2014年08月24日 10時00分

“株主優待生活”の桐谷氏、優待ブームと自身への注目度に驚き

『IRフォーラム2014東京』で行われた講演会で、最近の“優待ブーム”について語った桐谷広人氏。 (C)oricon ME inc. [拡大する]

『IRフォーラム2014東京』で行われた講演会で、最近の“優待ブーム”について語った桐谷広人氏。 (C)oricon ME inc.

 株主優待生活で話題の“桐谷さん”こと元プロ将棋士・桐谷広人氏が23日、東京・青山にあるテピアで開催された『IRフォーラム2014東京』の基調講演に参加した。今回の講演会も立ち見がでるほどの盛況ぶりで、満員の客席から盛大な拍手を受けて登壇。開口一番に「僕は“講演下手”なんですよ」と照れ笑いを浮かべつつ、「取材を受けていなくても、僕のことが書いてあるWEBニュースがあったんです。本当に驚きました」と、近況を報告。自身が思っている以上に、世間から注目されていることへの驚きを口にした。

 テレビや雑誌、講演会などで引っ張りだこの桐谷氏。多忙な生活が続いているようで、「今日は風邪気味で咳が出ます」と前置きしつつも、『桐谷さんが選ぶいい会社』をテーマに、株主優待の視点から見た“いい会社”について、45分の持ち時間を使い切って熱弁。最後はMCから「そろそろお時間が…」と、ストップを掛けられてのお開きとなった。

 前半は企業と株主の双方にとってメリットがある株主優待の魅力を、過去の事例と自身の“大損体験”などを交えて紹介。バブル時代は数百社しか株主優待を実施していなかったが、現在は1000以上の企業が実施しており、さらに優待を新規開始、または復活させる企業も着実に増えていると、“優待ブーム”の実情を明かす。

 後半は、昔と比べて現在の“投資に関する手数料のお得さ”を解説し、「ネット証券」誕生で、いかに投資が身近になったのかという点に触れた。「配当利回りが良く、お気に入りの優待がもらえる企業を見つけて、バランスの良い少額分散投資を」とアドバイスを送り、「株は、とにかく安い時に買うことです」と、投資初心者に株の心得を説いた。

 この日集まった聴衆は立ち見も含め、およそ250人。老若男女問わず幅広い年齢層が集まり、熱心にメモを取りながら話を聞く人や、中には講演会に何度も足を運ぶ“桐谷ファン”の姿も。主催の株式会社マジカルポケット・平田代表によると、同イベントへの参加者は昨年よりも増え、若手投資家も増加しているという。会場内には40企業の展示ブースが設置され、企業主催のセミナーのほか、小学校高学年向けのミニセミナーなども開催された。

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