株価急落に負けずお金を増やす方法とは? マネーに詳しいFPが伝授!【前編】

株式市場が大きく変動するような場面では、どのように取り組めば良いのか? [拡大する]

株式市場が大きく変動するような場面では、どのように取り組めば良いのか?

 マーケット(株式市場)において、事前にほとんど予測することができず、起きた時の衝撃が大きい事象を「ブラックスワン」という。たとえば、リーマンショックや英国のEU離脱(Brexit)、米国大統領選挙のトランプ氏当選もそうだ。多くの予想に反する結果に、日経平均株価は一時1000円以上も値下がりした。このような状況下では、タイミングよく投資してお金を増やすことは容易ではない。

 ところが、このような相場の下落局面であっても、積極的に資産運用を続けている人は多く存在する。株式市場が大きく変動するような場面でも、前向きに資産運用を続けていくには、どのように取り組めば良いのだろうか。

 今回は、中長期的に資産運用に取り組む上で大切なポイントを前後編に分けてお伝えする。前編では、資産運用における“3つのコツ”について確認していこう。

■資産運用の3つのコツ

【1】相場動向は毎日チェックしない

 資産運用を始めると損益が気になり、株価などを毎日チェックしがち。だが、実はその必要はない。資産運用については、短期的な視点で考えず、中長期的な方針を立てて取り組んでいくことが非常に重要だからである。短期的な変動が気になって狼狽(ろうばい)するのは、長期の運用方針がしっかりと決まっていないからかもしれない。中長期の視点で資産を増やしていきたいと考えているのであれば、日々の値動きをチェックする必要はないのだ。

【2】値上がりしそうなものを探さない

 最初から“これは確実に儲かる”と予想できたら、投資も簡単だろう。だが、そんなことは誰にも出来ない。資産運用の世界では、長期的な運用の成果を決定付ける要因として、「いつ/何に投資をするか」より、「どういった資産を組み合わせて運用するか」が大切だといわれている。安定的な資産運用を望むのであれば、儲かるものを探すのではなく、国内外の株式や債券への国際分散投資を心がけよう。この国際分散投資を徹底すれば、時間をかけることで資産を増やしていけるだろう。

【3】相場下落も楽しめるように

 積立投資を利用するなど、投資に回せる資金を一気に投入せず、待機資金を残しておくことも大切だ。価格が下落した場合には、追加投資を出来るくらいの余裕を持っておきたい。もちろん、右肩上がりの上昇相場が続けば、手元に資金を残さずに全額投資していた方が利益も大きくなるので、儲け損なってしまうかもしれない。だが、まとめて一気に投資すれば、大失敗してしまう可能性も高くなる。リスクを減らして、相場が急落しても「安く購入できるチャンスが来た」と余裕を持つくらいが理想といえる。

 「ブラックスワン」のような予期せぬ事態に慌てないためにも、長期での運用方針を決めて、全体のバランスを考慮しながら管理していくことが大切だ。後編では、実際に株式市場が急落した場合、具体的にどう取り組めば良いのかをお伝えしたい。

<記事/高橋忠寛(ファイナンシャル・プランナー)>
株式会社リンクマネーコンサルティング代表取締役。東京三菱銀行・シティバンク銀行を経てFPとして独立。投資助言業者として資産運用のコンサルティング事業を展開。公式サイト:http://link-money.co.jp/

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