2015年01月15日 08時30分
2014年版『年間収益率ランキング』発表 1位は「アドテック プラズマ テクノロジー」
2014年版「年間収益率ランキング」でトップ10にランクインした企業を発表(オリコンDサイエンス調べ) (C)oricon ME inc.
オリコンDサイエンスは先ごろ、企業の収益率に注目した『2014年版 年間収益率ランキング』を発表した。2014年1月6日始値と同年12月30日終値を比較して、1年間の収益率が高かった銘柄をランキング形式で紹介。株価だけでなく配当金込みの累積収益率で算出している。ここではトップ5の各銘柄に関して、変動理由として推測できる要因もあわせて触れていく。
<2014年版 年間収益率ランキング>
※【上場市場/銘柄コード】銘柄(年間収益率)の順で表記
1位
【東証2部/6668】アドテック プラズマ テクノロジー(640.72%)
プラズマ用高周波電源装置で世界3位を誇る企業。昨年は株価が約20倍に上昇する場面もあった。リニア新幹線や核融合実験炉、医療機器など、多彩な分野への展開が投機筋の資金を集めたのではないかと推測できる。
2位
【マザーズ/3624】アクセルマーク(510.47%)
インターネットやモバイル広告事業を手掛ける「セプテーニ」の子会社。現在、ブラウザソーシャルゲームからスマホアプリにシフト転換を行っている。セガネットワークスの『大乱闘!! ドラゴンパレード』など複数タイトルを開発中で、期待が先行していると思われる。
3位
【JASDAQ/9424】日本通信(461.12%)
NTTドコモ回線を使ったMVNO(仮想移動体通信事業者)を展開。2014年4月にイオンから発売された格安スマホとのセット商品を販売したことがきっかけで、人気化した。総務省によるSIMロック解除義務化による追い風もプラス材料となった。
4位
【JASDAQ/5162】朝日ラバー(444.91%)
自動車内装照明向けLED製品を製造している企業で、採用車種が拡大中。昨年はノーベル賞物理学賞で青色LED関連の受賞もあり、発表前から「LED銘柄」として注目を集めていた様子。
5位
【JASDAQ/5724】アサカ理研(443.18%)
独立行政法人日本原子力研究開発機構(原子力機構)と共同で開発を進めている“エマルションフロー法”により、希少金属類を廃液処理から精製することに成功。これが好材料となり、8日連続ストップ高を記録するなど株価が上昇した。
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