増税後の投資市場に潜むチャンスとリスク 〜注目銘柄は「輸出関連株」

増税後の投資。注目の銘柄と、投資のタイミングの見極めとは? [拡大する]

増税後の投資。注目の銘柄と、投資のタイミングの見極めとは?

 いよいよ4月1日から消費税は8%に。消費増税が投資市場に与える影響について、ORICON STYLEではネット証券大手3社(SBI証券、GMOクリック証券、楽天証券)に緊急アンケートを実施した。結果、いずれも「影響あり」と回答。増税の影響を受ける投資市場で、投資家が取るべき対策法とは? また増税後に投資を行うメリットと予測可能なリスクとは?

■消費増税時の投資の注意点 〜「損きり対策」と「取引コストの上昇」

 投資の際に“最もやってはいけないこと”は、「状況判断が難しい時に株式投資を行うこと」。増税という普段とは異なる状況下であれば、ジャッジの難易度はさらに上がる。GMOクリック証券は“損切り”の対策として、一時的な株価下落が起きた場合に評価損を抱えてしまう可能性も視野に入れることを提案し、「過剰な株価上昇の期待は持たず、回復の見込みがないと思ったら早めに対策を講じること」と、その必要性を述べた。

 増税の影響を直接受けるのが手数料。楽天証券は、注意すべき点として「取引コストの上昇」に触れている。取引手数料のほか、投資信託の場合は信託報酬などに対しても消費税がかかることを考慮し、「実際の売買価格と取得平均価格との差が大きくなりやすい」とアドバイス。表示価格が“税抜き”か“税込み”かを確認することは、普段の買い物の時だけでなく、投資の場合でも重要項目といえる。

■注目銘柄は輸出関連株! 増税が及ぼす、投資市場へのメリットとリスク

 増税後の投資では、どのような銘柄に注目し、また投資のタイミングをどう見極めていけばいいのだろうか? 

 まず、消費税引き上げによるメリットをみていこう。投資家にとって“有利になる”と考えられる具体的な銘柄について、SBI証券はソニーやトヨタといった「輸出関連株に投資チャンスあり」と予想。増税に伴い、(1)輸出還付金増加への期待、(2)内需株の冷え込みが相対的に外需株に対して有利に動く、などの可能性を挙げた。続けて、電気機器や輸送用機器など典型的な輸出関連株に加え、「商社銘柄」にも株価上昇が期待できると予想している。

 次に増税後の取引で生じると思われるリスクとは。GMOクリック証券は、消費の冷え込みで景気減速が継続すれば「株価下落が続く可能性がある」との見解。楽天証券も「増税そのものが投資に与えるリスクは少ない」としながらも、景気悪化などが起こり、株式市場が下落した場合に「投資タイミングが難しくなる可能性がある」と指摘している。安値のタイミングで買ったつもりが、さらに下落する…という事態もゼロではないだろう。

 投資市場において、チャンスとリスクの両方の可能性をはらんでいるのが消費税引き上げ。その影響を予測し、リスクを回避できる策を講じたうえで、恩恵を受けたいところである。

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