いまさら聞けない確定拠出年金 「個人型」と「企業型」の違いとは?

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確定拠出年金の「個人型」と「企業型」の違いについて解説する(画像はイメージ)

 老後のための資金として、個人型確定拠出年金(愛称:iDeCo)にまつわるニュースを目にする機会が多いだろう。実は、確定拠出年金には「個人型」と「企業型」がある。そもそも、この名前についている“個人型”とは何のことなのだろうか。今回は、この2つの違いについて解説する。

■「確定拠出年金」って何?

 「確定拠出年金」とは、“毎月積み立てていく金額が決まっている年金”という意味。積み立てる金額は決まっていて、自分で運用方法を選び、運用次第で将来受け取る年金が変動するというものだ。ちなみに、「確定給付年金」というものがある。こちらは、運用方法を自分で選べないが、“受け取る金額が決まっている年金”という意味だ。では、前者の「確定拠出年金」について、「個人型」と「企業型」の違いを見ていこう。

■「企業型」は勤務先に制度があるか確認を

 企業型確定拠出年金は、“企業で入る”確定拠出年金だ。勤務先の企業で制度を導入していれば企業側が毎月のお金を出してくれる。確定拠出年金の中身の種類(定期預金や投資信託など)や割合は自分で決めることができる。ただし、企業が用意・提携している金融商品から選ぶことになる。また、企業によっては、さらに個人的に金額を上乗せすることもできる。「マッチング拠出」といい、老後資金をさらに準備したいという人に向いている。いずれにしても、企業が制度を導入していないと加入できないため、勤務先で確認してみよう。

■「個人型」は原則だれでも加入できる

 個人型確定拠出年金とは、“個人で入る”確定拠出年金だ。これまで、加入できる人が自営業の人や会社員の一部などに限られていたが、2017年1月から、原則的に誰でも加入できるようになった。ただし、20歳以上60歳未満で「国民年金を払っている人」という条件があるので注意しよう。

 先ほどの「企業型」の確定拠出年金に加入している人でも、個人型確定拠出年金にも加入できる(一部の企業では不可の場合もある)。月額の最低金額は5000円で、働き方などによって上限金額が異なる。確定拠出年金は税金のメリットも大きいため、老後資金を準備したい人に向いている。ただし、積み立てたお金は原則的に60歳以降まで引き出せないので、無理のない金額で検討することが重要だ。

 老後の資金を準備するには、早いうちから始めるに越したことはない。今を楽しむお金や5年後、10年後に使うお金についても考えながら、老後資金についても上手に準備していこう。

(ライター:西山美紀)
ファイナンシャルプランナー。2児の母。これまでに1万件以上のマネーデータを分析し、500人以上にマネーの取材を行うほか、女性の生き方などをテーマに取材・執筆・記事監修なども行っている。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)。

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