猫や犬を飼うなら入っておきたい「ペット保険」の役割とは

 愛猫や愛犬だけでなく、うさぎや鳥といったペットを飼っている人にとって、彼らは大切な家族です。そんな家族が病気になったときのために、ペット保険に加入しておくことは大きな安心材料となります。

 ここでは、ペット保険についての基礎知識や保険会社選びのポイント、特に飼っている人の多い猫や犬の場合にどのような補償を受けられるかについてご紹介します。

ペット保険の基礎知識

 まず、ペット保険とはどういうものなのかについてご紹介します。加入することで具体的にどんなメリットがあるのか、また数ある保険会社から加入先を選ぶ際に、どのようなことに注意すべきかについても見ていきましょう。

■ペット保険の種類

 ペット保険とは、ペットが動物病院などで治療を受けたり入院したりした際にかかった費用の一部を、保険会社が負担してくれるサービスです。ペット保険を扱う会社は「損害保険会社」と「少額短期保険会社」の2種類に分けられます。加入できるペットの種類は、犬や猫のほかにもうさぎや鳥類など、さまざまな生き物をカバーしています。

 また、ペット保険には「定率補償タイプ」と「実費補償タイプ」があります。

 定率補償タイプは、発生した医療費に対して一定の割合で補償されるというものです。加入する保険や契約によって、補償割合は30〜100%まで変わってきます。一方、実費補償タイプは、発生した費用の実費を規定額の範囲内で補償してくれるというものです。

加入によるメリット

 ペット保険に加入しておくことで、医療費の補償以外にも次のようなメリットがあります。

・自分のペットが他人にケガをさせてしまったり、他人の物を壊してしまったりした際のトラブルに関する賠償補償
・ペットが死亡したときに発生する、火葬等の費用の補償
・事故や病気などによって、ペット用の車椅子が必要になった際の補償

 このように、人間の保険と同様、組み合わせる特約やオプションによって、安心できる補償が受けられます。

■ペット保険会社の選び方のポイント

 ペット保険の加入先を検討する際は、次のようなポイントをチェックすることをおすすめします。

・窓口精算に対応しているか

 窓口精算に対応していないペット保険の場合、請求の手続きが必要になります。請求期日が切れてしまうと、保険金請求ができなくなってしまうので注意しましょう。

・ペットが高齢になったときの掛け金は?

 ペット保険は、ペットが高齢になるほど掛け金も高くなります。ペットの平均寿命も考慮して、ペット保険に加入した際の保険料の総額を見積もってみましょう。

 ほかにも、獣医師への無料相談は可能かどうかなど、各種サービスを比較してみるのも大切です。

■加入前の注意点

 ペット保険には、加入にあたって注意しておくべきことがいくつかあります。

・年間の通院回数に制限を設けている場合がある
・1つの疾病における支払いに、上限を設けている場合がある
・1つの疾病で高額な保険金を請求すると、翌年度からはその疾病が補償対象外となる場合もある

 加入を検討しているペット保険の補償内容についてチェックし、口コミなども参考にすることをおすすめします。

猫の保険

 猫は犬と同様、飼育者がとても多い動物ですが、ペット保険への加入率は犬と比較するとかなり低いです。室内飼いだとケガや病気のリスクが低いと考える人が少なくないのかもしれません。しかし、猫には生活習慣病やかかりやすい病気もあるため、注意が必要です。また、平均寿命が延びたことで、高齢の猫も増えています。人と同じく高齢となると、がんなどの病気のリスクも高くなります。

■保険未加入の場合との治療費の差

 保険未加入の場合の、猫の通院や治療、入院などにかかる費用の例をご紹介します。

・胃腸炎…4日間の通院で計6万円程度
・膵炎(すいえん)…入院と通院で計20万円程度
・子宮蓄膿症…手術・入院・通院で計23万円程度

 ペット保険に加入しておくことで、多くの場合、50〜100%の補償を受けることができます。

■補償範囲

 猫の保険は、通院・手術・入院すべてが補償対象である商品がほとんどです。大きな病気でなくても、「具合が悪いときに通院して薬を処方された」場合でも補償を受けることができます。保険商品によっては、車椅子費用やペット葬儀の費用も補償範囲となっています。

犬の保険

 犬の場合も、高齢になるほど病気にかかるリスクが高くなります。生活習慣病やアレルギー、皮膚病などの罹患率も、決して低くはありません。

■保険未加入の場合との治療費の差

 猫と同様、犬も通院や手術、入院などの医療費は高額になってしまうケースが多いです。

・急性胃腸炎…5日間の通院で計7万円程度
・誤飲…入院と通院で計12万円程度
・膝蓋骨脱臼…手術・入院・通院で計30万円程度

■補償範囲

 猫と同様、犬の保険も通院や手術、入院すべてが補償範囲となっている商品がほとんどです。猫と共通することですが、ペット保険はワクチンなどの予防接種、去勢や避妊手術といった健康体への処置は補償範囲外となるため、注意しましょう。

いざというときのためにもペット保険に加入しておくと安心

 ペット保険について、基礎知識や猫・犬それぞれの補償内容などについてご紹介してきました。日本はペット保険の未加入率が欧米と比較して低いといわれています。しかし、愛猫や愛犬に治療や手術などが必要になったとき、医療費が原因であきらめてしまうのを避けるためにも、ペット保険への加入をおすすめします。
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