先天性疾患はペット保険で補償される?補償対象外のケースなどを解説
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この記事では、先天性疾患がペット保険の補償対象になるのかどうか、ケース別に解説します。ペット保険の加入を考えている人は参考にしてください。
監修者まさの森・動物病院 院長 安田賢
日本獣医生命科学大学卒業。
幼少期より動物に興味を持ち、さまざまな動物の飼育経験を持つ。
2012年11月、石川県金沢市にまさの森・動物病院を開業。
※監修は医療情報についてのみであり、ペット保険への加入を推奨するものではありません。
目次
ペットの先天性疾患とは?
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原因はさまざまで、遺伝子や染色体の異常によって起こるものもあれば、胎児期の発育過程で生じるものもあります
ただし、遺伝性疾患でも、外科手術や適切な内科治療により症状をなくしたり、大幅に改善したりできるケースは数多くあります。病気の種類や程度によっては、健康な子とほとんど変わらない生活を送れるようになることも珍しくありません。
まずは、骨格系の先天性疾患と、内臓系の先天性疾患について詳しくご紹介します。
種類 | 主な疾患 |
骨格系 | ・股関節形成不全 |
内臓系 | ・大動脈狭窄症 |
神経系 | ・水頭症 |
骨格系の先天性疾患
手術などで治療できる場合もありますが、病気の種類や症状などによっては、ペットの生涯わたって付き合っていかなければならない可能性があります。
股関節形成不全は、股関節がうまく噛み合わずに、不安定な状態になる病気です。歩くときに腰を振るような動きが見られたり、走る、階段を上るといった動作を嫌がったりすることがあります。大型犬に多く見られる疾患ですが、猫でも発症することがあります。
・膝蓋骨脱臼
膝蓋骨脱臼は、ひざの皿にあたる膝蓋骨が本来の位置から外れてしまう病気です。「パテラ」とも呼ばれています。小型犬に多く、片足を上げて歩く、スキップするように歩くなどの様子が見られることがあります。転倒や衝突などの後天的な要因で起こることもあります。
内臓系の先天性疾患
ペットの元気がなかったりぐったりしていたりといった症状が出ることがあります。外見からは気づきにくいため、体の様子や行動に異変がないかを日頃からよく観察しておくことが大切です。
内臓系の先天性疾患には多種多様な種類があり、一例としては、下記のような病気が挙げられます。
大動脈狭窄症は、大動脈の入り口が狭くなり、血液がうまく循環しにくくなる心臓の病気です。血液の流れが妨げられて心臓に負担がかかり、疲れやすいといった症状が出るほか、突然死を招くこともあります。
・肺動脈狭窄症
肺動脈狭窄症は、肺動脈の一部が狭くなり、心臓から肺への血液の循環がうまくできなくなる病気です。軽度であれば普通の生活ができますが、重症になると心不全につながることもあります。
・動脈管開存症
動脈管開存症は、通常は生後まもなく閉じる動脈管が開いたままになってしまう病気です。肺動脈から大動脈に本来流れるべきではない血液が流れることで、臓器に負担がかかります。咳や呼吸困難など、肺や心臓に関連する症状を引き起こします。
・心室中隔欠損症
心室中隔欠損症は、心臓の一部に穴が開いている病気です。心臓に負担がかかり、呼吸が速くなる、呼吸困難になるなどの症状が出ます。
先天性疾患と遺伝性疾患の違い
一方、遺伝性疾患は、遺伝子や染色体の異常が原因で起こる疾患を指し、生まれつき症状が現れるものだけでなく、成長してから発症するものも含まれます。
また、進行性網膜萎縮や変性性脊髄症のように、遺伝子の異常が原因でありながら成長後に発症する病気は、「遺伝性疾患」ではあるものの、生まれた時点では症状がないため「先天性疾患」とは呼ばないこともあります。
先天性疾患はペット保険の補償対象になる?
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免責事由に該当するのは、主に下記のようなケースです。
・先天性疾患
・既往症
・ワクチンで予防できる病気
・治療以外の費用
・災害による病気やケガ
・重大な過失によるケガ
万が一、虚偽の申告をしてペット保険に加入した場合は告知義務違反に該当します。
ペット保険加入後に先天性疾患が発見された場合の補償内容
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ここでは、ペット保険加入後に先天性疾患が発見された際の補償内容について、詳しく見ていきましょう。
ペット保険の補償開始後に見つかった先天性疾患のみ対象
たとえば、免責期間が30日だった場合、契約から30日が経過するまでのあいだに先天性疾患が見つかると、その治療費は補償対象外になります。免責期間中に始まった治療が期間終了後も継続している場合も、同様に対象外です。
なお、免責期間がないペット保険なら、補償が手厚くなるため保険料が高くなりがちですが、ペット保険加入後すぐに補償を受けることができる安心感があります。
ペット保険の該当契約期間中のみ補償
先天性疾患のある犬・猫におすすめのペット保険の選び方
先天性疾患のある犬・猫に向いているペット保険は、以下のような特徴があります。
■補償対象となる疾患の範囲が広い
■年齢制限がなく、生涯にわたって継続加入できる
■契約時・更新時条件がわかりやすく明示されている
■更新後も先天性疾患補償が継続されるか確認できる
加入前に各社の約款や重要事項説明書を確認し、不明点は直接問い合わせるようにしましょう。
ペットショップで購入したペット、先天性疾患があった場合の補償内容は?
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一方で、ペットは法律上「商品」として扱われるため、購入後に先天性疾患が判明した場合には、民法上の契約不適合責任に基づき、治療費負担などの対応を求められる可能性があります。
また、「交換対応を行う」という契約の場合、治療費の支払いではなく、別のペットとの交換が補償内容となります。交換を希望せず、一度迎えたペットと暮らし続けたいのであれば、治療費は自己負担になります。
ペット保険加入の際は、先天性疾患の補償について確認しておこう
オリコンでは、日本最大級の規模で実際の利用者による満足度調査を行い、毎年「ペット保険 オリコン顧客満足度ランキング」を発表しています。保険料はもちろん、ペットの種類別や適用内容別など、さまざまな視点でのランキングをご確認いただけますので、ぜひ保険会社選びの参考にしてください。
監修者まさの森・動物病院 院長 安田賢
日本獣医生命科学大学卒業。
幼少期より動物に興味を持ち、さまざまな動物の飼育経験を持つ。
2012年11月、石川県金沢市にまさの森・動物病院を開業。
・獣医がん学会
・日本エキゾチックペット学会
・鳥類臨床研究会(鳥類臨床研究会認定医)
・爬虫類・両生類の臨床と病理のための研究会
●まさの森・動物病院
※監修は医療情報についてのみであり、ペット保険への加入を推奨するものではありません。