2017年01月25日 09時40分

初心者は要チェック! ネット証券「トレードツール」の活用法を伝授

投資家には欠かせない「トレードツール」の活用法を紹介する [拡大する]

投資家には欠かせない「トレードツール」の活用法を紹介する

 ネット証券で株取引をする際に利用する「トレードツール」。「取引ツール」などとも呼ばれる管理画面だ。会社四季報に掲載されている基本的な情報はもちろん、金融マーケットの情報や関連ニュースがリアルタイムで配信され、同時に株価の動きも見られるため、投資家にとっては必須アイテムである。

 そこで今回は、「まずは投資の練習をしてみたい」「ツールの使い勝手を比較したい」という初心者に向けて、トレードツールを活用した「デモトレード」の方法を紹介する。

■“無料トレードツール”で使いやすさを比較!

 トレードツールは証券会社によって仕様や画面デザインなどが異なり、パソコン版はもちろん、スマホ対応のツールも提供されている。なかには有料版もあるが、初心者であれば無料のトレードツールで十分だろう。主要なネット証券のトレードツールの特長は以下の通りだ。

(1)SBI証券「HYPER SBI」
 マウスでドラッグ&ドロップするだけで注文発注や訂正、取消が可能。初心者でも操作しやすい注文機能をはじめ、株価や市況など、取引に欠かせないさまざまな投資情報やサポート機能を提供している。

(2)カブドットコム証券「kabuSTATION」
 豊富な発注機能や幅広い投資情報を網羅した、自社開発の高速トレードツール。初心者のために約30分で主要機能をマスターできる「kabuステゼミナール」というコンテンツページも用意している。

(3)楽天証券「MARKETSPEED」
 20種類以上の分析チャートを提供。30種類近くの最新ランキングや関連ニュースなど、リアルタイムかつ豊富な情報で、初心者からアクティブトレーダーまで、幅広い層の投資をサポートする。

(4)マネックス証券「マネックストレーダー」
 株式取引、先物・オプション取引に対応する高機能のリアルタイムのトレードツール。「マルチ気配ビューア」や「リアルタイムランキング」など豊富な情報分析機能と、スピーディに発注ができる注文画面を搭載している。

■仮想取引ができる「デモトレード」

 トレードツールを使った取引に不安がある場合は、仮想取引ができる“デモトレード”から慣れてみるのもオススメ。上記で紹介したネット証券では、楽天証券の「MARKETSPEED」でデモトレードが行える。ダウンロードして利用申請すると、口座開設をしなくても3ヵ月間のお試しで利用できる。

デモトレードの特長は以下の通り。
(1)実際の取引と同様の操作で仮想取引ができる
(2)仮想取引の売買損益も管理できる
(3)取引データをCSV形式で保存したり、エクセルに貼り付けたりすることができる

 投資経験者のなかには、“お金を使わないと意味がない”と考える人もいると思うが、ツールの使い方に慣れていないと、誤発注などにつながる可能性もある。初めての投資に不安な人は、デモトレードで慣れてから開始しても遅くはないだろう。

 ネット証券は無料で口座開設ができるので、比較検討しながら、自分にとって使いやすいツールで取引を始めてみよう。

【文/江崎真奈美】
大学卒業後、会計事務所に勤務。その後、社会福祉法人をはじめ、地元の上場企業などで長年経理業務を担当。勤務していた事務所の閉鎖を契機に2016年に最短1年で1級ファイナンシャル・プランニング技能士、1種証券外務員、宅地建物取引士を取得する。FPとして独立し、執筆、講師業を中心に精力的に活動中。

【監修/SAKU】

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