2018年07月24日 16時00分
ネット証券の移管手続き 気を付けたいことは?
さまざまな事情で「ネット証券の口座を移したい」と思ったものの、手続きに手間がかかりそうだと、先送りしている人もいるだろう。そこで今回は、ネット証券の口座を移す際に必要な手続きや注意点について確認しよう。
■ネット証券口座の移管とは
「移管」という言葉は聞きなれないかもしれないが、これは「管理を移す」という意味だ。株や投資信託、個人向け国債などの金融商品を証券会社に預かってもらい、管理を任せている形になるが、その管理場所を移すことをいう。
■口座管理と取引手数料の点でメリットがある
金融機関の口座を複数持っている場合、移管手続きによりひとつにまとめたら、口座管理が楽になる。また、取引手数料が安い金融機関に移管すれば、お得に取引ができるようになるだろう。これまで複数の証券会社の損益通算をするために確定申告をしていた人も、ひとつの証券会社の口座にまとめると、手続きがシンプルになるといったメリットが挙げられる。
■手続きは証券会社によって異なる
一般的に移管の手続きは、移管元の金融機関から書類を入手し、必要事項を記入して返送する。サイトに記入例があればそれを参考に、よく確認してミスのないよう手続きを進めよう。
証券会社によって手続き方法が異なるため、移管元、移管先それぞれのサイトで「移管」などのワードを入れて検索しよう。「サイトマップ」や「よくある質問」などから探すのもおすすめだ。金融機関によって異なるが、1〜2週間程度で移管できるケースが多い。
■移管できない商品があるので注意を
自分が持っている金融商品が移管先の金融機関で取り扱いがない場合は、基本的に移管できないので要注意だ。また、移管対象外の商品もある。さらに、証券会社によっては移管の際に手数料がかかる場合があるので事前に確認しておこう。
■ネット証券で移管する場合の注意点とは
ネット証券で移管手続きをする場合、基本的にWEBサイトや電話で申し込み、郵送で手続きをすることになる。店舗型証券なら窓口で説明を聞きながら手続きができるが、ネット証券の場合は基本的に一人で行うことになる。気づかないうちに手数料がかかっていたということを避けるため、注意事項をしっかり読みながら進めたい。また、不明点があれば、カスタマーセンターに電話をして聞くほか、最近はチャットで相談できるところもあるので、不明点をクリアにしたうえで進めよう。
手間は少々かかるが、移管することによって自分にとってお得になる場合もある。上記の点を留意しながら慎重に行おう。
(ライター:西山美紀)
ファイナンシャルプランナー。2児の母。これまでに1万件以上のマネーデータを分析し、500人以上にマネーの取材を行うほか、女性の生き方などをテーマに取材・執筆・記事監修なども行っている。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)。
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■ネット証券口座の移管とは
「移管」という言葉は聞きなれないかもしれないが、これは「管理を移す」という意味だ。株や投資信託、個人向け国債などの金融商品を証券会社に預かってもらい、管理を任せている形になるが、その管理場所を移すことをいう。
■口座管理と取引手数料の点でメリットがある
金融機関の口座を複数持っている場合、移管手続きによりひとつにまとめたら、口座管理が楽になる。また、取引手数料が安い金融機関に移管すれば、お得に取引ができるようになるだろう。これまで複数の証券会社の損益通算をするために確定申告をしていた人も、ひとつの証券会社の口座にまとめると、手続きがシンプルになるといったメリットが挙げられる。
■手続きは証券会社によって異なる
一般的に移管の手続きは、移管元の金融機関から書類を入手し、必要事項を記入して返送する。サイトに記入例があればそれを参考に、よく確認してミスのないよう手続きを進めよう。
証券会社によって手続き方法が異なるため、移管元、移管先それぞれのサイトで「移管」などのワードを入れて検索しよう。「サイトマップ」や「よくある質問」などから探すのもおすすめだ。金融機関によって異なるが、1〜2週間程度で移管できるケースが多い。
■移管できない商品があるので注意を
自分が持っている金融商品が移管先の金融機関で取り扱いがない場合は、基本的に移管できないので要注意だ。また、移管対象外の商品もある。さらに、証券会社によっては移管の際に手数料がかかる場合があるので事前に確認しておこう。
■ネット証券で移管する場合の注意点とは
ネット証券で移管手続きをする場合、基本的にWEBサイトや電話で申し込み、郵送で手続きをすることになる。店舗型証券なら窓口で説明を聞きながら手続きができるが、ネット証券の場合は基本的に一人で行うことになる。気づかないうちに手数料がかかっていたということを避けるため、注意事項をしっかり読みながら進めたい。また、不明点があれば、カスタマーセンターに電話をして聞くほか、最近はチャットで相談できるところもあるので、不明点をクリアにしたうえで進めよう。
手間は少々かかるが、移管することによって自分にとってお得になる場合もある。上記の点を留意しながら慎重に行おう。
(ライター:西山美紀)
ファイナンシャルプランナー。2児の母。これまでに1万件以上のマネーデータを分析し、500人以上にマネーの取材を行うほか、女性の生き方などをテーマに取材・執筆・記事監修なども行っている。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)。
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