少ない資金で株デビュー! 「単元未満株」制度とは?

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【表1】少ない資金で株デビューできる「単元未満株」制度を紹介 (C)oricon ME inc.

 投資や株にはさまざまな種類があるが、「単元未満株」というのをご存じだろうか。一般的にはあまり知られていないものだが、少ない資金で株デビューできるなど魅力もあるので、下記で紹介していこう。

 通常、日本株を現物株で買う場合、100株、1000株といった単元ごとの取引になる。たとえば株価が500円の銘柄に投資したい場合、売買単元が1000株なら500円×1000株=50万円なので、50万円の投資金額がないと購入できないことになる。

 実際、トヨタ自動車の株価は8077円なので、単元100株で約80万円の資金が必要。東京ディズニーランドを経営するオリエンタルランドも株価8241円だから、単元100株でやはり約82万円の資金が必要だ。つまり、銘柄によっては購入しようと思ってもなかなか手が出せないという現実があるのだ(株価は2015年7月28日終値)。

■「単元未満株」制度だと1株から購入できる

 だが、そうしたなかなか手の届かない銘柄も投資できる制度がある。それが「単元未満株」制度だ。単元未満株とは、一言でいうと1株から売買ができる究極の少額株式投資制度。つまり、通常トヨタ自動車を購入したい場合、約84万円を出して100株を購入しなければならないところ、単元未満株なら1株でも、10株でも、25株でも好きな単元だけ購入することができるのだ。

 とはいえ、単元未満株制度はどこの証券会社でも取り扱っている制度ではない。取り扱いのある主なネット証券は【表1】のとおり。カブドットコム証券、SBI証券、松井証券などで、会社によっては「プチ株」「S株」「ワン株」など愛称をつけて取り扱いをしていることもある。店頭中心の大手証券では「ミニ株」という名称で、単元の10分の1という単位に絞ってサービスを実施している場合もあるが、1株単位で購入できる単元未満株のほうが圧倒的に便利だ。

■利用する際の注意点!

 単元未満株は、上記で紹介したとおり、証券会社ならどこでも取り扱っている商品ではない。利用したい場合は、まず自分の利用している証券会社で取り扱いがあるかを調べて、もしなければ、どこか取り扱いのある証券会社に口座を開く、といった手続きが必要だ。

 また、基本的にほとんどの銘柄の売買ができるが、もともと1株単位で売買されるものは対象でないことと、ごく一部の銘柄は買い付けができないといった場合があるという点に注意が必要。

 さらに、一般的な現物株のように、取引時間であれば、市場価格で自由に売買ができるわけではないという点にも注意。成行注文しかできず、時間によって前場の始値か後場の始値となる。その銘柄が1日で大きく株価が動くことがあれば、思った株価とは違う価格で買い付けになることもある。

 【表1】のように、手数料も現物株に比べて割高になる点も注意。名義は自分名義となることが多いが、単元で保有していないので株主総会には出席できない。配当は持ち株に応じた金額を受け取れるが、株主優待は受けられない。

 現時点では、単元未満株を自動積立できるのは、カブドットコム証券のプチ株だけ。店頭中心で取り扱っている「るいとう(株式累積投資)」は、会社によっては毎月の最低積立額が1万円以上などと制限をしている場合が多いが、カブドットコム証券の場合、そういった制限はない。

 このように注意点も多いが、それでも、買ってみたい銘柄を少額で購入できる点はなんといっても魅力だ。先ほどのトヨタ自動車を1単元買う金額で、トヨタ自動車もホンダも、パナソニックも楽天も、すべてパックにして購入することも可能なのだ。いきなり50万円、100万円といった金額を投資して、株価が半分になったらどうしようと、なかなか株式投資に踏み切れない人も多いが、単元未満株なら、少額なだけに株デビューには最適ではないだろうか。

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