2014年11月29日 10時00分
“優待の達人”が伝授! 知って得する「3つのポイント」
“優待の達人”桐谷氏が実践する、優待をお得に使うための「豆知識」を紹介! (C)oricon ME inc.
現在、1000以上の企業が実施している「株主優待」。今年に入ってからの“株主優待ブーム”に乗って、株主優待付き銘柄に投資をした人や興味を持った人も多いのではないだろうか。そこで今回は、株主優待生活でおなじみの桐谷広人氏が優待品を無駄なくフル活用するための『3つのポイント』を紹介する。
【ポイント1】
買い物割引券は「消費税の扱い」に注目!
株主優待券を使って1000円分の買い物をする場合、優待券1000円と現金80円を支払うケースが多いが、中には“消費税込みの優待券”を発行する企業もある。例えば、500円優待券がもらえる『シダックス』(東証JQS・4837)の場合、消費税5%時は“525円券”として、消費税が8%になった今年4月からは“540円券”として使え、利用時に現金を支払わずに使い切れてお得だ。このような配慮に対して桐谷氏は「株主を大切にしてくれるありがたい企業」と高評価。
【ポイント2】
現物と金券、選ぶならどちらがいいのか?
優待品としてもらうなら、水や米などの“現物”と、クオカードや図書カードなどの“金券”のどちらがお得なのか。桐谷氏でも「判断は難しい」というが、例えば自炊を全くしない人はQUOカード、家族が多い人は米というように、それぞれのライフスタイルや家族構成などを考慮して選ぶのも一つの方法だ。
また、金券の場合で注意したいのは“近所に使える店舗があるか”という点。せっかくレストランの優待券5000円分をもらったのに、近所に店舗がなくて使えないというケースもある。企業側は飲料や食品など指定品と交換するなどの対策を講じる場合も増えているが、このような場合は「交換するよりも優待券を使うほうがお得なことが多い」という。
【ポイント3】
「カタログギフト」の注意点は?
株主優待は『自社商品詰め合わせ』など、企業が決めた商品を受け取ることが基本だが、最近増えている「カタログギフト」の場合、いくつかの選択肢の中から「好きな商品を選べてうれしい」と桐谷氏もお気に入りだ。ただ、申し込み締め切りが意外と早く、中には到着から1〜2ヶ月というものもある。もらい損ねを防ぐためにも、届いたらすぐに申し込む心構えを忘れないようにしよう。
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