猫の平均寿命は何歳?健康と長生きのためにできることも解説
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近年、猫の寿命は飼育環境や医療の向上などによって長くなっていますが、高齢になるとさまざまな疾患にかかりやすくなるため、注意が必要です。
本記事では、猫の年齢を人間に換算した場合に何歳になるか、猫の平均寿命、愛猫に長生きしてもらうために飼い主にできることなどを解説します。猫を飼っている人、これから飼おうと思っている人は、ぜひ参考にしてください。
目次
人間に換算した場合の猫の年齢
環境省が2018年に発行した「飼い主のためのペットフード・ガイドライン〜犬・猫の健康を守るために〜」によると、猫の人間換算年齢の目安は下記のとおりです。
人間換算年齢=24+(猫の年齢−2)×4
なお、猫が1歳の場合はこの計算式があてはまらず、人間に換算した場合の年齢は15歳で程度と考えられています。
■猫と人間の年齢換算表
猫の年齢 | 人間の年齢 |
1歳 | 15歳 |
2歳 | 24歳 |
3歳 | 28歳 |
4歳 | 32歳 |
5歳 | 36歳 |
6歳 | 40歳 |
7歳 | 44歳 |
8歳 | 48歳 |
9歳 | 52歳 |
10歳 | 56歳 |
11歳 | 60歳 |
12歳 | 64歳 |
13歳 | 68歳 |
14歳 | 72歳 |
15歳 | 76歳 |
16歳 | 80歳 |
17歳 | 84歳 |
ギネス世界記録では、38歳まで生きた猫が史上最高齢として認定されています。猫の38歳は人間に換算すると168歳となるため、驚くべき記録です。
猫の平均寿命
一般社団法人ペットフード協会の「令和5年(2023年)全国犬猫飼育実態調査」によると、猫全体、室内飼育の場合、室外飼育の場合の平均寿命は下記のとおりです。
猫全体の平均寿命
その背景には、キャットフードなどの食事の改善、獣医療の発達、室内飼育の増加などがあると考えられています。
室内飼育の猫の平均寿命
室内飼育をすると、外で事故に遭うリスクや猫同士で喧嘩する危険性も少なくなり、結果として長生きしやすくなります。愛猫と長くいっしょに暮らしていきたい場合は、室内飼育をするのがおすすめです。
室外飼育(放し飼い)の猫の平均寿命
室内飼育の猫に比べ、事故に遭ったり猫同士で喧嘩したりする可能性が高く、平均寿命が短くなっています。衛生面でも不安があるため、できる限り室内飼育にするといいでしょう。
愛猫が高齢になったら注意すべきこと
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また、猫は高齢になると運動量が減って、代謝も落ちるため太りやすくなり、関節疾患を発症する可能性が高くなります。
飼い主がこうした変化を見分けるのは容易ではありません。愛猫の体調が悪くなったと感じたら、放置せず動物病院で診てもらいましょう。
特に変化がなくても、高齢なら健康状態を確かめるため定期的に診てもらうことをおすすめします。
愛猫が長生きするために大切なこと
バランスのとれた食事
キャットフードを与える際に大切なのは、「総合栄養食」という表示があるものにすること。総合栄養食とは、猫が健康を維持するのに必要な栄養をバランス良く摂取できるキャットフードのことです。
基本的には、総合栄養食のキャットフードと水があれば愛猫の健康は維持できますが、与えすぎると肥満になってしまうため、適量を心掛けてください。
室内飼育
室外で放し飼いをすると、事故や猫同士の喧嘩、熱中症といったリスクを避けられません。
また、戸外の夏の暑さや冬の寒さは、室内に比べてストレスが高くなります。愛猫に長く生きてもらうためには、できるだけ室内飼育をするようにしてください。
定期的な健康診断
猫は人間と同様、年齢とともに体のさまざまな機能が衰え、ケガや病気になりやすくなります。定期的に健康診断を受けることで、病気の早期発見と早期治療につながり、長生きできる可能性が高まります。
猫に限らず、ペットの治療代は高額になるケースがありますが、ペット保険に加入しておくと、補償を受けられる可能性があります。定期的な健康診断に加えて、ペット保険にも加入しておくといいでしょう。
適度な運動
飼い主は、毎日よく遊んであげることはもちろん、室内飼育の場合はキャットタワーを設置するなどして、運動できる環境を用意することをおすすめします。
ストレスのない環境
特に猫は繊細な動物で、ストレスがかかると体調を崩しやすくなるため注意が必要です。部屋は清潔に保ち、寝ているときなどは静かにするよう心掛けてください。
また、猫は運動をするとストレスを解消できるため、日頃からよく遊んであげることをおすすめします。
猫の寿命に関する知識を身に付け、ペット保険に加入しよう
猫の平均寿命や人間に換算した場合の年齢に関する知識があれば、高齢化のタイミングがわかり、適切な対応をとることが可能です。愛猫が長生きできるよう、年齢に応じた対応や環境整備をすることをおすすめします。
また、猫を飼う際に注意が必要なのが、ケガや病気です。
猫は、年齢とともにケガをしたり病気にかかったりしやすくなります。治療代は高額になりやすいですが、ペット保険に加入しておけば補償を受けることも可能となります。万一の事態に備えるためにも、ペット保険に加入しておきましょう。
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