猫の白内障とは?症状や治療法、予防法について解説
猫の白内障は、人や犬と比べて発症が少ないといわれていますが、後天的な要因で発症することがあるとされていますので、飼い主は注意しておいた方がよいでしょう。今回は、猫の白内障の原因や治療法、予防法などについて解説します。
目次
監修者 ガイア動物病院 院長 松田唯
北里大学獣医畜産学部卒業後、千葉県内と東京都内の動物病院で勤務。2019年7月、ガイア動物病院開設、院長となる。
※監修は医療情報についてのみであり、ペット保険への加入を推奨するものではありません。
猫の白内障は目が見えにくくなる病気
猫が白内障を発症すると、次のような症状や様子が見られます。
・目が白く濁る
・瞳孔が開きっぱなし
・物によくぶつかる
・動きが鈍くなる
・飼い主と目が合わなくなる
・音に敏感になる
特に、片目のみ発症した場合は、目の濁り以外、進行するまでほとんど行動に変化がないかもしれません。
猫の白内障の原因
猫同士の喧嘩によって目に傷ができた、目の病気にかかったなど、目の炎症から白内障を発症することが多く、そのほかに糖尿病やぶどう膜炎といった疾患から併発することもあります。
まれですが先天性の場合もあり、シャム、バーマン、ヒマラヤン、ペルシャといった一部の描種は白内障になりやすいとされているため、注意しましょう。
猫の白内障の治療法
外科的治療では、濁った水晶体を取り出し、猫用の人工レンズを挿入することが一般的です。ただし、猫の白内障の外科的治療には専門的な施設が必要なため、行っている動物病院は多くありません。
猫の白内障の予防法
完全室内飼いにする
発症した後、視力が落ちると外での生活は難しくなるため、やはり室内で飼育したほうがいいでしょう。
定期的な検査
健康診断などの際に定期的に医師に確認してもらい、異常があればすぐに対処することが重要です。
猫の白内障は、早期に発見して対処しよう
動物病院は自由診療で、人間と違って医療保険制度もありません。診療費に不安がある場合は、ペット保険に加入しておくことをおすすめします。
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監修者 ガイア動物病院 院長 松田唯
埼玉県生まれ。北里大学獣医畜産学部卒業後、千葉県内と東京都内の動物病院で勤務。
2019年7月、ガイア動物病院(東京都杉並区)開設、院長となる。大学時代は医療の専門用語が苦手だったこともあり、治療法や薬について分かりやすく説明し、治療法のメリット・デメリットを理解して飼い主さまが選択できる診療を心掛けるようにしています。
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※監修は医療情報についてのみであり、ペット保険への加入を推奨するものではありません。