動火災保険 72.5点
  4. 4位 三井住友海上火災保険 71.7点
  5. 5位 ジェイアイ傷害火災保険 71.3点
  6. 6位 セコム損害保険 70.5点
  7. 7位 日新火災海上保険 70.4点
  8. 8位 SOMPOダイレクト損害保険(旧:セゾン自動車火災保険) 69.3点
  9. 9位 あいおいニッセイ同和損害保険 68.6点
  10. 9位 AIG損害保険 68.6点
  11. 11位 SBI損害保険 68.4点
  12. 12位 楽天損害保険 67.8点
  13. 13位 共栄火災海上保険 65.8点

ファイナンシャルプランナー(敬称略・順不同)

  • ファイナンシャルプランナー(CFP) 松浦建二
  • 経済ジャーナリスト 株式会社回遊舎 代表取締役 酒井富士子
  • ファイナンシャルプランナー(CFP) 竹下さくら
  • FPエージェンシー 代表 横川由理
  • 株式会社フェリーチェプラン 代表取締役 田中香津奈
  • 黒田尚子FP-Office 代表 黒田尚子
  • FPラウンジ 代表 豊田眞弓
  • ファイナンシャル・クリニック 代表 平田浩章
  • 佐藤FPオフィス 代表 佐藤友美
  • 平野FP事務所 ファイナンシャルプランナー 平野 敦之
  • ファイナンシャルプランナー 鈴木由紀子
  • 株式会社FP-MYS 代表 工藤崇
  • ファイナンシャルプランナー 金子賢司
  • 三浦FP綜合事務所 三浦雅也
  • ファイナンシャルプランナー(CFP)/金融ライター 佐久間翠
  • ファイナンシャルプランナー 大岩保英
  • 水野総合FP事務所 代表 水野崇
  • ファイナンシャルプランナー 桐原大樹
  • ファイナンシャルプランナー 石上ユウキ
  • ファイナンシャルプランナー(AFP) 石戸 涼雅 
  • ファイナンシャルプランナー 佐久眞 智子
  • 松木FP事務所 松木祐司
  • スキラージャパン株式会社 取締役 伊藤亮太
  • 横浜FP事務所 代表 平野 雅章
  • NEO企画代表 長尾義弘
  • マネーステップオフィス株式会社 代表 加藤 梨里
  • エフピーウィング 代表 監物裕一
  • 合同会社リーフ 代表 二宮 清子
  • フェリースライフ 代表 古川悦子
  • ファイナンシャルプランナー 山口京子
  • 株式会社ワーク・ワークス 代表取締役社長 中村宏
  • ファイナンシャルプランナー 柴田充輝
  • トータルマネーコンサルタント 新井智美
  • ファイナンシャルプランナー(CFP) 土肥悠帆
  • 一般社団法人 社会保険税務研究会 柳川郁弥
  • 2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP(FP協会会員) 本村結貴
  • FP法人 PrivateFp合同会社 代表社員 佐久眞盛春
  • ラポールコンサルティングオフィス 代表 竹国弘城
  • ファイナンシャル・プランナー(CFP®) 西海重尚
  • ファイナンシャルプランナー(AFP) 三枝徹
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知っておきたい!火災保険

火災保険の基礎知識

火災保険料の仕組み

火災保険料はどうやって決まる?

火災保険料は、建物の所在地、構造、契約期間など、さまざまな条件によって決まります。条件について解説する前に、保険料が「純保険料」と「付加保険料」の2つから成り立っていることをお話しします。「純保険料」とは、火災などが起きたときに受取人に支払う保険金の原資になる部分です。「付加保険料」とは、保険会社が事業運営に用いる必要経費や利益、保険代理店に支払う手数料などに充てる部分です。

火災保険料の仕組み

火災保険料は何で左右される?

保険料に影響する条件は主に下記のものになります。

建物の種類(共同住宅/戸建て)
共同住宅(マンション)の場合、保険の対象は専有部分のみになります。それに対して、戸建ては建物全体が対象となりますので、戸建ての方が保険料は高額になります。

建物の構造(マンション構造/耐火構造/その他の構造)
燃えにくい構造の建物の方が、火災保険料は安くなります。構造は下記の3種類に分けられます。保険料は、マンション構造(M構造)の建物がもっとも安く、その他の構造(H構造)の建物がもっとも高くなります。

マンション構造(M構造) コンクリート造や耐火建築物などのマンション
耐火構造(T構造) コンクリート造、鉄骨造、耐火建築物などの戸建て
その他の構造(H構造) 木造の戸建てなど

建物の所在地
災害にあうリスクは場所によって異なるため、建物の所在地が保険料に影響します。建物の密集エリアは、他の建物で起きた火災が延焼するリスクが高いため、保険料が高くなります。海や川の近くにあって水害のリスクが高い場所では保険料が高くなります。

築年数
建ってから年数が経過している建物の方が保険料は高くなります。年数が経つほど、電気設備の老朽化による火災のリスク、台風による損壊リスク、水漏れリスクなどが高まるためです。

専有面積、延べ床面積
マンションの場合は専有面積、戸建ての場合は各階の床面積を足し合わせた延べ床面積によって、保険料が変わります。広ければ、それだけ補償される範囲が広がるので、保険料が高くなります。

補償内容
火災保険ですので火災を対象とするのは必須ですが、風災、水災、盗難、地震などを補償対象とするかどうかで、保険料が変わってきます。幅広いリスクに備えようとすれば、それだけ保険料も高額になります。

保険の期間・支払い方法
毎年契約を更新して1年ごとに支払うよりも、長期契約を結んで保険料を一括で支払う方が、割引が適用されて安くなります。以前は35年の長期契約が可能でしたが、現在では最長で5年までとなっています。

火災保険料の相場

火災保険料の相場をみていきます。(保険期間を5年間として見積もりを取り、1年あたりの保険料を表示しています。ここに掲載した保険料はあくまで目安です。保険料は条件によって異なるため、実際に加入を検討されるときは、ご自身に合った条件で見積もりを取るようにしてください)

[条件別]に火災保険料の相場をチェック
まず、火災保険料に大きな影響があるのは「地震保険」の有無です。地震保険は、地震や噴火、津波、それらを原因とする火災などによって生じた建物と家財の損害を補償するものです。意外と知られていないのですが、地震を原因とする火災は、火災保険だけでは補償されません。契約時に地震保険のオプションを付ける必要があります。地震保険の補償金額は、火災保険の保険金額の30〜50%の範囲内で設定できます(建物は5000万円、家財は1000万円が上限)。地震保険は単体では加入できず、常に火災保険に付帯する形で加入することになっています

地震保険あり

地震保険なし

(2023年9月現在)

地震保険を付けると、保険料はぐっと高額になります。たとえば、A社で[戸建て]、[最低限の補償]、[地震保険なし]なら、年間の保険料は1万1000円です。ところが、[地震保険あり]にすると10万8000円と、10倍に跳ね上がります。10倍というのは極端なケースですが、他の保険会社でも、[地震保険あり]と[地震保険なし]の間には、それなりに大きな額の差が生じています。

実は、地震保険の保険料はどの保険会社でも同じです。見積もりの表で[地震保険あり]の保険料から[地震保険なし]の保険料を引き算すると、[戸建て]で9万6000円か9万7000円、[マンション]で4万8000円か4万9000円と、3社ともおよそ同額になっています。なぜなら、地震保険は、国が政策的に設けた保険制度で、加入条件が同じならどの保険会社でも同じ保険料になるように決まっているからです。

地震保険の保険料は、建物の所在地、構造、免震・耐震性能などによって異なります。また、地震保険料は税控除の対象です(火災保険料は税控除の対象ではありません)。確定申告や年末調整のときに、その年に支払った地震保険料を、所得税は5万円、住民税は2万5000円を上限に控除できます。

【監修者:ファイナンシャルプランナー/経済ジャーナリスト 酒井富士子】

「火災保険料の相場はいくらくらい?安くするポイントも紹介」はこちら

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